副業ライター5年目に聞いた! 挫折を乗り越えたきっかけと継続の意欲を保てる理由とは
副業を始めるにあたってWebライティングのお仕事を選んだものの、
「本業と並行して続けるのがしんどい」
「このまま続けていていいのかわからない」
などと、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回インタビューをしたとも*さんも同じように悩まれていましたが、副業としてライターを5年も続けられています。
そんなとも*さんにお仕事の内容や1日のスケジュール、さらには挫折を乗り越えたきっかけや副業を続けられている理由を伺いました。
「本業と副業を両立するヒント」や、「自分に合った副業の続け方を考える手がかり」になれば幸いです。
実際にとも*さんが撮影した写真
※ライターゼミとは、Webライター向けのオンラインコミュニティー。
「ひとりではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。続けられる場所。」をコンセプトに、さまざまな活動をおこなっています。
ライティングと写真撮影を請け負う副業ライターとも*さんの活動とは?
ーー ライター(副業)歴はどのくらいですか? 今まで受けてきたお仕事と今受けているお仕事についても教えてください。
とも*さん(以下とも*)
2018年からなので、5年ほどですね。
副業を始めた当初は、アンケートが中心でしたが、次第にライティングに関する案件にもチャレンジするようになりました。
リライトや、ドラマや映画など自分が好きな作品についての記事執筆、オウンドメディア記事の作成などに取り組んでいましたね。
今は、趣味の一つであるカメラを活かして、スナップ写真の撮影とそれに対して3行くらいのコメントを入れるお仕事を主に受けています。
最近リライトのお仕事をいただいたので、並行して進めていけるように「時間を作らないとな〜」と思っています。
限られた時間を最大限に活用! 副業ライターのスケジュール
ーー 1日のうちどのくらいの時間を副業にあてられていますか?
とも*
土日と、平日の22時以降から2〜3時間程度ですね。
スナップ撮影のお仕事は、日中に時間が割ける土日に集中して撮影しています。
太陽光があるほうが綺麗に映るので、撮影する物の数を6品ぐらいに調整してもらって、土日で撮りきっていますね。その写真を火曜日ぐらいまでに編集してInstagramにあげるようなスケジュール感です。
平日は、義母と同居している都合もあって、どうしても22時以降から0〜1時くらいまでと使える時間が限られています。
受け持っている案件がその2〜3時間で終わらなければ、眠気覚まし系のドリンクを飲んで作業することもありますね。
ーー わかります! 私もエナジードリンクを飲んで、夜の眠気と戦いながら作業していました。
とも*
でも、結局眠たくなりますよね? 私は気付いたらパソコンの画面に同じ文字が「gggggggg…」と表示されていたりして(笑)
次の日もしんどいですし、「本業に支障が出かねない!」と思うこともあるので、朝型に切り替えたほうがいいと思っています。
ただ、タイムスケジュールが組めていないから「朝の時間で終わるかな?」と不安になってしまって、一歩踏み出せないんです。
物事にかかる時間をきちんと把握して、スケジュール通りに進めていけるようになったら、朝活に移行したいと思っています。
7つのスキルでライティング以外も対応可能! どんどん学べる秘密は?
ーー とも*さんは事務系のスキルが2つ、画像編集に関したものが2つ、デザイン関係が2つ、動画関係が1つと、合計で7つのスキルを持っていますよね。時間がない中、新しいスキルを身につけようと思える活力はどこから湧いてくるのですか?
とも*
「学んだことを生かすにはどうしたらいいのか?」ということを常にどこかで考えていて、派生するスキルを身に付けたくなるのが理由だと思います。
あと、夫いわく「少しでも隙間時間があると、その時間を有意義に使いたい!と思う性格」だそうです(笑)。
カメラでの撮影は、ライターでカメラ撮影もできる方が多くて、「かっこいいし、自分も撮影できるようになりたい」と思ったのがきっかけでした。
撮影技術を学んだら、「じゃあ、撮ったものはどこで表現したらいいんだろう?」という考えに至り、Instagramについて学んで……その次は「カメラは静止画だけど、静止画をつなぎ合わせたら動画になるな」と思って、それなら動画も学んでみようかなと思って今に至ります。
今いただいているスナップ写真のお仕事も、カメラのスキルとライティングのスキルを掛け合わせたものなので、お仕事の幅は少し広がりました。
副業ライターを始めた理由とは? 始めるのと続けるのでは大違い?
