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How about 採用戦略?

今回は「なぜ採用戦略が必要か?」についてお話していきます。

会社にとって必要な3つの要素は「ヒト」「モノ」「カネ」と言われているように、会社を運営するために【人材】は欠かせない存在です。

少し過去を遡ってみましょう。

バブル期には「青田買い」という言葉が流行したように、社会の景気が良かったがために、供給(=就活生)よりも、需要(=採用したい企業)が増え、いわゆる「売り手市場」となりました。
特にバブル期は「人がいればいるだけ生産性が上がる」と考えられ、多くの企業が採用活動に積極的な時代でした。

そしてバブルがはじけた平成初期には、いわゆる就職氷河期がやってきます。社会の景気が冷え込むと、企業は業績悪化を防ぐために人的投資を控えるようになりました。

では、現代はどうでしょうか?
2020年世界的なパンデミックが起こり、消費が一気に冷え込みました。
その時は主にサービス業に従事していた人が転職活動せざるを得なくなり、一時的に買い手市場となった時期もありました。

しかし、それも長くは続きませんでした。

2021年の東京オリンピック前までは、日本には海外からの観光客がほとんどいなくなり、内需のみで経済を回す時期がありました。
パンデミック直後の緊急事態宣言が明けると、テイクアウト需要等の高まりも受け、少しずつ外食産業等の需要が回復していきました。

既にそのタイミングではまたまだ観光産業の需要は回復していないにもかかわらず、2020年9月を期に有効求人倍率は再び上昇に転じます
しかも2020年の年間平均での有効求人倍率は1.18倍と、1を下回る事はありませんでした。

つまりここから何が言えるかというと、「景気で採用が左右される時代は終わった」という事です。

長くなるので根拠は割愛しますが、原因は「労働人口の減少」です。
つまり、学生バイト主婦のパート女性のフルタイム労働の増加で労働力を補っていましたが、もはや少子高齢化に太刀打ちできなくなってきた、という事です。

出生率は低下の一途をたどり続けているので、これからも労働人口の減少は避けられない運命にあります。

そんな中で労働力を確保するには、今までとは異なる戦略が必要になります。これが「これからの採用には戦略が必要」と説く背景です。


私たちは札幌を拠点に、主に中小企業人事制度全般(採用支援評価制度の構築・運用支援、組織体制の構築・見直し、人材育成等)をサポートする、人事コンサルティング会社です。

現在の拠点は札幌にあるため、札幌近郊では対面でのサポートを中心としていますが、希望があれば北海道内外問わず出張でのサポートリモートでの対応も可能です。

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