7月!?

7月になってしまった。
梅雨は嫌いだ、夏も嫌いだ。憂鬱だ。

もう1年の半分が過ぎようとしているのに、私は去年と何も変わってはいない。今年は、依存、執着、過去から逃れ、前を向いて歩こう、感情に乗っ取られない、と決めていたのに。何ひとつ変わっていない。

夏、プール!海!夏祭り!と脳内にキラキラと輝く水面や夜空を思い浮かべワクワクしていた頃に戻りたい。夏、汗、日焼け、暑苦しい、と体の至る所に赤く畳の跡が残っていて膝の裏から汗が垂れるところを想像してため息をつくようになってしまった。

私の部屋にはクーラーがなく、夏の夜は扇風機が命綱だ。既に扇風機にお世話になっている。まだ聞こえないはずの蝉の声が聞こえてくるくらい、扇風機の存在は夏であり、夏といえば蝉の声である。何度寝返りを打っても背中が熱くなってしまう。いっそのことフローリングの床で寝た方がいいのでは?と絶対そんなことはないことを考えてしまう。

夏だからアイスたくさん食べていいよねという謎の許しからでしか、夏を許すことができない。私は過去に、夏のアイス爆食で体重が5キロ増えるという恐ろしい事件を起こしている。夏バテで痩せるみなさんからしたら、さぞ恐ろしいことでしょう。私は代謝が悪く全く汗をかかないので、夏に痩せるという経験をしたことがない。夏は太る季節だと感じている。

今日1日で家の中にいる小蝿を2匹やっつけた。カタカナで打つとなんだか体が痒くなるが、漢字だと誤魔化せるのは気のせいだろうか。しかし小蝿と文字を打つと予測欄に小蝿の絵文字が出てきてしまう。罠だ。小蝿すらもやっつけてはいけないのかな、上手に外に出した方がいいのかな、なんて思うが、私の前をまるで煽っているかのようにブンブン飛んでくるとカーッと頭に血が昇ってしまう。私が食べようとしているご飯の器にちょこんと乗ってきたときは気が気ではない。想像しただけで痒くなってきたので、この話はやめる。

7月に驚きを隠せないが、7月を生きるしかない。汗をかきながら労働を頑張りましょう。


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