ーー そもそもライターを始められた理由は何なのでしょう?
とも*
もっとわかりやすい文章を書きたいと思ったのが最初のきっかけですね。
もともと小学生以下の子どもたちと触れ合う団体に所属していまして、そこの部長になったときに、子ども新聞のようなお知らせを作ることにしたんです。
わかりやすく簡潔に書いているつもりでも、自己流だと限界があると感じていて。ちょうどそのときに、みんなのカレッジで文章について学べることを知りました。
それで、学んでいたら「どうやらお仕事にもなるらしい」ということを知り、本業の事務でパソコンを触っているので「自分でもできるのではないか?」と軽い気持ちで取り組み始めたんです。
でも、続けるとなると、こんなに大変なものだとは思いませんでした。
「時間がない」「思うように稼げない」変わらない現状に挫折しそうに
ーー 「ライターを続けるのがこんなに大変だと思わなかった」とおっしゃっていましたが、具体的にどのようなことが大変だったのでしょうか?
とも*
どうしても本業との兼ね合いもあり、コラム記事などを書こうと思うと、十分に時間が取れなくて……。
ライターってただ書けばいいのではなくて、リサーチや構成の作成などに時間がかかるじゃないですか。でも、思うように時間を割けない。
あと、理想ではもっと稼げると思っていたのですが、副業にしっかりと時間を割くと「死んじゃうかも?」と思うくらい、スケジュールに無理が出てきてしまったんですよね。
稼げている人を羨ましいと思いつつも、本業もあるのでこれ以上身動きも取れないし、そのジレンマで、ライターがしんどい時期もありました。
そこで他のスキルも身に付けたものの、広く浅く学んでいるので、専門性の高いお仕事を受ける自信は持てなくて。
現状を打破するためにいろいろなスキルを学んだつもりが、逆に何をやっているのかわからなくなってしまったんです。
先輩の言葉が挫折を乗り越えるきっかけに。 目指すべきライター像が見えた瞬間
ーー 本業もある中で、副業のための時間を捻出しようと思うと、自分の時間を削るしかないですものね。そんな苦悩の中ライターや副業を続けられているのはなぜですか?
とも*
活動方針が変わったからですかね。
みんなのカレッジ「副業・フリーランスコース【実践編】」を受講したときに、メンターを担当してくださったのが、ライターゼミのメンバーでもあるハセガワナナミさんだったんです。
そのときに、「自分らしさ」を大切にすることについて話してくださったのがきっかけです。
「背伸びせずに等身大でお仕事を受けていく」という考え方なんですけど、それが私にとっては目から鱗でした。
通常であれば、自分の実力よりも少し背伸びした案件に応募することが多いと思うんですよ。
そうではなくて、「肩肘張らずに自然体、ありのままでいられる案件に応募する方法もあるんだ」と気づけたんです。
そういうスタイルでお仕事に臨むことが「すごくいいな。長く続けていく秘訣になるな」と感じて、少し肩の力を抜いて、ライターも副業も続けていこうかなと思えたんですよね。
ーー ライター業や副業は孤独になりがちなので、周りに悩みを分かち合える方や相談できる方がいるだけで全然違いますよね。
とも*
周りの方との交流は本当に大切だと思います。
思い返せば、ライターとして活動しだした初期の頃から、周りの方に支えられていました。
みんなのカレッジのWEBライターコース【中級】を受講していたときも、メンターの山口ちゆきさんが「とも*さんの書き方、好き!」と言ってくださったんです。
私からすると、「こんな書き方でいいのかな?くだけた書き方になっていないかな?」という不安もあったんですけど、その言葉がずっと心に残っています。
それが今リンクして「私らしさって、もしかしたら“そういうもの”なのかもしれない」と思うようになったんです。
「先輩たちみたいな記事を書かなくちゃ!」と思うから、いろいろなことが気になって身動きが取れなくなっていたんですけど、“私”を必要としてくれるクライアントさんもいるかもしれないじゃないですか。
だから私らしくライターや副業を続けていく中で、「私のスタイルを必要としてくれるクライアントさんと巡り合えれば一番いいのかな」と思えるようになりましたね。
どうしてもライターを続けたい! その意欲を保てる理由とは?
