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2017年6月の記事一覧
【タロット小説】 2番「未来を見る者」
人里離れた山奥。
鳥のさえずりと、風がさわさわと葉を揺らす音しか聞こえない静寂の中に、その小さな社はあった。
白い服に身を包んだ、腰まである長い黒髪の少女は、榊とくだものを供えた。
彼女の名前はマヤ。
この社の守り人として、付き人であるルカと2人で暮らしている。
彼女の仕事は、この社の守り人以外にももう1つある。それはー。
「こんにちはー。」
女性の声が聞こえた。
ルカが扉を開けると、そこに
人里離れた山奥。
鳥のさえずりと、風がさわさわと葉を揺らす音しか聞こえない静寂の中に、その小さな社はあった。
白い服に身を包んだ、腰まである長い黒髪の少女は、榊とくだものを供えた。
彼女の名前はマヤ。
この社の守り人として、付き人であるルカと2人で暮らしている。
彼女の仕事は、この社の守り人以外にももう1つある。それはー。
「こんにちはー。」
女性の声が聞こえた。
ルカが扉を開けると、そこに