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ダイナミックスキル理論で、なろう系の世界に入ってみよう

先日下記の書籍を読んで、いろいろと衝撃を受けたので、その内容をまとめていきたいと思います。

この書籍で書かれていること

端的にいうと、スキルをどう伸ばしていくかが書かれています。
スキルを意識すると、格段に能力が上がります。筋トレと同じですね。

ダイナミックスキル理論

その時の環境、課題、人、そしてスキルなどの様々な要因によってスキルが進化していくという理論です。

成長スピードに対する勘違い

自分たちの成長スピードは思ったよりも遅いことを認識しなければいけないです。単純な直線で伸びていくわけでもないこと、波打ったり停滞期が必ずあること、そして急激に伸びるタイミングなどもあったりすることなども特徴です。
まあ端的にいうと、スキルの伸びはそんな早くないということでしょうか。

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スキルをシステムとして捉える

ダイナミックスキル理論では、下記のように網の目状にスキルは進化していきます。図で言うと、点 > 線 > 面 > 立体の順でスキルは進化していきます。進化するためには、点を増やしていくこと、点から線を増やしてかなければいけません。点 > 線 > 面 > 立体の順でスキルは進化していきます。

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スキルの成長法則

じゃあこの世界で、どんな成長パターンがあるかを書いていきます。

結合化

点から線になる質的変化のことを指します。

複合化
点の数を増やす量的変化のことを指しています。

集合化
適切なタイミングで適切な能力を引き出すことを指します。

代用化
抽象化力のことを指します。

差異化
分裂することを指します。一つの点から新しい点が作られるみたいな感じです。

ノイズと変動性

ノイズは、学習や実践において不可避に発生する変化であり、
変動性は、意図的に含まれる変化のことを指します。

具体的にいうと、ノイズは、外部環境から生み出されるもの(コントロールできないもの)に対して、変動性は、自分でカスタムできる(コントロールできるもの)を指します。

スキルの捉え方

本書で定義される「スキル」には、小手先の技術だけではなく、「レベル」が存在します。レベルというのは、習熟とほぼイコールの理解で良いと思います。このレベルの高さで、スキルをうまく使えているかが変わってきます。
ダイナミックスキル理論で面白いのはこの部分で、このレベルを深くしていくことで、深層的な能力にアプローチできるということです(深層的な能力は、その人が本来持っている能力のことを指します)。
つまり最高レベルに達したスキルを持つことで、本来持っている自分の能力を存分に引き出し、発揮することができるのです。この場合スキルは、インターフェースという立ち位置になるんでしょうか。

これを考えたとき一つ納得したのは、幅広くスキルをとろうとすることの危険性です。レベルを高めず、広く浅くスキルを獲得する時間の使い方をしてしまうと、本来持っているスキルを発揮するチャンスを失っていることになるのだなと理解しました。
本書でも意識できるスキルは、2,  3個って書いてた気がするので、最高レベルのスキルを持つのは、人生 2, 3個が限界なのではないでしょうか。
なので、人生で何のスキルを伸ばしていくのかは本当に重要なんだと改めて認識させられました。

なろう系の世界でイメージする

なろう系の世界で考えてみます。
「転生したらスライムだった件」の世界だと、手強い相手を倒せば倒すほど、スキルが上がっていきます。
スキルは、ユニークスキルだったり、アルティメットスキルなどが存在しますが、このユニークスキルやアルティメットスキルがダイナミックスキル理論の線であったり、面だったりするのかなと思いました。

現実世界のスキルのあげ方

本書ではいろいろ書かれていますが、自分の中では下記3つかなと思います。

言語化
言語化、言語化、言語化。ひたすらなんでも言語化し続ければ良いと思います。

今なんのスキルを鍛えているかを意識すること
点を増やそうとしているのか、点から線に替わろうとしているのかを意識します。まさにこういう意識って、ゲーム感覚になってくるので本当に楽しいです。

自分の環境のノイズと変動性を把握する
ノイズ、変動性を把握します。意識するだけで、全然違う気がします。

環境や課題を明確にすること
「どういう状況で、どういう課題について、どういうことができるようになりたいのか」を明確にします。

おわりに

この本を読み終わったとき、まじで「なろう系」の世界じゃんと笑ってしまいましたw。「スキル」の捉え方が変わったし、何よりスキルを伸ばすこと自体が楽しくなってきたのは本当によかったなと思います。
書いてて、自分でも中二病じゃんと思いましたが、広い心で受けとめていただけると嬉しいです。

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