Wren

反逆家。音楽屋。創作人。 Pan-Pot Record \ RösenDorfer

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マガジン

  • 創作の記憶

    これまでに履修してきた作品の思い出語り 僕を形成していきた創作物の履歴 思いつきで書くので内容も順番も更新も適当 チラシの裏に書いてる気持ち 1,000字目安に書くけど大抵ハミ出てる

  • 歌詞カード

    Pan-Pot Recordでリリースした楽曲の歌詞カードです。 一部の歌詞カードには楽曲解説がついています。

  • 作曲論

最近の記事

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【歌詞カード】Ily

Wrenです。 クリエイターたる者、同志でありライバルでもある人の作業風景や制作手法・拘り・創作思想にめっちゃ興味ありません? 僕はあります。 よく聞かれるものでは「曲はどこから作りますか」とか「曲と詞どっちを先に作りますか」みたいなものがありますが、僕は「どういう想いを込めて(ロックを持って)この詞を書いたんだろう」とか「このワードを選んだのはどうしてだろう」とか「この場面で転調した意図は……」「どう考えたらこんな曲の構成が思いつくんだ?」「使用機材は?」等々、良い音楽

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    • 金色のガッシュ!!

      小学生の頃の僕たちクソガキッズは、工作が大好きだ。 センスの無い僕はセロハンテープでベタベタのゴミになってしまうが、なんかイイ感じの厚紙とか缶とか輪ゴムとか針金とか、そういうのを見つけるととりあえず集めてくっつけて何かを作る。 クリエイター魂のようなものは、あの頃の少年たちは誰でも持っているものだ。 そして同じくらいの時代に人気だった、「金色のガッシュ!!」(以下「ガッシュ」)に登場するバルカンという工作物に触発され、みんながみんなオリジナルのバルカンを作っては粗雑で横暴な人

      • 東京ヒーローズウォー

        2010年頃というのはスマホを持ってる人がクラスに1人いるかいないかぐらいの頃で、学生が個人でPCを持ってるというのもあんまりなかった。 ゲームではガラケー向けのアプリゲーム、所謂ポチポチゲーが急速に成長していて、グリ社ーのCMは毎日流れていたし、DeNA社もなんかスゲーことになっていた。 ポチポチゲーで最もヒットしていた作品の一つが「怪盗ロワイヤル」というゲームだったが、それをリリースしていたエイチーム社が「東京ヒーローズウォー」(以下「T.H.W」)をリリースしていた。

        • 豪快野球坊ベスボル

          コロコロコミックで読んだスポ根マンガで印象的なのは?と聞かれたら、僕の世代だと「ドラベース」「ミラクルボール」あたりがみんな納得のタイトルだろう。 もちろん上記タイトルも好きなのだが、別冊コロコロで連載していた「豪快野球坊ベスボル」(以下「ベスボル」)にちょっとした思い入れがある。 ここまで挙げたタイトルの全てが野球テーマなのだが、僕自身は野球が好きではない。 スポーツ観戦が全く好きではない僕にとって、打順が回るまでベンチで見ているのは退屈だったし、打たれるまでじっとポジシ

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        【歌詞カード】Ily

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        • 創作の記憶
          130本
        • 歌詞カード
          9本
        • 作曲論
          2本

        記事

          オーシャンハンター

          「オーシャンハンター」は90年代にゲームセンターで稼働していたセガのガンシューティングゲームだ。 今もアキバのレトロゲームを扱っているところに置いてあると思うが、一般のゲームセンターからは絶滅している。 小学生になるかならないかといったチビの頃、僕はこのゲームが大好きだった。 少年たるもの、動物や昆虫が好きになるし、恐竜や怪物が好きになる。 「オーシャンハンター」が気に入ったのも、筐体の横にデカデカとプリントされたサメにスススと引き寄せられ、大きな画面に映ったクラーケンが船

          オーシャンハンター

          CLANNAD

          「クラナドは人生」。 オタクならば一度は見聞きした言葉である。 僕が「CLANNAD」(以下「クラナド」)をアニメで履修したのは16だか17の頃で、続編である「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」まで見終えた時の最初の感想は、「これが人生だと思うオタクは人生浅すぎるだろ」だった。 しかし、当時から更に何百何千という作品を履修して(何千は流石に盛ったか)、そして間もなく30を迎える僕は改めて過去の自分に言いたい。 「確かにクラナドは人生だった」と。 大枠の話からしよう

          咲-Saki-

          「咲-Saki-」(以下「咲」)は特別思い入れがあるというワケではないものの、僕に百合というジャンルを教えた作品として僕のオタク遍歴において強い存在感がある。 推しcpは「かじゅもも」です、よしなに。 当時は学生寮に住んでいたのだが、寮で禁止されている麻雀は当然のように流行っており、不良学生の間では賭けをしていたとかなんとかと噂を聞いている。 まぁ学校黙認のシゴキ体罰が平然とあった体育会系縦社会の寮であったから、治安は昭和並だった。 閑話休題。 さて僕は健全にゲームで麻雀を

          咲-Saki-

          CUBE

          これはホラーと言うべきか、ミステリーと言うべきか、SFと言うべきか、ヒューマンドラマと言うべきか、とても悩ましい作品である。 一時期は実写コンテンツでも「イカゲーム」等でブームになったデスゲームとも少し違う。 ただ、「CUBE」に代わる作品を僕は知らないので、これは「CUBE」という独立したジャンルなのかもしれない。 カモノハシかよ(セルフツッコミ) 「CUBE」の良いなと思うところは、結局のところこれは何だったのかという前後の物語が劇中に存在しないところである。 前々から

