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【令和のブラックマンデーから約1カ月】あなたの心のリスク許容度はどうだった?

おはようございます。ひらっちです。めちゃくちゃ久しぶりの更新ですが、皆さんはいかがお過ごしでしたか?

僕は8月上旬に体調を崩し、そのまま最大の繁忙期である収穫時期へと突入。その後もライターの取材や原稿に追われ、例年以上にハチャメチャな8月でした。月末になってやっと落ち着いてきましたが、なかなか体調は戻らず。どうなることやら……。やっぱり健康って大事ですね。

<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。ご興味のある方はぜひご覧ください(^^♪


■令和のブラックマンデー、皆さんはいかがでしたか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」「投資」をテーマに書いてみたいと思います。

noteの記事更新が途絶えて早いもので2カ月あまり。この間に世の中ではいろんなことが起こりました。また機会があれば一つひとつ面白い話題を拾っていければと思いますが、お金に関する最大のトピックと言えば、やはり「令和のブラックマンデー」でしょうか。

今年から新NISAが始まり、「これを機会に投資を始めてみよう!」と新たな一歩を踏み出した方も多かったはず。そこに初めてやって来た未曽有の株価暴落です。あまりの暴落ぶりに「投資熱が一気に冷めた!」という方も結構いらっしゃったかもしれませんね。

このnoteでは再三にわたって「長期投資」をお勧めしています。世界に分散されたインデックスファンドをコツコツと積み立てていく投資手法です。

長年のデフレからインフレへと世界が変わり、単に預貯金を増やしているだけでは「実質的に目減りしていく状況」が生まれています。このインフレリスクを回避する意味でもが、今後はより一層「投資」が大切になってくるはずです。

ただ、長期間にわたって投資をするということは、いつか必ず「暴落」を経験することになります。僕もそうでした。

僕が投資をはじめてしばらく経った頃、あのリーマンショックが発生。それまでの運用益は一気にマイナスへと転落し、その後もしばらくプラスに転じることはありませんでした。その後は順調に株価が回復し、資産を増やすことができたわけですが、こうした暴落は、数年に1回の頻度で起こります。

この時にじっと耐え、淡々と投資を続けられるかどうか。それが長期投資を行ううえで、最大かつ唯一といってもいいくらい重要なポイントです。

■人間は、損失に対して大きな痛みを感じるようにできている?

人間というのは、利益が出た時の喜びよりも、損失が出た時の痛みの方が大きく感じるようにできています。これは、私たち人間が自然と対峙し、常に危険と隣り合わせで生きてきた時代の名残です。

一度の失敗で命を落とす危険すらある。そんな状況で生きていくため、リスクに対してより敏感に反応してしまうのは、当たり前の進化の過程だったと言えるでしょう。

ただ、これはあくまで一般論。一人ひとりに個性があるように、リスクに対する感受性にも個人差があります。損失に対してどれくらいの痛みを感じるのか。これは人によって大きく異なるわけです。

投資の世界では、一般論として「まずは生活防衛資金を貯め、余裕資金で取り組もう」と言われることが多いです。余裕資金が準備されていれば、心にゆとりを持てる、V字回復を待てないで狼狽売りするのを防げる、といった意味合いからそう言われるわけですが、僕は「これも人によるよね」と思っています。

で、今回起きた「令和のブラックマンデー」です。

もしあなたが何らかの形で投資をしているとしたら、今回の株価の乱高下で、自分自身の心の状態がどれくらい乱高下したのかを改めて見つめ直してみるのがいいかもしれません。

仕事中にも気になって仕方がなかった?

それとも、全く気にせず冷静でいられた?

人にとって心の動きはさまざまだと思います。もし「めちゃくちゃ気になった」のであれば、現在の長期投資のスタイルは、あなたの「心のリスク許容度」的には、ちょっと過度にリスクを取りすぎているのかもしれませんね。

■まとめ

世間で言われる投資の教えは、あくまで「万人向けのベターな解答」です。「あなたにとってのベストな解答」ではない。それを見つけるのは、誰でもありません。あなた自身です。

「令和のブラックマンデー」は、まさに新NISAを始めたばかりの人が、絶妙なタイミングで「暴落というのはこんな感じで起こるのね」「こんな気持ちになるんだね」といった気付きを得る良い機会になったのかな、と個人的には感じています。

一見すると悪い出来事が起きた時ほど、今後に生きる学びがたくさんある。自分で事業を営み、いろんな経営者さんとお話をするなかで、そう感じることは本当に多いです。

「失敗は成功への過程である」とはよく言いますが、常にこうした心持ちで人生を歩んでいけると、失敗を過度に悲観することなく楽しく生きられるかもしれませんね。

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