Wren

反逆家。音楽屋。創作人。 Pan-Pot Record \ RösenDorfer

Wren

反逆家。音楽屋。創作人。 Pan-Pot Record \ RösenDorfer

マガジン

  • 創作の記憶

    これまでに履修してきた作品の思い出語り 僕を形成していきた創作物の履歴 思いつきで書くので内容も順番も更新も適当 チラシの裏に書いてる気持ち 1,000字目安に書くけど大抵ハミ出てる

  • 歌詞カード

    Pan-Pot Recordでリリースした楽曲の歌詞カードです。 一部の歌詞カードには楽曲解説がついています。

  • 作曲論

最近の記事

  • 固定された記事

【歌詞カード】Ily

Wrenです。 クリエイターたる者、同志でありライバルでもある人の作業風景や制作手法・拘り・創作思想にめっちゃ興味ありません? 僕はあります。 よく聞かれるものでは「曲はどこから作りますか」とか「曲と詞どっちを先に作りますか」みたいなものがありますが、僕は「どういう想いを込めて(ロックを持って)この詞を書いたんだろう」とか「このワードを選んだのはどうしてだろう」とか「この場面で転調した意図は……」「どう考えたらこんな曲の構成が思いつくんだ?」「使用機材は?」等々、良い音楽

¥500
    • ハズビン・ホテルへようこそ

      ネットで「最近ハズビンホテル見てるんだ〜」という話を見かけ、確か少し前にYoutubeか何かで出てちょっと話題になったな、「RWBY」みたいに自主制作スタジオみたいな感じたった気がするな、何で今更見てるんだろうこの人結構コアなアニメ好きだな、――と思った。 しかし、ここで作品を思い出したのも何かの縁だと思って調べてみたら、なんとアマプラに出ていた。 「ハズビン・ホテルへようこそ」(以下「ハズビンホテル」)という新たな題(邦題だが)で、TVシリーズが作られたようである。 You

      • シバタリアン

        「シバタリアン」を初めて知ったのは、駅か何かに打った広告を題材にしたツイートが流れてきたからだ。 ツイートの写真の中、コミカルな同じ顔がズラリと並んだ広告はインパクトがあって、すぐに検索した。 少し前にジャンプ+で完結したので、そのタイミングでよし記事に書くぞと思っていたのだが、ついつい先延ばしにしてしまった。 タイトルはかの有名なゾンビパニック映画「バタリアン」をモジッていて、それは本編中にも出てくる等、映画が一つのキーワードとなっている。 作品の纏まり方も映画のような区

        • Angel Beats!

          「Angel Beats!」(以下「AB!」)は、僕が履修してきたアニメ作品の中で最も僕の人生を変えた作品と言っても過言ではない。 放送されたのは2010年春で、それは僕が中学を卒業し、親元を離れ、遠く離れた高専での寮生活がスタートした時である。 そして、「普通」という人生のレールから最初に分岐した時でもあった。 とはいえ、リアルタイムでは視聴していなかった。 当時はスマホなんてものはまだクラスに一人いるかどうかぐらいの浸透度で、寮では一年生はPCやゲームの類の持ち込みは禁

        • 固定された記事

        【歌詞カード】Ily

        ¥500

        マガジン

        • 創作の記憶
          142本
        • 歌詞カード
          9本
        • 作曲論
          2本

        記事

          クレヨンしんちゃん外伝 エイリアンvsしんのすけ

          映像作品の配信PFには、チカラの入れ具合こそ様々だがオリジナル作品が存在する。 マンガアプリなんかもそうだが、競合他社との差別化と集客の役割がある。 映像作品の配信PFでオリジナル作品といえばNetflixが最も注力していて、実際にオリジナル作品に強い。 しかし、僕がヘビーユースしているAmazonプライムビデオも負けてはいない。 Netflixのような強力なIPこそ無いものの、幅広いジャンルで展開している。 「クレヨンしんちゃん外伝 エイリアンvsしんのすけ」(以下「クレし

          クレヨンしんちゃん外伝 エイリアンvsしんのすけ

          ボヘミアン・ラプソディ

          伝説のロックバンド・Queenとそのフロントマンであるフレディ=マーキュリー氏の半生を描く作品として、早々に注目を浴びていた「ボヘミアン・ラプソディ」。 ロックをやっている者として当然ながらQueenは知っているし、アルバムも何枚かあるのだが、僕自身はUSロックが好みなことも相まって、実はあまり知らないバンドでもあった。 履修する前に抑えるものを抑えなければ、と持っていたアルバムを引っ張り出して、Youtubeでできる限りライブ映像を探し、文献こそ漁らなかったがwikiをはじ

          ボヘミアン・ラプソディ

          あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

          2010年代から長いタイトルがブームになった。 その走りとしてはライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」辺りではないかと考えたりしているのだが、令和の現代はタイトルで全部説明するようになってもっと長くクドいタイトルに溢れていて、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」というタイトルが短く思えるし、全然ネタバレもしていなくて、なんて秀逸なタイトルだったんだろうと感心する。 逆に単語一発みたいなタイトルを見かけると珍しくてそれだけで興味が沸くほどになった。 あの頃の長いタイ

          あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

          バトル・ロワイアル(映画版)

