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【夢を追うあなたへ】子供は生まれながらの天才なら大人になっても天才なのでは?

子供が漫才をしている様子を聞きながら、ふと思い出した。「子供は生まれながらの天才」と、誰かが言ってたことを。理論的には大人になっても天才という事になるが、果たしてそれは、現実だろうか。

答えはNoである。人は夢を語ると馬鹿にされるからだ。

小学生の頃に作文で書いた夢を覚えているだろうか。子供の時は素直で、出来るか出来ないかなんて考えずに、自分の将来にワクワクしながら夢を描ける。そして恐れずに夢に似たことや新しい事に挑戦できる。

だが中学生になれば忘れ、高校生になるころには「憧れてた夢」となり過去のものとなる。小学生の頃に描いた夢を、中学・高校でも同じことを言い続ける人はわずかだろう。それは友人に笑われ、大人の圧力があるから。

その経験をすると夢を公言するのが恥ずかしくなり、次第に夢を諦めて追わなくなってしまう。そして天才だった子供が凡人に変わっていく。だから大人になっても天才というのは一部の貫き通した人だけだ。

これは日本人特有の文化だろう。他人が自分よりも優れていると引き戻したくなる。まるで価値観を広げるために海外に旅立つ瞬間に引き止め、自分と同じ日本に滞在させ続けるような。最悪の場合は家からも出してくれない。学校のコミュニティしかいられない。世界は今より広いのに。

生まれ育った学校などのコミュニティしか知らないと、そこで言われたことが全てと勘違いしてしまう。たまたま進学した学校の友達に言われたことで、自分の可能性が閉じられるなんて、よくよく考えたらクソだ。

これは自分の経験をもとに書いたが共感してくれる人はいると思う。日本だから。
いつしか自分は夢を追わなくなった。中学の進路指導では、夢なんて聞かれない。進学するのが当たり前だろと言わんばかりに。周りもみんな進学した。実際の所は夢中になっていた「水球」があったから夢を見る隙間すらなかったのかも。

高校の時は部活づけ。目標であった日本一になれたが、現実はなに1つ変わりやしなかった。当たり前だが夢が叶う事もない。進路を考える時には自分が本当にやりたい事なんて言えない。だから「どうすれば水球を辞めて他の事が出来るだろうか」そんなことを考えながら、テキトーにやりたいことを作りそれを目指すことにした。

結局、水球を続けたいという欲が出てきて、好きだったスポーツを学びたいという欲を交えて大学に進学。そして当時やりたかった事に近づくため、部活とは関係なく動いた。だけど現場を見ると違和感があり、テキトーに考えていたからこそ、すぐに諦めた。そのまま将来を考えずに大学3年になり、就活なんてやらないと決めていたが、経験として一度説明会に行った。全員スーツを着て同じ髪型、それが高校生の時の様な感覚がよぎり、やっぱり違うな。それからは就活はしなかった。

当時の僕は自由な学生生活を送ったこと記憶がほぼない。小学4年生から常に水球に縛られた人生。友達が遊んでるなか、練習をして家族との時間も減っていった。何度も辞めたくもなったけど支えてくれた両親にはとても感謝している。

それ以来、何かを取り組むにしても、「水球」という呪印が僕の背中に焼き込まれていた。

だったらその「水球」にまとわれない学生生活くらい送りたい、このまま社会出たら絶対に後悔する、そんな思いで大学院に進学。水球抜きで研究に没頭したという言い訳で。


大学院は合格して、大学最後の大会もそこそこ良い結果を残せた。そして「水球」という呪印から解放された。拘束力のない自分は、小学生の時の気分を思い出した。明日の練習の事考えずに、常に暇で何でもできる。怪我も出来る。本気で思っていた。

それから僕は弾けたかのように色々な経験をした。今まで溜まっていた何かが爆発しっぱなしの様だった。

それから約2年が経った。YouTubeは夢を追い始めたスタートとほぼ同じ。
僕はいま小学6年の頃に卒業文集で書いた夢を追っている。

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
-ウィリアム・ジェームズ-

高校生の頃にこの名言を見て鼻で笑ったが、いまなら納得が出来る。人は変われると知れたから。


だから僕は、夢を追う人がいれば応援したい。そして一緒に叶えていきたい。世の中は残酷だから夢を追う人の背中を引っ張り続ける。大人になっても。でも僕が頑張り続けられる理由は、周りには夢を追う人ばかりだから。背中を引っ張る人は友達であっても距離を置いてきた。苦しい選択だけど自分の人生のためには仕方がない。その結果、孤独にもなる。苦しくなり、前までいた居場所に戻りたくもなる。

でも続けていれば気が付くと周りは似たような事をしている人ばかりになる。無意識にお互いを引き寄せるかのように。色んな人と出会える。面白い事に、今までのコミュニティでは、出会えない人ばかりだ。


そういう経験をしてきたからこそ、いま夢を追う仲間がいれば、どんな人でも一緒に励まし合いながら、みんなで夢をかなえていきたい。


そんなことをふと思いました。


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