見出し画像

目指せ月収12万円ライター!     ライティング案件に応募する前にブログを書こう

以前に掲載した記事で紹介したとおり、経験ゼロの人がライターとして稼ぎたいなら、まずはブログを書くことを勧めます。

経験ゼロの人が仕事のオファーをもらうのは簡単ではありません。
立場を入れ替えて、クライアントの側から考えてみると、理解しやすいと思います。

あなたがクライアントとして誰かにテキストの制作を頼む場合、実績もスキルもわからないライターを選ばないはず。必ず、これまで書いたものが見られるサイトなどの判断材料を相手に求めますよね。

適切なニュースサイト等があればいいのですが、ない場合にはブログで代替できます。「私はこんな文章を書けるライターです」ということクライアントに示すもっとも手っ取り早い手段がブログなのです。


■アメブロorワードプレス メリット・デメリットを確認して決めよう


ブログの作り方としてメジャーなのがアメブロとワードプレスです。
それぞれ、メリット・デメリットがあるので、自分に合うものを選びましょう。

基本的には次のような考え方でOK.
・お金と手間をかけたくないならアメブロ。
・お金と手間をかけてでもカスタマイズしたい人はワードプレス。
・自分が書いたものに大きな価値がある、と考える人はワードプレス。

もっと詳しく知りたい方は自身でググってみてください。
後ほど別の記事で解説しますが、検索により必要な情報を取得するスキルはWEBライターにとって欠かせない能力の1つです。最初の練習だと思って、ぜひアメブロとワードプレスのメリット・デメリットを調べてみましょう。


■ブログは「宣伝媒体」だとしっかり意識しよう


ブログを書く上で、しっかり意識してほしいのは「宣伝媒体を作っているんだ」ということです。

好きなことを好きなように書くのはNG。クライアントがそのブログを見て、「この人に書いてほしい」「この人なら任せて安心できる」と感じるブログを制作しなければなりません。

そのためには事前にコンセプトをしっかり設計しましょう。こんな風に書くと、難しそうに思えるかもしれませんが、実は簡単な作業です。要するに、「クライアントが好みそうなライターX」とはどんな人物なのかを想定した上で、彼あるいは彼女が作りそうなブログを制作すればいいのです。

【クライアントが好むライターXの特徴】
①納期を守れる
②大人のコミュニケーションができる
③読みやすい文章が書ける

上から、クライアントが重視する順に並べました。つまり、一番大事なのは納期厳守、文章の質は3番目ということ。

では、ブログでこれらの要素をアピールするためにはどうすればよいのでしょう?

③は簡単です。書いた文章をクライアントはそのまま評価してくれるからです。

①については定期的に記事を更新することで、アピールできます。「マメな人」「真面目な人」というイメージをクライアントに与えられるのです。逆に言うと、1~3本程度書いたっきり放置はNG。「うちの仕事も放り出すのでは?」とクライアントが危惧するためです。

気をつけたいのが②。どんなに素晴らしい文章が書けたとしても、ここに問題があるライターと仕事をしたがるクライアントはいません。WEB記事のライティングでは顔すら知らない人同士が仕事をするケースが多く、トラブルが起きがちです。

ブログで人の批判記事を書いたり、コメントに対する対応がヒートアップしたりすると、クライアントは「このライターはヤバそう」と感じて、仕事の依頼を控えます。


■なにをどう書くか? ブログの評価は5つの要素で決まる

前項の「①納期」と「②コミュニケーション」については社会常識の領域であり、専門的な解説は不要だと思うので、ここでは「③読みやすい文章」について少し詳しく解説します。

文章の評価を決める要素は大きく分けて次の5つです。

①題材
②視点
③構成
④文体
⑤ボリューム(文字数)

わかりやすいように、私が作成しているこのnoteを分析してみましょう。

①題材:在宅でライターとして稼ぐ方法
②視点:ベテランライターとしてメンターの視点
③構成:おおむね序破急や起承転結を意識した3~5段構成
④文体:敬体(ですます)で、一文は短め
⑤文字数:2000文字くらい

これらの構成は読みやすさと信頼性をイメージしてもらうために決めました。
宣伝用のブログをあなたが書く際も、意識すべきことはほぼ同じです。

・読みやすい文章を書けること
・書き手が信頼できる人物であること

読み手にこれらのイメージを与えることが評価につながり、仕事の依頼につながります。


■題材選びはイメージを優先 

ブログでどんなことを書くのか――題材についてはかなり慎重に選ぶ必要があります。通常、題材を自由に選んでいい時は「よく知っていること」を書くべきだと言われます。

実際、経験を積めば、あまり知らない分野についても高品質のテキストを書けますが、経験値がまだ低い段階では、知識量によって内容だけでなく文章までヨレヨレになることが少なくありません。

ですから、まったく知らないことを題材に選ぶのは避けた方が無難です。ただし、知っている事柄ならなんでもOKというわけではありません。できるだけネガティブなイメージがある題材や興味を持つ層が限られる題材は避けて、「知的」「社交的」「明るい」といったイメージのある題材を選んでください。

適している題材は次のようなものです。

★レビュー系:書籍や映画、ドラマ、日用品、家電製品など、さまざまなアイテムに関する情報の紹介。

★ノウハウ系:料理や写真、動画編集、釣りなど、テクニックや知識を要する事柄について、読者が実践できるようなるべく具体的にノウハウを紹介。

★出来事系:キャンプや旅行など、自身が体験した出来事について、楽しさやワクワク感が伝わるように語る。

自分が詳しい分野にイメージのよい題材があればベストですが、そうでないなら題材は平凡でかまいません。平凡なことをしっかり書くことで、クライアント候補に好印象を与えられます。


■もっとも大切な情報 プロフィールをしっかり書こう

クライアントは記事と同じくらいプロフィールを重視します。書き手がどんな人物なのかを判断する最大のヒントだからです。

プロフィールは履歴書だと思って書いてください。特に、学歴や職歴、さらには人柄の判断につながる情報は非常に大切です。

また、「○○に詳しいかも」とクライアントに期待させる情報も重要です。たとえば、「子供のころは将棋道場に通っていました」というような情報が記載されていたら、関係するライティングの依頼がくるかもしれません。

気をつけてほしいのがペンネームです。できれば、本名で書くのが望ましいのですが、もしそれが難しい場合には、なるべく無難な名前を選んでください。


■細かな設定が苦手ならnoteがおすすめ


ブログとは少し毛色が違いますが、最近ではnoteというサービス(まさにここ!)が人気を博しています。ブログとどう違うのかについては、下記の記事がわかりやすいので、興味がある方は読んでみてください。
https://sayomimiheya.info/note-blog/

ブログとの違いをごくごく簡単にまとめると、以下のようになります。
【メリット】
・設定が簡単
・TwitterなどSNSとの相性がいい
・有料記事を設定して販売できる

【デメリット】
・デザインなどのカスタマイズができない
・アフィリエイトができない

宣伝媒体と考えるなら、noteは初心者ライターに適しています。
メリットの多くはクライアントとのつながりを築くのに役立ちますし、デメリットが足を引っ張ることはほとんどありません。

特に、ブログに必要な細かな設定が苦手、という人にとっては非常に使いやすいサービスです。


■まとめ


いかがでしたか? 初心者がライターとしての第一歩を踏み出す際、ブログがあるととても便利です。ただし、クライアントに好印象を与えるのが目的なので、自己承認欲求や表現したいという欲求を抑えて、宣伝に徹する必要があります。

そういう意識で文章を書くことはプロのライターにとって非常に重要です。ブログの作成は最初の訓練だと思ってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?