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林眞須美さんが収監されている大阪拘置所

拘置所――。
 主に未決囚と呼ばれる判決待ちの被疑者・被告人や死刑囚が収容される刑事施設のことをさす。
 この記事に目を通した方の中で、業務上以外の理由で足を運んだことがある方はどれくらいいるだろうか。
 和歌山カレー事件で殺人などの罪に問われ、今春に第三次再審請求を行った林眞須美さんは今、確定死刑囚として大阪拘置所に収容されている。

 ※確定死刑囚として収監中だが、一貫して無罪を主張。動機が未解明であること、自白がないこと、直接証拠がないこと、2024年現在も再審請求中であることなどから、あえて林眞須美さんと表記する。ご理解いただきたい。


 全国に8カ所あるうちの1つで、2番目の大きさを誇るのが大阪拘置所だ。


 定員は約2500人で、
 ・京都アニメーション放火殺人事件の青葉真司被告
 (殺人罪、放火罪などにより京都地方裁判所で死刑判決を受け控訴)
 ・安倍元首相銃撃事件の山上徹也被告
 (殺人罪などで起訴)
 らが収監されていることでも知られている。
 2024年5月現在、20人の確定死刑囚を収容中。うち女性は2人である。


 拘置所へは収監者や刑務官、出入り業者のほか、未決囚のもとへ友人や家族らが日々面会に訪れる。確定死刑囚の場合は制限がかかり、家族や弁護士、教誨師など限られた人物しか本人に会うことができない。
 面会の予約は不可。収監者が懲罰を受けているなど事情がある場合、すでに他の来訪者が面会をしていた場合は会うことができない。はるばる遠方から訪れたとしても、翌日以降に出直すしかないのだ。

 事件についてあの手この手で調べ続けていた筆者は、何か眞須美さんの支えになることができないかとずっと模索していた。

 「林眞須美さんに何か差し入れはできないか」

 筆者は親族でも弁護士でもない。確定死刑囚である眞須美さんに会えないことは当然理解していたが、まずはインターネットで情報を漁ってみた。確定死刑囚の場合、親族や弁護士など認められた者以外の面会だけでなく、外部交通(手紙のやりとり)、本などの差し入れも禁止されている。その他いろいろ厳しいルールがあるようだ。

 拘置所への出入り経験がある方から「便箋なら差し入れできるかもしれない」とのアドバイスをいただいた。
 その時に頭をよぎったのが、林眞須美さんの長男氏が運営しているX(旧Twitter)アカウントだ。
 長男氏は眞須美さんから送られてくる手紙を通じ、母親との交流をSNSで発信している。

 その便箋はどれも白無地でシンプルなものばかり。黒や赤、青といったカラフルなボールペンで丁寧にびっしり書かれた力強い文字に、ピンクや水色といった鮮やかな蛍光マーカーが彩りを添え、眞須美さんの元気さやパワフルさが十分に感じられる。
 が、見るたびに使用している便箋のことが気にかかっていた。

 「眞須美さんが好きな色の便箋は使えないのか」
 「色無地の便箋は差し入れできるのだろうか」
 「もし差し入れできるのならしたい――」

 そう思い文具店へ足を運んだ。春が近いこともあって、眞須美さんと同世代である知人の60代女性のアドバイスを受け、淡い桜模様が描かれた和風のピンク地の便箋を準備した。

用意した便箋
大阪拘置所前で咲いていた桜


 ある平日の朝、大阪拘置所へと向かった。その日は好天に恵まれたものの非常に寒く、缶コーヒーを途中で買って握りしめた。それでも一歩一歩近づくうち、手がかじかみ、同時に緊張もじわじわと増していく。表現し難い感情になっている間に、それらしき建物が見えてきた。

大阪拘置所


 拘置所は大阪の中心地・梅田の郊外に位置する。落ち着いた住宅街の中にひっそりと佇んでおり、無機質な建物が物々しい雰囲気を醸し出している。
 周囲は大型マンションが多く建ち並び、南北に伸びる往復2車線の通りを挟んだ向かいには緑豊かな公園が。休日には子供の元気な声が周辺に響き渡り、思わず微笑ましい気持ちになる。同じ通りに面しているのに、東西で別世界に引き裂かれているようだ。
 まだ残っている旧舎は古びた建物で、まるで廃墟のよう。少し不気味に感じた。