ーー 稼ぐためにはどうしても「必要とされる人にならないと!」と思いがちなので、「“私”を必要としてくれるクライアントさんを探す」という考え方にはハッとさせられました。周りの方々の言葉がとも*さんを支えているんですね。
とも*
そうですね。それだけでなく、ライターゼミのメンバーのように「相手のいいところを的確に言葉で表現したい」という思いも、ライターを続けたい理由です。
私は、どちらかというと言葉に圧があるタイプなんですよ。
だからこそ、気をつけるようにしていますし、いろいろな人との触れ合いを重ねて少しずつ変わってきているとは思うんです。でも、まだ褒めることに苦手意識があって、思うようにできなかったり、語気が強かったりするのが気になっています。
その点ライターゼミのメンバーは、相手のことをちゃんと見て、その人となりを的確に表現しつつ、ふんわりと包み込むような言葉を掛けられる方ばかりなんですよね。
私もゼミメンバーのように、豊富な語彙力で、その人や状況にぴったり合う優しい言葉を掛けたいんです。
「今日、よかったね」だけじゃなくて、「今日、●●の××がよかったね」といったように具体的に言葉で伝えられるようになりたいんですよね。
ーー とても共感できます。自分が思っていることを100%その通り言葉で伝えられるかというと難しい。でも、自分以外のゼミメンバーは、気持ちや考えを表現するのに最も適した言葉を、スッと引き出しから出しているように見えますよね。
とも*
そうなんですよ。今の自分は思うように言葉が出ないから、本を参考にしてみたり、検索してみたり……それでもピタッとはまる言葉が見つからない。
先輩たちがサラッと表現できるのは、日頃から言葉と向き合ってライティングをしているからなんだろうなと思います。
自分の想いをブレずに言葉にするには、やっぱり書く必要があるということを実感しているので、どうしてもライターに惹かれちゃうんですよね。
一人ではできなくても、仲間がいると頑張れる
本業と副業を並行していく中で悩み、挫折しそうになりながらも、やりたいことやなりたい自分に気付いたとも*さん。
一人で活動を続けるのではなく、共に頑張る仲間がいる。そして、その仲間たちからの言葉をしっかりと受け止めているからこそ、「肩肘張らず自然体でいること」を大切にした新たな活動スタイルで進んでいくことができそうです。
ライターや副業の活動に悩んでいるときは、まず同じ環境の人とつながってみることが悩みの突破口になるかもしれません。
また、さまざまな方の活動を知ることで、参考にしたいライター像や働き方に出会える可能性が広がります。
ライターBOXには、他にもライターゼミに所属しているメンバーのインタビュー記事がありますので、よろしければのぞいてみてくださいね。
ライターや副業、目標に向かって頑張る仲間やつながりが欲しくなった方は、ライターゼミへ入会してみませんか。
共に支え合い、チャレンジを続けている仲間たちが、あなたのチャレンジも応援します。
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執筆者プロフィール:ふむりん
本業、副業ともにライターとして活動中。本業では健康食品を扱う通販会社のキャンペーンの企画からメールマガジン・ランディングページ作成まで、CRMに関する業務をライターとしてサポート。
副業ではSEO記事・オウンドメディア記事などの構成作成、執筆を請け負う。
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