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【読書記録】少女Aの殺人

やはり、ミステリー小説は面白い!!

ミステリー小説の良さは謎解きはもちろんのこと、作者が仕掛けた巧妙な描写トリック

この小説は、あらすじに書かれている事件を追いかけていくのですが、少女Aの正体が「この子しかいない」と思ったら、まさかの展開に...

その真相が発覚した瞬間から、冒頭からの展開すべてが覆されました。

あらすじはこのようになっています。


「あいつが、わたしのベッドにやってくるんです。このままでは殺してしまうかも知れません……」深夜放送の人気DJ新谷可南は、養父と二人暮らしをしている『F女学院の少女A』という女子高生から投書を受ける。数日後、『少女A』の家庭環境にあてはまる生徒の養父が、自宅で刺殺されてしまう。一見単純な養父殺しに見えた事件の裏に存在する、複雑にからみあった人間関係。絶望の中で完全犯罪に生きる希望を求めた“少女A”を描いた、長編本格ミステリー。

KADOKAWAオフィシャルサイトより

あらすじ通りに読んでしまうと、必ず騙されます。

後半、事件の真相が発覚していく過程、そしてラストは切なさMAXです。

個人的には、脇坂というあらすじに書いているF女学院の先生が不憫でした。

登場人物それぞれの思いにも注目したい作品です!!

今邑彩さんの作品初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと思います。

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