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英文法 ~現在形はこう考える~


どーもホワイティンです。

英文法の基礎中の基礎である現在形。

「文法における現在形の意味は?」と尋ねてみると、「”今”でしょ!?」と答える方が多いです。

しかしながら、これでは現在形の全てを理解しているとは言い難い。

いや、この際だからはっきりと言いましょう。理解していないです‼︎

「いやいや言い過ぎではないか?」そう思われたあなた。

では、以下全ての例文を”今”として捉えることができますか?

I take the subway to work.「私は地下鉄に乗って仕事に行きます。」
He belongs to the baseball club.「彼は野球部に所属しています。」
The earth goes around the sun.「地球は太陽の周りを回る。」
Our flight leaves at 11:45. 「私たちが乗る飛行機は11時45分に出発する。」


答えはきっと”NO"ですよね。

簡潔に説明していきます。

現在形のイメージ

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多くの参考書を読んでみると、この現在形は「習慣」で、こっちは「不変の真理」になる。

このような説明が多く見受けられますが、一つひとつを覚えていくのは面倒ですよね?

そんな時、簡潔に全てを網羅できたら素晴らしいですよね?

あります。そんな魔法のような定義

次の通りです。

現在形は、”変わらない・安定感がある”

これで現在形の全てを説明することができます。

「習慣」を現在形で考える

習慣が現在形?そんな風に思われたのではないでしょうか?

現在形=今”と考えてしまうから意味がわからなくなるのです。

I take the subway to work.「私は地下鉄に乗って仕事に行きます。」

上記の文章を前述した”変わらない・安定感がある”で考えるならば、仕事へ行く手段は安定して地下鉄のはずです。

人身事故やよっぽどの気分転換が起きない限り、地下鉄を利用するでしょう。

通勤手段を頻繁に変える人はまずいない。

そのような人がいるならば、このような表現は使わないです。


◆「状態」を現在形で考える

状態=現在は何となくイメージがつくかと思います。

が、一応これも魔法の定義で説明させてください。

He belongs to the baseball club.「彼は野球部に所属しています。」

野球部に所属しているという状態も、気持ちの中で大きな変化がなければ所属したまま、つまり相変わらず野球部の部員です。

ちなみに余談ですが、belong のような動詞は”状態動詞”と呼ばれます。

状態動詞は一般的に進行形にできないのは前回の進行形のイメージから理解できますよね?

状態動詞は、動作における段階が明確ではない。

いつ人をloveしたとか、この瞬間あの単語を忘れたとか、明確に境界線が惹かれていないですよね?

境界線がないということは、そもそも動詞の意味に連続性が備わっているとも言えるのではないでしょうか?

いずれにしても、状態動詞は進行形にできません!

◆「不変の真理」を現在形で考える

不変の真理?こんな言葉は英文法でしか聞いたことありません。

The earth goes around the sun.「地球は太陽の周りを回る。」

これも当然変わらないことですから、現在形のイメージに合致します。

宇宙で何かが起きない限り、1年後も10年後も地球は太陽の周りを回ります。

スッキリ💡

「確定した未来」を現在形から考える

未来形なのに現在形?どうして?当時の僕は困惑していました。

Our flight leaves at 11:45. 「私たちが乗る飛行機は11時45分に出発する。」

でもでも、現在形は変わらないんです。飛行機に不具合がなければ、変わらず(時間通り)フライトします。

◆まとめ

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それではまとめに入ります。

現在形は”今”を表すんだ。

ここまで読んでいただいた方は、そのように考えるのはもうやめましょう。

以下に、現在形とは…の定義に少し詳細を加えます。

現在形とは、”外的要因が働かない限り、変わらない・安定感がある”

それが現在形と考えましょう。

今度は原形についてや過去形についてまとめたいですね。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

「良かった」「なるほど」と思った方、「スキ」を押してくださるとうれしいです!



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