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映画を観るとき視線と把握すること

瞬きもせずに映画を直視するのは無理だ、瞬きは一度ぐらいはするはず。映画を観る最中、ワタクシは映画全体を把握しながら観賞している。映画という映像表現は全体を把握しながら距離を保ち情動性への回避を心掛けるべきではないかと思う。視線が一点集中してしまう傾向にある人は全体性への客観性が希薄かもしれない。街を歩く人の多くはすれ違う人を視ていない、視線が定まらなく、視野の外側に他者が常に存在していて、その外側の他者が何事かのアクシデントが発生すると視点の内側の存在になる。視点で人を把握する判断力が弱体化している現代人が映画やその他の芸術表現を目で視て観賞し判断するという発想に辿り着けない。映画を観賞する行為はただ単純に映画を楽しむ以上に社会と世界の思考力と判断力を養う要素があるということ。

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