「自分マーケティング企画」 STEP1のワークで得た大きな気づき!その1「自慢は自分ができることを伝えるツール」
こんにちは、ライターゼミメンバーのヒッチと申します!
「ひとりではできないチャレンジを、仲間がいるからできる。続けられる場所。」というコンセプトで活動しているライターゼミでは、今年(2022年)に入ってから始まった「自分マーケティング企画」が目下進行中です。
「自分マーケティングって、一体なんだろう」と思った私ですが、「なんでもやってみたい!」という好奇心だけは旺盛なので、迷わず参加しました。
これまで「自分マーケティング企画」で5つのワークを行ってきたのですが、これが、私にとって新たな発見の連続だったのです!
自分について改めて考えるきっかけになり、ほんの少しだけど、自分に対する肯定感が高まりました。
また、かっこつけずに、自分らしさをアウトプットしてみようと思えるようになったんです。
そこで、この記事では、ライターゼミで目下進行中の「自分マーケティング企画」のワークからSTEP1の前半の2つのワークについて、実際にやった内容とその感想をお伝えします。
「自分を社会の中でどうやって活かしていったらいいんだろう」と私のように悩んでいる人には、自己理解の試みとして実際にやってみることをオススメします!
1.自分マーケティングは自己理解から
最初、「自分マーケティング企画」ってなんだろうって思った私ですが、マーケティングという言葉は聞いたことがありました。
マーケティングという言葉について、とりあえず、手元にある電子辞書で調べてみると、こう書いてあります。
つまり、マーケティングとは、市場のニーズを探って、そのニーズを満たすような商品を開発してそれを売る手段を考えること。
それを「自分マーケティング」に置き換えると、自分が世の中で必要とされるところを探し、自分を売っていくということになります。
しかし、世の中に自分という価値を提案し、それを買ってくれる市場を生み出すためには、その前に、なによりも自分自身が自分の価値を知らなければなりません。
というわけで、ライターゼミのイベントとして、私たちは、自分が活きる場所を見つけるための第一歩として、「そもそも自分ってどんな人だったっけ?」ということを探るワークにチャレンジしました。
2.自分を理解するためのSTEP1のワーク
2-1 「自分の自慢を50個書いてみよう」
まず、ライターゼミの「自分マーケティング企画」の提案者の桜会さんから、私たちに与えられた最初のワークは「自分の自慢を50個書いてみよう」というものでした。
「自慢を50個も?! そんなに書き出せるだろうか?」と思いました。
しかも、それを書いたらみんなに公開するようにとのこと。
うーん、これはなかなか難しい課題かもと思いました。
しかし、そんな私の不安は、クラウドワークスの澤田さんがやってくださった「自分マーケティング」についての講義で吹き飛びます。
澤田さんがおっしゃるには、「自分マーケティング」では、自分自身の内にあるものに気づくことが大事なのだということでした。
そして、これからやるワークは “正直に生きる「自分の在り方」を探るためにやる課題” とのこと。
この言葉が、私にはけっこう刺さりました。
「なぜ50個も書くのか」ということに対しては次のような理由があるとのこと。
10個くらいの自慢だと、私たちは「世間一般にいいと思われていること」をついつい書いてしまうそうです。
30個超えたあたりから、搾り出そうとするので、今まで自分が気づいていなかった自分が出てくるらしいとのことでした。
そう聞くともう、一体どんな自分が出てくるんだろうという、ワークに対する意欲が爆上がりです。
おかげでこのワークに、ワクワクしながら取り組むことができました。
ところが、やりはじめてすぐ、自分の自慢を10個ぐらい出したところで、「うーん、もう出てこない」と行き詰まってしまいました。
澤田さんが言っていた通り、私は、知らず知らずのうちに一般的にいいと思われているものから、自分の中にある性質を探して書こうとしていたのです。
でも、それだと50個のリストを埋められません。