来庁者面会受付

 到着してすぐ、窓口で職員から苗字を聞かれ、プラスチック製の番号札を受け取った。続けて、狭い廊下の左側にある鋼製ロッカーに携帯電話やバッテリー、電子タバコなどの精密機器を預け施錠。その場で空港の手荷物検査時に受けるのと似たような金属探知機を通り、続けて職員が手作業で身体チェックを行った。服の中に何か入っていないか丁寧な確認があったほか、財布やかばんも開けて中身を細かく調べられる。問題がなかったようで、黄色と黒の単管パイプで囲われた中庭通路を通って東側にある別の建物へ移動した。

大阪拘置所全体図【出典:googleマップ】


面会受付から中庭通路へ。単管パイプに沿って右左と曲がる
【出典:googleマップ】


 差し入れ整理券の発行時間は平日午前8時30分~11時30分、午後1時~3時30分だ。
 面会の受付時間は同午前8時20分~正午、午後1時~4時。
 面会の実施時間は同午前8時30分~正午、午後1時~5時と定められている。

 ■人々が列をなす面会受付

 面会と差し入れの窓口がある建物は、まるで古びた運転免許証の更新センターのよう。面会待合室に入ると、入り口から見て南北両端に、面会と差し入れの窓口があった。北側の面会窓口には、面会申込書を持った複数の人々が列を作り待っている。

面会申込書。これを記入して窓口で申し込む

 再度お伝えするが、この時は平日の午前。社会人なら自由に休みを取るのは難しいはずだ。「みんな仕事や用事を何かと調整して会いに来ているのか」。受理を待つ人々の背中を見て感じた。
 面会待合室の中央をメインに、3人掛けの長椅子が11脚ずらりと並ぶ。待合室の外にも長椅子が8脚あり、離れて座る人も。受付を終えた人々は長椅子に座り、備え付けられたテレビで情報番組を見たり、2台ある自動販売機で買った飲料水を飲んだり、持参した本を読んだり、それぞれの待ち時間を過ごしている。観葉植物もあり一見落ち着いた雰囲気を演出しているようにも見えるが、コンクリートのような素材の床がどことなくひんやりと身体を冷やしてくる。

 「23番の方、8号面会室へお入りください」
 「27番の方、7番面会室へお入りください」

 男性職員が数分に1度のペースで、面会希望者をマイクで呼び出す。呼ばれた者は、建物北東にあるドアを通り、その先にある面会室へ向かっていく。
 面会希望者が多く混雑している日は、面会時間が通常より短くなることもあるそうだ。短くなる場合は時間が掲示される。

 待合室にはたくさんの掲示板がある。面会室へ向かうドアの右横には、「面会される方の遵守事項」について下記のように表記されていた。

・指示された時間内に面会を終了してください。
・録音・カメラ・ビデオカメラ・携帯電話・パソコンなどを持ち込まないでください。
・あらかじめ申し出て承認を受けた場合を除き、外国語を使用しないで下さい。
・職員の職務上の指示に従ってください。
・構内では、必要がある場合には、着衣または携帯品を検査したり、携帯品を職員が一時預かることがあります。
・この遵守事項や職員の指示に違反する場合は、面会を一時停止したり、終了することがあります。
・面会には職員が立ち会い、又は録音・録画をすることがあります。
・その他施設の管理運営上必要な制限を行うことがあります。