          オンラインゲームでもバトルロワイヤルというジャンルは人気で、「PUBG」の登場を皮切りに、「荒野行動」「Fortnite」「APEX」……と続々と作品が現れた。 今のゲーム・エンタメを引っ張るこのバトルロワイヤルというジャンルを世間に知らしめたのは、それらのゲームが生まれるより一昔前、日本で生まれたこの「バトル・ロワイアル」の映画だろう。 映画版では殆ど明示されていないが、一応は物語の背景がある。 オトナ達の威厳が失われ、今風に言えば「イキる」学徒が幅を利かせており、改めて

          バトル・ロワイアル(映画版)

          きまぐれオレンジ☆ロード

          「きまぐれオレンジ☆ロード」は、現代の少年マンガにおける青春ラブコメというジャンルの確立に大きく影響を与えた作品である。 ロマンスというほど熱烈なものでもなく、コミカルではあるがギャグマンガではない、そしてちょっぴりお色気要素も添えてある……というあの絶妙なバランスは、この作品が源流にあると思う。 少年マンガにおけるラブコメはやはり高橋留美子先生の「うる星やつら」が原点にあるが、「きまぐれオレンジ☆ロード」は「らんま1/2」とほぼ同時期の作品。 「らんま1/2」がドタバタと

          きまぐれオレンジ☆ロード

          13日の金曜日(2009年版)

          「13日の金曜日」といえば、誰もが知るスリルホラーの金字塔だ。 シリーズ化は勿論、今でもゲームのコラボタイアップ等の話を聞くし、そもそもこの手のスリルホラー・サイコホラーは大なり小なりほぼ必ず影響を受けているだろう。 そんな名作を未履修なのはニワカということで多目に見てほしいところなのだが、シリーズの順序はちょっと分かりづらい。 「アベンジャーズ」もそうなのだが、シリーズが長いにも関わらず、話の順番が分かりづらいものは忌避する傾向にあって、これまでちょっと避けていた。 今回も

          13日の金曜日(2009年版)

          坂本ですが?

          「坂本ですが?」を初めて読んだ時、こんなギャグは見たことが無い、と思った。 ジャンルとしてはシュール系だと思うのだが、他のシュール系の作品ともまた違う、独特の雰囲気を持っていた。 よくよく読むとギャグ自体は少年誌どころか児童誌並のおバカなギャグなのだが、女性誌のような上品なタッチの絵柄とのギャップがシュールなのではないかと思った。 いやしかし、坂本というキャラクターはやはり独特で、このキャラクターはそれには当てはまらない。 読めば読むほど、奥が深いな?と感じた。 巻を重ねる

          坂本ですが?

          HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル

          「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」(以下「ドキュメンタル」)は、その名の通りお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんがプロデュースしている。 お笑い番組でありながら如何に笑わないかを競い、そして笑わせる相手も同じお笑い芸人、というコンセプトが非常に面白かった。 そして地上波の呪縛から解き放たれた、何でもありのお笑い総合格闘技でもあった。 僕はあまりお笑い番組を見ない。 感情の起伏を一般人が0から100だとするならば、-50から150の幅

          HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル

          きまぐれロボット

          星新一という人物は不思議なもので、なんだかつい最近まで生きていたような気がしてならない。 僕が生まれてすぐぐらいに亡くなっているのだが、手塚治虫先生と同じ時代を生きていた人と言われると脳が混乱するし、同じく井上ひさし先生もと言われるとやっぱり最近まで生きていたような気がしてくる。 それはきっと作品数が多く、小中と長く読み続けたからなのだろうと勝手に推察しているが、僕以上の読書家の姉貴も同じことを言っていた。 貴方はどうだろうか。 さて、「きまぐれロボット」はショートショート

          きまぐれロボット

          金色のガッシュ!!

          小学生の頃の僕たちクソガキッズは、工作が大好きだ。 センスの無い僕はセロハンテープでベタベタのゴミになってしまうが、なんかイイ感じの厚紙とか缶とか輪ゴムとか針金とか、そういうのを見つけるととりあえず集めてくっつけて何かを作る。 クリエイター魂のようなものは、あの頃の少年たちは誰でも持っているものだ。 そして同じくらいの時代に人気だった、「金色のガッシュ!!」(以下「ガッシュ」)に登場するバルカンという工作物に触発され、みんながみんなオリジナルのバルカンを作っては粗雑で横暴な人

          金色のガッシュ!!

          東京ヒーローズウォー

          2010年頃というのはスマホを持ってる人がクラスに1人いるかいないかぐらいの頃で、学生が個人でPCを持ってるというのもあんまりなかった。 ゲームではガラケー向けのアプリゲーム、所謂ポチポチゲーが急速に成長していて、グリ社ーのCMは毎日流れていたし、DeNA社もなんかスゲーことになっていた。 ポチポチゲーで最もヒットしていた作品の一つが「怪盗ロワイヤル」というゲームだったが、それをリリースしていたエイチーム社が「東京ヒーローズウォー」(以下「T.H.W」)をリリースしていた。

          東京ヒーローズウォー

          豪快野球坊ベスボル

          コロコロコミックで読んだスポ根マンガで印象的なのは?と聞かれたら、僕の世代だと「ドラベース」「ミラクルボール」あたりがみんな納得のタイトルだろう。 もちろん上記タイトルも好きなのだが、別冊コロコロで連載していた「豪快野球坊ベスボル」(以下「ベスボル」)にちょっとした思い入れがある。 ここまで挙げたタイトルの全てが野球テーマなのだが、僕自身は野球が好きではない。 スポーツ観戦が全く好きではない僕にとって、打順が回るまでベンチで見ているのは退屈だったし、打たれるまでじっとポジシ

          豪快野球坊ベスボル