「うーん、どうしよう」と悩みながら、私はそのうち、自分の中ではなんとなく輝かしいかなと思うような過去のできことについて書きはじめました。
それから、さらに何か搾り出そうと私は自分ができることについて書いていきました。
そうやって、なんとか50個の自慢のリストアップが終了。
このワーク、本当に時間がかかりました。
提案者の桜会さんはじめ、先にリストを仕上げた方がライターゼミ内で公開してくださったのを見ながら、「なるほど、こんなことを書いてもいいんだな」という感じで、少し真似したりしながらまあなんとか頑張ってやったという感じです。
ちなみに、私が最初の方に書いたのは、
「人を励ますのが得意」
「人のいいところを見つけるのが得意」
「優しい」
など、一般的にいいとされている性質。
そして、次に書いたのが、
「小学校の時、劇でものぐさ太郎の役(主役!)を演じた」
「中学生の時、美術展に入選したことがある」
「ドイツ語が得意だったので、就職していた時、海外出張にけっこう行かせてもらえた」
「学芸員時代に、北斎作品の横で寝たことがある」
など、自分の中でのちょっと輝かしい思い出。
そのうち、何を書いていいのかわからなくなってきて
「いい子ぶりっ子が得意」
「子どもと小動物に好かれる」
「料理が下手だから、自動調理器を導入することで、人に食べてもらえるようなものが作れるようになった」
「ドイツ語の能力が低くて成績が悪かったのに、そのために度胸を買われて交換留学に行くことができた」
「人生で20回引っ越し経験がある」
など、自慢なのかなんなのかわからないことまで書いていました。
ワークをなんとか完了したところで、改めて、自分のことって意外によくわからないものなのだなぁと思いました。
2-2 「気になる自分を20個書いてみよう」
私たちに与えられた2つめの課題は「気になる自分を20個書いてみよう」というものでした。
「気になる自分」というのは、自慢の反対、自慢できない自分のこと。
そして「自慢できない自分」をリストアップするだけではなく、その理由も書くというのがワークの趣旨です。
「自慢できない自分」=「自分の嫌いな自分」ということです。
なぜかわかりませんが、こちらのほうは、サクサク書けて20個なんてあっという間でした。やってみた感覚としては、「20個なんて全然足りないじゃん!」という感じ。
ワークをやる前に桜会さんがおっしゃっていたのですが、自分の嫌なところと認識していることは、嫌になった原因が、過去に人に言われたことに関係している場合が多いそうです。
実際に私が書いたのは、
「繊細すぎる」
「結構昔のことを覚えていたりして執念深い」
「気にしすぎる」「いろいろ考えすぎる」
「すぐ大袈裟にしてしまう」
など。
確かに、リストアップしてみると、過去に人にそう言われたことがあって、それでそう認識するようになったのかもしれないと思いました。
また、気になる自分について書いていくと自分の嫌なところがどんどん見つかっていくような気持ちになり、「ああ、自分てほんとダメな人間」と思い、少し落ち込みました。
ところが、私は、これらのリストを公開した後、このワークの思いもかけない大きな効果に気づくことになります。
2-3 「リストをゼミ内で公開してコメントし合おう」
ライターゼミ内の「自分マーケティング企画」の参加者に、2つのワーク「自分の自慢50個」と「気になる自分20個」を公開すると、ライターゼミの仲間から、いろいろな反応がありました。
その反応を受けて、気づいたことが3つあります。
まず、1つめ。
とても嬉しかったこと。
自分のことを出すことに対して、照れというか、恥ずかしさみたいなものがあったのですが、みなさんから思いもかけない温かい反応をもらいました。
「自慢をアウトプットするなんて、いやらしくないかな」と思うところもあったのですが、出してみると、そんなことは全然ありませんでした。
むしろ、「この人はどんなことができる人なんだろう」と、興味を持ってもらえるきっかけになるのだという気づきがありました。
そして、2つめ。
驚いたこと。