他にもこのような掲示があちこちの壁に貼られていた。

 「面会される方へ」
面会室へ入られましたら係職員に番号札を見せて下さい。

 「面会に来られた方へ」
最近の社会情勢から、皆さんが平穏に面会を進めるために、面会室に入室する前に金属探知機による検査を行うことがありますので、御了承下さい。


 面会窓口で申し込みをし、面会に行って戻ってきては再度面会を申し込み、1日に数人の未決囚に会いに来ていると思われる今時風の若者グループ、動物の模様が大きく施された派手なジャンパーを見にまとう中年男性2人組。小さなトートバッグ1つを持ち近所から来たような身軽な格好の中年女性、仲睦まじく会話しながら時間を待つ母娘。パリッとしたシワのないスーツに革製のかばんを持って談笑している弁護士らしき男性陣――。カップラーメンや飲料などを荷台に乗せて運ぶ作業着姿の業者の男性。定期的に出入りする職員。さまざまな関係者が建物を出入りしているのが印象的だった。この1人1人、そして壁の向こうで面会を待つ相手にそれぞれの人間模様があると思うと感慨深い。

 林眞須美さんの長男氏は和歌山から片道約2時間かけ、数ヶ月に1度ここに通っている。その歴約20年だ。
 学生時代、弁護士に連れられて、幼い妹と2人で面会に来た時の出来事。待合室で待機中、腰に刺青の入った女性に向かって妹が話しかけた。
 「それってクレヨンで描いてるの?」
 子供ならではの質問ではあるが、女性の風貌を怖いと感じた長男氏は話しかけないように注意したという。  
 ただその刺青の女性は、笑顔で優しく
 「そうだよ。クレヨンだよ」
 と応えてくれた。
 少年だった長男氏は、一見こわそうな女性でも優しい一面があると感じたのだった。

■差し入れ窓口に行くと・・・

 建物南側にある差し入れ窓口は全部で3つある。西から順番に2つは差し入れ窓口、1つは弁護人窓口・引き取り受付(返却物の受け取り)・在所調べ(売店購入)と表記されている。差し入れ窓口に行くと、未決囚と死刑囚に分けて差し入れの規則が窓口左側の壁に細かく掲示されていた。それを見て、ヒヤリとしてしまった自分がいた。規則の中に、便箋が不可と書かれていたからだ。
 念のため窓口の男性職員にレターセットを見せたが、「これは差し入れできないんですよ」と返答が。
 自傷行為や自殺の恐れがあるもの、精神の安定に支障をきたすものがNGなのはリサーチ済みだったが、新品の便箋にそのような威力があるとは到底思えない。
 「便箋の1枚も渡すことができないなんて……」
 支障をきたす要素がどこにあるのだろう。少し杓子定規のような気もしたが、規則は規則。諦めた。

 ここから窓口から差し入れできるもの、できないものについて紹介する。

■差し入れできないもの

①便せん、封筒、ノート
②はし、はし箱
③ボールペン、シャープペン、筆ペン
④歯磨き粉(チューブ)、コップ
⑤シャンプー、リンス、石鹸、バスタオル
⑥剃刀、電気シェーバー
⑦食べ物、飲み物
⑧その他(規格外の物品)
⑧手紙(家族の場合も窓口差し入れは不可。郵便ポストへ投函)

■差し入れ可能なもの(2024年5月現在)

 差し入れは、①「衣料品・日用品」②「書籍等」③「切手・写真・書類」に分けて伝票に記入し窓口で申請する。
※下記は女性の場合。男性の場合は衣類の品種、可能点数が一部異なる。

衣類 上衣10点以内
(スウェット上、ジャージ上、ジャンパー、ジャケット、トレーニングウェア上、セーター、スーツ上、ブラウス、Tシャツ、キャミソール、パジャマ上、じんべい上)
    下衣6点以内
(スウェット下、ジャージ下、トレーニングウェア下、パジャマ下、スカート、半ズボン、じんべい下)
    肌着類
メリヤスシャツ、スリップ、ブラジャー    →6点以内
パッチ、ステテコ、腹巻        →6点以内
パンツ                →6点以内
生理帯                →2点以内
靴下、タイツ             →合わせて5点以内
手袋                 →1点
※バックル(金具がついているもの)は不可 

差し入れできない衣類の例として下記の掲示がなされていた。
・香水のにおいが付着したもの
・手縫いで補修されているもの
・団体名が刺繍されているもの
・ニッカポッカ、つなぎ服に該当するもの
・ひも20センチ以上が付いているもの
・下着、ズボンの内張りに収納ポケットがあるもの