          蛇にピアス

          この手のアングラな作品は正直なところ少し苦手で、というのも僕は育ちこそ悪けれど真面目に生きてきたと思っていて、不真面目さはあくまで「真面目に不真面目」という性質だと自己分析している。 故に、酒にもタバコにも溺れたことは無いし、不純な異性交遊どころか十代の頃は「まだ未成年だから」と断ったら気持ちいいくらいバッサリ振られたこともある。 ロックにこそ陶酔しているし、タトゥーにちょっと興味はあるが、人体改造に興味も無いし、ピアスすら開けていない(着用しているのはフェイクピアス)。 ク

          蛇にピアス

          グランツーリスモ(映画)

          「グランツーリスモ」というクルマのゲームは、僕らクルマ好きの中で知らない人は世界中探してもいないだろうというくらい、バイブル中のバイブルだ。 僕も幼少期の頃からPS1をプレイする父の横で座って見ていたし、コントローラの使い方もよく分からない頃から遊んたことがある。 もしかしたら生まれて初めてプレイしたゲームが「グランツーリスモ」だったかも知れない。 初代「グランツーリスモ」は、そのあまりのリアルさ(当時比)にクルマ好きだけではなくゲームに関わる人にも衝撃だったのではないだろ

          グランツーリスモ(映画)

          コマンドー

          インターネットに触れるようになって、所謂「語録」と呼ばれるもので初めて知ったのが「コマンドー」の「お前は最後に殺すと言ったな、あれは嘘だ」「来いよベネット、銃なんて捨てて掛かってこい!」「野郎〜ぶっ殺してやる!」だった。 中学の友人がバカみたいに何にでも言うものだから、真似するようになったのである。 淫夢語録でなくて良かった。 とはいえ、ちゃんと「コマンドー」として履修したのはそれから5年近く経ってからだった。 地元の友人3人と泊まり込みでゲームで遊ほうぜ!となり、夜通しや

          コマンドー

          デルトラ・クエスト

          僕が小学生の頃、どこからともなく誰からともなく、気づけば大流行していた作品がある。 エミリー=ロッダ先生の「デルトラ・クエスト」である。 おおよそ同年代の人は、このタイトルを聞いた瞬間に電撃が走り、何故今の今まで忘れていたのだ!というぐらいの懐古感に襲われるのではなかろうか。 ……と大袈裟に言ったが、少なくとも僕いた観客ではそれが大袈裟ではないくらいの人気作品だった。 学校の図書室でも市の図書館でも借りれることはまずなく、なんなら借りた人が又貸ししてその人がさらに又貸しし……

          デルトラ・クエスト

          僕はこの作品を読んだ時の満足感をよく覚えている。 決してポジティブな気分の読後感ではなかったが、良い作品に出会ったと満足したのだ。 演劇の世界は僕の知らない世界ではあるが、日々の精進ではどうにもならない、生まれ持ったものに左右されるものだと思う。 「累」ではルックスにおいてそれを投げかけていたが、声だったり身長だったり、もっと根本的なところで言えば性別も関わってくるだろう。 なりたくてもなれない者に成り代わる――、その物語に演劇という背景はベストマッチしていた。 口紅とい

          魔法少女プリティ☆ベル

          僕は昔からクラスの陽にも陰にも馴染むタイプで(黒歴史時代までは)、陰キャグループの中でも孤立しがちだった友人が読んでいたのをキッカケに、借りて読み始めて、後ほど自前で揃えた。 「魔法少女プリティ☆ベル」(以下「プリベル」)というタイトルながら、かの有名なSTG「超兄貴」の兄弟みたいなビジュアルをした、男の中の漢・高田厚志が主人公である。 友人から借りた当時は「魔法少女俺」がアニメ化かなんかが決まった頃だったと記憶していて、秋葉原にデカデカと広告を見た気がする。 筋肉モリモリマ

          魔法少女プリティ☆ベル

          スケバン刑事

          「スケバン刑事」と「セーラー服と機関銃」がずっと僕の中でゴッチャになっていた。 どちらも人気作品で実写化されているし、ビジュアルのコンセプトも似ている。 刑事と任侠で正反対な属性のハズだが、メタルが最終的にクラシックのような複雑な音楽理論と様式美に終着したのと同じく、一周回ってたどり着いているのかもしれない。 それに原作は勿論、実写化された映像作品ですら僕より一回り以上も上の世代、親の世代の作品であるから、よほど昭和趣味でないと見分けがつかなくても仕方あるまい。 しかし、今で

          スケバン刑事

          ユリア100式

          最近オリエント工業が廃業とのニュースを見たからか、このマガジンで次書くものを選んでいたとき、「ユリア100式」が思い浮かんだ。 朧げながら。 「ユリア100式」はダッチワイフの話なのだが(ラブドールも出てきたと思う)、正直ダッチワイフとかラブドールとかの違いは分からない。 教えてエロい人。 青年マンガではあるものの、ほぼほぼ成年マンガである。 実際に有害図書に指定されていた気がする。 しかし、あくまでエロコメディーだと思っていて、お色気モノより直接的かつ全面的にエロを出して

          ユリア100式