自分では特別なことだと思っていなかったことに対してコメントをたくさんもらったのです。
それは「北斎の作品の横で寝たことがある」というものに対するコメントでした。
私は過去にトータルで19年間学芸員という仕事をしていました。
学芸員の仕事の中で、作品の貸し借りに伴って作品の移動に付き添う「クーリエ」という仕事があります。
人間の環境よりも作品の環境や安全を優先するので、12時間の飛行機移動の後の9時間のトラック移動とか過酷な道中になることもあります。
その途中で、作品の横で寝るハメになるというのは、学芸員仲間内では、ままあることなので、特に珍しい話ではありません。
ところが、それぞれ全く別の仕事をしてきたライターゼミの仲間たちからは、「面白い! この話、もっと聞きたい!」と言われ、とても驚きました。
自分にとって当たり前のことでも、他の人にとってはそうではないこともあるという気づきを得ました。
そして、3つめ。
これも驚いたこと。
それは、目から鱗が落ちるような、私にとってパラダイムシフトになるようなコメントをもらったことでした。
それは、「気になる自分20個」に対して、はなこさんから頂いたコメントでした。
「自分にとってはとても気になることでも、他人には気にならないのかも」
この言葉は私にとって、とても大きなパラダイムシフトになりました。
桜会さんがおっしゃっていたように、私の「気になる自分」というのは、実際に書き出してみると、その多くが、過去に自分に対して言われたネガティブな言葉が主な原因になっていたと思われるものです。
それが、他人にはそんな気にならない!?、かも???
これは目から鱗でした!
もしかしたら、過去に私が言われた言葉も、言葉を発した本人はそれほど深く考えていなかったのかもしれません。
それなのに、私が大きく意味をとってしまい、いつの間にか勝手に自分で気にするようになっていただけなのかも、と思いました。
そうしたら、なんだか、すごく心が軽くなったように感じました。
また、私自身も、他の人の自慢を見ていくうちに、その人にだんだん興味を持っていくのが感じられました。そればかりか、自慢を読んでいくうちに、「へえー、すごいな、素敵だなぁ」と、その人のことがどんどん好きになっていくのです。
ああ、そうか!
自慢は、自分が出来ることを伝えるツールなんだ!
これが、この2つのワークを経て私が得た最大の気づきでした。
3.まとめ
今回は、2022年の年明けから3月までライターゼミの中で開催された「自分マーケティング企画」企画に参加し、STEP1の最初の2つのワークをやった体験談を紹介しました。
STEP1の内容(前半)
自分の自慢を50個書いてみよう
気になる自分を20個とその理由について書いてみよう
リストをゼミ内で公開してコメントしあおう
この経験を通じて私が気づいた3つのこと。
ひとつめは、自分の自慢をアウトプットしても、嫌なやつと思われるどころか、温かく受け入れてもらえること。
2つめは、自分にとって当たり前と思うことでも、他人にとっては珍しい貴重な経験やスキルになることがあること。
そして3つめは、「自分の嫌いな自分」というのは、ちょっぴり自意識過剰に思っているだけのところがあって、他人にとってそれほど気にならないものだということ。
そして、このワークから私は、自分が出来ることを自慢するというのは、誰かに何かをしてあげられる可能性を伝える手段だということを発見したのです。
「自分マーケティング企画」はまだまだ続いています。
この後のワークでもさらなる発見があるのですが、とりあえずSTEP1の前半のワークについての体験談はここまで。
ぜひ、続きをお楽しみに〜!
執筆者:ヒッチ
アートまねきネコーディネーター、ライター
アートに関わるマネジメントやWebなどライティングのお仕事、大学の非常勤講師をしています。自分をどうしたら社会のお役に立てるようにできるか模索中。元美術館学芸員。自分の殻をやぶりたいです。かっこつけずに、自分らしさを出せる人に憧れます。
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