また、衣類のひもについて
・フードなどの紐は取り外す
・甚平などの紐は20cmまでにする
との決まりも。


②書籍など

雑誌、単行本、辞書          →3冊以内
パンフレット             →10部以内
日刊新聞(同一紙)          →7部以内
※雑誌の付録のDVDなどは取り外す。本は1日合計3冊まで

③日用品など
ポストカード             →20枚以内
下敷き                →1点
筆入れ又はペンケース         →1点
写真                 →20枚以内
切手                 →制限なし
郵便はがき              →20枚以内
郵便書簡               →10枚以内
めがね・めがねケース・めがねふき   →各1点
コルセット              →1点
寝具類                →各1点
(掛布団、敷布団、枕、掛布団カバー、敷布団カバー、枕カバー、敷布団パッド)
毛布、タオルケット          →計3点以内
ハンカチ、歯ブラシ、ヘアーブラシ又はくし、耳かき→各1点
タオル                →2枚まで
石鹸箱又は石鹸皿           →1点まで

※タオルは90センチ×40センチ以内
※定規は30センチ以内
※筆入れは縦12センチ×横23センチ以内で金属製不可、ポーチと小物入れも不可
※めがねは度なしレンズ、着色レンズ不可
※めがねケースは金属製不可
※コルセットは収納があるものは不可

これらの差入伝票を記入して差入窓口へ提出する
現金や荷物を収監者から引き取る場合はこちらを記入し印鑑持参で申請する

 ※交付・・・被収監者が在所中に荷物・現金を指定した受け取り人へ渡すこと。

 拘置所の職員によると、日々変動はあるが、月水金が特に混み合いやすく木曜が比較的空いているとか。
 整理番号順に差し入れの手続きを行うが、面会と重なった場合は面会を優先させるよう案内されている。

 差し入れできないものは本人購入または指定業者からの差し入れとなる。建物東側に売店があり、ここで販売されているもの=拘置所指定業者の商品であれば、関係者が購入・差し入れできる。現金を所持していれば、死刑囚本人も購入可能だ。

 ちなみに当記事を執筆・準備中、世の中の物価高騰と同じく拘置所内の販売品の価格も一部値上げされていた。該当するものについて、確認できたものは値上げ前と現在の価格、双方を記載する。

拘置所内の販売品(2024年5月現在)

販売品の一部

文具類
ボールペン    黒・青・赤    110円
ポールペン替え芯 黒・青・赤     66円
蛍光ペン   ピンク・黄・青     88円
筆ペン               550円
筆ペンカートリッジ         165円
万年筆型水性ペン          550円
万年筆型水性ペンカートリッジ    220円
色鉛筆      赤・藍      132円
シャープペン     黒                   132円
シャープペン替え芯  黒                   220円
消しゴム               83円
筆入れ               440円
ノート               341円
下敷き               286円
白封筒               132円
便せん               275円
単3電池4本(男性のみ)      363円
単4電池2本(女性のみ)      319円

寝具類
掛け布団             6453
                  →8741円
敷布団              6453
                  →8741円
まくら              2068
                  →2200円
毛布               4004
                  →4547円
まくらカバー            880
                  →1027円
敷布団シーツ           2346
                  →2640円
タオル地シーツ          2933
                  →3813円
敷布団カバー           2478
                  →2640円
掛け布団カバー          2932
                  →4547円
ボアシーツ            3373
                  →4840円
タオルケット(夏季のみ)     4106
                  →4400円
座布団              2332
                  →2420円
座布団カバー                 777
                  →1027円

