見出し画像

お悩み相談#3 法律に特化したいが案件が見つからない。不動産・金融ジャンルに特化すべき?

こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
「Webライターのお悩み相談室」へのご相談ありがとうございます!

今回のお悩み相談はこちら。

ご相談内容
お世話になります。

今月から、Webライターとしての活動を始め、クラウドワークスの案件に募集し始めた者です。お聞きしたいのは専門分野やオススメの本についてです。

私は行政書士や宅地建物取引主任者(宅地建物取引士)を持っています。よって法律系の特化ライターを目指そうと考えています。

私は離婚の特化ブログを運営していたので知識はあります。よってクラウドワークスで離婚の案件を調べてみたのですが、ほとんどありません。加えて、市場規模が非常に大きいとされている相続の案件も見かけません。

法律分野は高単価な案件が多いとの解説をよく見ますが、離婚や相続などの一般民事の記事は需要はあまりないように思えます。それとも実際に士業をしている方にしか案件が回らないのでしょうか?

もしそうで.あれば、まったく実務経験はありませんが宅地建物取引主任者の資格はあるので、不動産、または金融系の特化ライターにしようと考えています。どちらもクラウドワークスでも多くの案件が募集されてるし、高単価だからです。

知識をつけるうえで、不動産・金融系のオススメの本あれば教えていただきたいです。

以上、よろしくお願いいたします。

行政書士や宅地建物取引士の資格はWebライターの仕事にも役立ちます!ただ、どのような方向性で活かせばよいのかわかりにくいですよね。
今回は、Webライターにおける法律分野の案件不動産or金融ジャンルに特化したWebライターについて解説します。

一般民事に関する記事の需要について

Webライターに依頼される記事の多くはSEO記事。つまり、単なる読み物ではなくWebからの集客を見込む記事を書くのが仕事です。

離婚に関する記事の読者は、おそらく「離婚したい人」が多いのではないでしょうか。したがって、離婚したい人をターゲットとする企業がクライアントになると考えられます。たとえば、弁護士事務所、弁護士紹介サービスなどでしょうか?離婚ジャンルに詳しくないので正確なことはわかりませんが、なんとなく市場規模は大きくない気がします。
離婚ブログを運営されている質問者さんなら、広告主からクライアントとなる企業の特徴がわかるかもしれません。

相続に関する記事の読者は、「自分の終活を考えている人」「親族亡き後の相続について知りたい人」「既に相続が始まっている人」などが考えられます。
このような人を集客したいのは、弁護士、司法書士、行政書士、税理士、不動産会社、遺品整理業者、葬儀屋など。離婚ジャンルと比較すると、「相続について知りたい人」を求めている業界が多いので案件も多いといえそうです。
不動産ライターとして活動する私も相続に関する記事執筆の依頼はよくあり、相続ジャンルは需要があると感じています。

Webライターにおけるジャンルごとの需要は、そのジャンルから展開されるサービス内容に影響を受けます。特化ブログを運営されていた方ならASPの登録はされていますか?ASPの広告数と単価はWebライターの需要にも通ずるところがあるので参考になると思いますよ。

クラウドワークスで法律系の案件が見つからない理由

クラウドワークスで法律系の案件が見つからない理由を私なりに推測してみました。

一つは、クラウドワークスで一般募集されている案件は初心者向けが多いからではないでしょうか。専門性の高さが求められる案件は個別に依頼するケースが多いので、一般募集される案件は少ないように感じます。

もう一つは、「法律系」として募集されない可能性があることです。
たとえば、「不動産会社のコラム記事」「遺品整理業者のWebサイト」にあるジャンルの一つが「相続」である場合、記事を大量に募集するため「不動産ジャンルの記事執筆」「遺品整理に関する記事執筆」のような記載になってしまうかもしれません。

離婚も相続もクラウドワークスでまったく案件がないわけではないと思うので、定期的に確認すれば案件を見つけられる可能性があります。
プロフィールで「離婚の特化ブログを運営している法律ライター。行政書士の資格もあります」などアピールできれば、声がかかることがあるかもしれません。
「実際に士業をしている方にしか案件が回らない」ということもないと思います。実際、士業の資格がない私に相続の執筆依頼があるので……。

ちなみに、専門性の高い資格や経験がある人は「記事監修」の仕事もあります。記事監修できる専門家を募集しているサイトもあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

不動産・金融特化ライターを目指すべきか

不動産・金融ジャンルのサンプル記事を書いてみる、もしくは案件に挑戦してから特化するか考えてみてはいかがでしょうか?

質問者さんは「今月から、Webライターとしての活動を始め、クラウドワークスの案件に募集し始めた」とのことなので、まずは色々なジャンルに挑戦してみて自分に合うものを探した方が良いと思います。
私はジャンルを絞って特化した方が良いと考えていますが、幅広いジャンルで楽しく書きたいという意見もあります。考え方に正解・不正解はないので、質問者さんに適した案件の選び方ができると良いですよね。

不動産・金融系のおすすめの本についてよく聞かれるのですが、おすすめは特にありません…。
大変申し訳ないのですが、不動産については実務で学んだので初心者向けの本を読んだことがないのですよね。
金融系ジャンルに関して、株式投資やインデックス投資の本はいくつか読みましたが、おすすめかと言われると悩みます。私の場合、本を読むより実際に投資の経験をした方が勉強になりました。金融系についてはFPの資格勉強が幅広く学べて良いと思っています。

もしこの回答を読んでくださった方の中で、これから不動産・金融ジャンルを学びたいWebライターにおすすめの本をご存知の方がいましたら教えてください!私も読みます。

始めたばかりだと、どんな案件を獲得して、どんなWebライターを目指せばいいのかわかりにくいですよね。「自分にできそうなこと」「興味のあること」を軸に挑戦していくと、方向性が見えてくると思いますよ。
実際に経験してみることが大切です。応援しています!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?