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合同事務所のメリットとデメリットを考える

うちの事務所は行政書士と社労士の合同事務所です。
合同化して3年以上経ちますが、現在のところ、不自由は感じていません。

ちなみに、よくある合同事務所はシェアオフィス系ですが、うちは事務所メンバーありき(4名)のいわゆる古い形の合同事務所です。

◆なぜ合同事務所なのか?

合同事務所にした理由は、友人が社労士試験に合格したので、一緒に事務所を借りた方が、固定費が安くつくからということでした。

単純に2分の1になるという素晴らしい計算です。

また、自宅事務所から出る絶好の機会到来ということもありました。

もともとメンバー社労士とは10年以上の付き合い。
気心が知れているという点が大きかったと思います。

よくある話として、付き合いが浅い士業で組んでの合同化は、解散可能性が高いと言いますが、それも一理あるでしょう。

ただ、社労士業務、行政書士業務ではシナジーが高いという部分もあります。


◆メリット

(1)固定費分割
家賃などの固定費を分割することができます。また備品代なども。
かなり大きい出費といえます。

(2)業務の補完
当初メリットは(1)の固定費でしたが、現在は「業務補完」が一番のメリットかもしれません。
うちの事務所には行政書士は私をいれて3名いますが、全員が分野違いです。行政書士は業務分野が広いので専門性が分かれやすいという特徴があります。

つまり、自分の専門でない案件が来ても、事務所内で完結できる率が向上してしまいます。(いちいち他の士業を紹介しなくてもよいし、進捗状況がすぐにわかる)

(3)ワイワイできる
メンバーでワイワイできます。
また、お菓子の差入れは4倍です(笑)
真面目な話をすると、すぐに相談できる相手がいるところはかなりのメリットです。

◆デメリット

(1)お互いの売上如何でギクシャクするらしい
解散理由のトップがこれらしい。うちは幸いない。

(2)合わない人が入ってきたときは難しい
細かいことを言えば、冷房の温度とかもあるかもしれない。寒いのが苦手とか。静かに仕事をしたい人は静かな人たちと組むべきかも。
どんな人か分からん(仕事のやり方、クセ、考え方など)ので、仕事を一緒にしてから決めた方が無難。

(3)一人が良い人には当然合わない

(4)相談スペース
相談スペースが一つなので、バッティングしないようにする必要がある。 意外に面倒。

◆女性にはお勧めの形態かも

特に自宅で開業している女性には一度考えて欲しいのが合同(共同)事務所。
一人事務所で、しかも自宅となると、それはちょっと。
同じような境遇で、気の合う士業さんなら、まずはありかと。

ちなみに複数で借りるので、ポストの名札スペースの問題や固定電話の回線を複数設置とか費用は意外に高くなります。

  

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