※色柄の指定不可。寝具の差し入れ受付は午前のみ。
※受刑者は寝具の差し入れ不可。

日用品
タオル  白・黄・青・ピンク    396円
ハンカチ              200円
ハンカチ(薄手)          184円
マスク(50枚入り)        295円
ちり紙               327円
綿棒(100本)          275円
パフ                220円
歯磨き粉  ホワイトホワイト    206円
      クリニカ        303円
歯ブラシ  ビートイン                     184円
      軟毛歯ぶらし      427円
くし                125円
ヘアブラシ             968円
耳かき               220円
石鹸箱               231円
石鹸台               350円
カネヨ洗濯石鹸           146円
無添加石鹸             187円
ミューズ              162円
植物石鹸               88円
ボディシート30枚                             590円
化粧水               990円
ウテナミルククリーム        576円
乳液                990円
ニベアスキンクリーム        301円
ベビーパウダー           598円
オンパックス(カイロ・10枚)           484円
エッシェンシャルシャンプー     312円
エッセンシャルコンディショナー   312円
馬油ヘアクリーム          700円
ギャッツビー シェービングジェル  405円
ギャッツビー スタイリングジェル  308円
パナソニック髭剃りシェーバー   5096円
       Twin EX 
箸                 176円
箸箱                550円

販売品の一部

衣類
防寒キルトシャツ ベージュ M~LLサイズ 2530円
長袖シャツ 白 M~LLサイズ  1320円
 (七分袖)
半袖シャツ 白 M~LLサイズ  1100円
防寒キルトズボン ベージュ M~LLサイズ 2530円
パンツ   白 S~LLサイズ   715円
長ズボン下 白 M~LLサイズ  1540円
靴下    黒 厚手        440円
靴下    黒 普通        385円

雑誌類 ※確認できたもの。日々置かれているものは異なる
少年マガジン、少年サンデー、ヤングジャンプ、グランドジャンプ、メンズノンノ、スピリッツ、プレイボーイ、レタスクラブ、Meets、アサヒ芸能、an・an

 雑誌類は明らかに男性向けが多いもよう。面会にきたある高齢夫婦は前を通った際、水着姿の女性が表紙の雑誌がずらりと並んでいるのを目にし、妻が声を出して驚いていた。

 拘置所外にも、大阪拘置所公式の差し入れ専門店がある。拘置所内で販売されていない食品や日用品などが用意されており、死刑囚の場合は家族が購入すると拘置所に届けてくれる仕組みになっている。
 死刑囚自身も現金を所有していれば、拘置所を通じてタオルなどの日用品、お茶、コーヒー、ゼリー、果物などの嗜好品を手にすることが可能だ。

差し入れ専門店「丸の家」


 目で見えている以上に、厚くどうしようもない高い壁がそびえ立っている。そう実感した。

 ♢  ♢  ♢


 林眞須美さんは2月5日付で、3回目の再審請求を和歌山地裁に送付し受理された。事件発生から今年で26年となる現在も、塀の中から無実を訴え続けている。
 今回の再審請求では、林家のヒ素と、夏祭りの会場に残された紙コップの中に入っていたヒ素が同一ではないこと、眞須美さんの毛髪からヒ素が検出されたとする鑑定に誤りがあること、目撃証言に不可解な点があることなどが新証拠に当たるとしている。
 死刑判決の根拠となった複数の要素が崩れ去っているこの状況。眞須美さんが本来いるべき場所はどこなのだろうか――。この記事が皆さまに考えていただける機会となればありがたい。

 ♢  ♢  ♢

 便箋はNGだったが、現金に関しては誰でも差し入れすることが可能だ。もし現金の差し入れを希望する読者がいる場合は、下記の住所に送付すれば届けることがきる。

 〒534―8585
 大阪市都島区友渕町1ー2―5
 大阪拘置所内
 林眞須美宛
 (「眞」の字を正しく書かないと届かない)

 ※郵便法17条により、現金を送付する場合は現金書留を利用しなくてはならない。普通郵便で直接送ることは禁止されているのでご注意いただきたい。
 ※手紙を入れると本人に届かない可能性があるため、同封はおすすめしない。

 眞須美さんからいただいた礼状(関係者を通じて眞須美さんからの掲載承認済み)。


※当記事は林眞須美さんのケースの場合である。未決囚、男性死刑囚の場合は差し入れ可能な物品や点数などが一部異なるのでご注意いただきたい。


 8月3日には同事件を扱った映画『マミー』(二村真弘監督)が公開される。

【長男氏著書】『もう逃げない。』Kindle版あり

【映画『マミー』8月3日公開】

【林眞須美さんの再審を求めるオンライン署名はこちら↓↓↓】


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