見出し画像

育てたい①鼻呼吸


鼻は呼吸の通り道で
口は食べたり飲んだり、話したりする場

鼻は加湿機能付き空気清浄機
空気中の菌やウイルスを吸い込んでも
その鼻の機能で濾過してくれるから
体を守る門番のようなもの

また温度管理もしてくれているため
外の冷たい空気を吸っても肺が冷えずに済んだり
逆に、鼻のすぐ上の脳が熱くなりすぎてオーバーヒートしないように出来ている

血流を良くする一酸化窒素NOは、鼻で一番産生され

脳や全身の細胞への酸素も鼻呼吸であればよく行き届く。

そのため全身の健康だけでなく
思考力・注意力・集中力などといったものが発揮しやすくなり
勉強や運動に取り組みやすくなる。

歯科で言えば、鼻呼吸と口呼吸での顔貌の違いもある
鼻呼吸だと立体的な頬のふっくらとしたお顔。
口呼吸だと縦に伸びた平いお顔。

鼻呼吸だと舌位がいい位置に収まりやすいため
顎が成長しやすく、歯並びがきれいになりやすい。
噛み合わせにも影響している。
口呼吸ではそれらへの影響は反対のものになる。

しかし口呼吸は、
人間の生きる上での大切な機能であって、悪いものではない。

例えば全力で走った後や
人前で緊張しているとき
ストレスがあるとき
体調が悪いとき

そんな時は口で呼吸する機能がなくては
私たちは生きていけない。

問題となるのは、例えばこんな時。
家で座ってテレビを見ている時や
ご飯を食べている時
寝ている時などリラックスしているような時間。
こう言う時にも口で息をしていたら
それは「口呼吸習慣」「口呼吸癖」といえる状態かもしれない。

習慣や癖になってしまっている場合は
免疫が下がりやすいため健康は損なわれやすい。
姿勢も変わる。
歯並び噛み合わせを健康に育てることも難しくなりそうだ。

そのため、お口育てでは
「鼻呼吸」を育てるコトを目標としている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?