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ChatGPT4とWolframプラグインを用いた数学の勉強法

対象

  • 数学の独学者

  • 問題演習の解説に不足を感じたことのある方

  • 数学系資格受験予定者、統計検定やアクチュアリー数学など(筆者は準一級の対策に使用中)

  • 大学受験や院試を控えた学生

目的

  • ChatGPT4を使用した独学者向けの環境を整理すること

  • 各人に適したレベルでの問題演習の詳解にいち早く読者を到達させること

背景

ChatGPT-4のプラグインのβ版が2023年5月12日にリリースされました。多くのプラグインがある中で筆者は統計検定準一級対策の勉強を独習していることもあり、Wolframとのプラグインを使えないかと思考し、試しておりました。
結果、タイムパフォーマンスが従来手法と比較して良い独習環境を築けたと思いますので本記事を執筆いたしました。

独学者の長年の悩み

数学に限った問題ではありませんが、皆様も問題演習の解説の行間に困ったことはないでしょうか?

上記のように申しますのも筆者は統計検定準一級の合格を目指して現在独学の身、検定試験の対策として過去問集(※1)、統計学実践ワークブック(※2)に取り組んでおります。

その中で問題演習の解説が簡潔にまとまりすぎている、定義や式変形に出てくる統計以外の線形代数などの知識の抜け落ち/忘却などにより、テキストの記載事項が理解できないといった状況に度々陥っております。

従来、数学のような理解に学習の積み重ねが必要な学問は、解けない・分からないに遭遇する度に、自分が分かるところまで立ち戻って、改めて知識や理解を積み上げていく修練が必要です。

具体的には別途書籍やネットの検索によって、周辺知識の抽象的なレベルでの理解から、自身が分からない今の具体的な問題への応用まで立ち戻って得た知識を昇華する作業が必要になっております。

しかし、具体的な特定の問題に対して、自身が理解できていない数学的知識は何なのか、抽象度を上げて、周辺知識の再学習のための検索・参照行為の後、再度直面している実際の具体的な問題に落とし込む、というのは必要以上の立ち戻りや検索といった時間的な負担の原因となります。

また、抽象度の高い定義などを確認するだけでは理解できない為、その単元の具体的な問題演習に取り組んだことはありませんか?

そうこうしているうちに時間がかかり、結果元の問題に対して忘却との戦いに陥ったことなどありませんか?

解決策が出ました

筆者のような学問として数学を突き詰める気のない、ツールとしての数学を身につけるレベルで問題演習に取り組む者としては、該当の分からない問題ドリブンで、具体化したままで自分が理解していない領域に立ち戻れることがタイムパフォーマンスよく、ありがたいことだと個人的には思います。

ChatGPTで筆者が素晴らしいと感じたのは、この自分が分からないと感じた問題ドリブンで自身の不理解領域への立ち戻りができる点です。

Wolframのプラグイン導入により、より正確な数値計算の実行や式展開が可能となり、より利便性が向上しました。

概要

ChatGPT4のWolframプラグインと、別途フリーソフトを利用して個人の習熟レベルに合わせた問題演習の詳解入手環境を取得します。

注意事項

一般的な理系の大学生(tex形式で最近レポートを書いている方)であれば意外と思いつくアイデアだと個人的には思います。ここまで読んだだけで、何を本記事で紹介する気なのか想像がついた方は、本記事を購入する必要はないかと思われます。

また、購入後のサポート・質問対応なども予定にございません。外れ記事だと感じられた方が購入してしまったら、大変申し訳ございません。慣れない筆者の記事ですので寛大なお心でお許しください。純粋に何をしたのか、という点に絞って記載します。

7/9 もう少し効率的にツールを組み合わせることが出来るようになりましたので追記します!時間短縮効果は1問3分程度あると思います。インターフェースが統一されるので、割と楽になります。

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