白蟻との戦いの日々　Ⅱ　　　　　　　　　　　　　　（半年間の地獄）

　畳屋が「白蟻にやられてる。残念。床下潜ってみないと被害がどれぐらいかわからないだろう。」と言われ、少し被害に遭った畳をのけて、下の板をはぐり垂木を見たところ、白蟻の被害が少しあり、白蟻の蟻道と言う物が恐ろしいお城のように連なっていた。

　畳屋は、すぐに白蟻駆除業者を紹介するからと勝手に携帯電話でどこかに電話をかけて話を始めた。相手は畳屋と仲の良い白蟻駆除業者らしく、１坪いくらぐらいか？と話をしていた。

　畳屋の話では、床下全部を駆除しないと、被害があった所だけ駆除すると別の所に異動してそこが被害に遭う。だから床下全部、お宅は坪６０あるから、５０万円ぐらいかかる所を３０万円で知り合いの業者だから保証も５年ある。その間に白蟻の被害に遭ったら、またちゃんと駆除してもらえるからそうしなさいと言われた。

　畳の方は、その一部屋６畳の畳を全部替えた方がいいだろうと言われた。畳は一番良い畳で１畳が１万５千円の６枚と古い畳の処理代１畳千円だと説明された。実際どうなのか？わからない。私は、白蟻の事も業者も値段もわからないただの素人なのだから。当然、畳の値段もわからない。

　その時に凄く親しいＹ友人も一緒に話を聞いてくれていた。Ｙ友人は白蟻の駆除は自分たちでしよう。畳だけ新しくしてもらおうと言い出したのです。

　すると畳屋が床下をはぐって垂木も替えないと駄目。素人にできるわけがないと言い出して、１５分ぐらい言い合った。垂木は畳屋の紹介で大工さんにしてもらうことにして、畳を新しくするように見積もりだけしてもらった。

　それは、白蟻被害の友人がリホームしている業者にも１度見積もりしてもらった方が良くないか？とＹ友人に言われたからだった。

つづく