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ひぐらしのなく頃にを見ました

見ました。

令和。令和にひぐらしのなく頃にですよ。
今放送されてる新しいやつじゃないですよ?2006年放送のアニメです。
ひぐらし、存在はもちろん知ってたしずっと気になってはいたけど触れてなかったシリーズが一つなんですよね。ギアスとかも二年前まで見てなかったのでここに当たります。
ニコニコ動画にハマってたりインターネットで暮らしていればもはや必修のような存在にもかかわらず見てませんでした。
ネット入りする頃には放送もブームも終わってて知ってるのが当たり前みたいな雰囲気があったこと、シリーズがいろいろありすぎてどう手を付ければいいか分からなかったこと、そして何より怖いって聞いてたので。
ホラーはNG。
ただ実際見てみるとホラーっていうよりも猟奇的なグロって感じでしたけどね。グロは大歓迎です。

して、何故今になってひぐらしに手を付けようとしたかといいますと。
リアルネット両方周りのオタク達がこぞって見始めてはおもしれ~~~ってなってたからです。
その周りのオタクが見始めた理由は無難に今期新シリーズやってるからでしょうね。
新シリーズがリメイクって聞いてたんでそこからひぐらし入るのもアリやな~と思ってたらバチバチに内容違うということで皆も最初から見るかとなったのでしょう。僕もそう。
あとはこの前読んだシナリオライターの談話記事でいかにビジュアルノベルの歴史においていかにひぐらしが大きな存在であったかを再確認したから。そもそも一時代を築き多くの人を虜にした魅力ある物語ですし、その強さを著名なクリエイターにすら語られちゃあもう腹くくるっきゃねえなと。
見るのは原作のゲームじゃなくてアニメなんですけどね…
そこはご愛敬。アマプラにありましたんで。

して、とりあえずアニメ1期2クールを見終わりましたので感想をば。
ひぐらしって映像作品いろいろありますけど、ひぐらしのなく頃に(26話)とひぐらしのなく頃に解(24話)で根本の話は終わっているみたいです。
4~8話ごとくらいに〇〇編と区切られています。
主人公の視点になって不可解な事件と謎に直面する4つの出題編。
出題編の謎が解き明かされ答え合わせになる4つの解答編で構成されています。
多分出題編1つと解答1つずつが対応してる?っぽいです。

今回見終わったアニメ1期では、出題編が4つと解答編が2つまでが範囲。
まず出題編4つからなわけですが、うん全然意味が分からん。
そういうもんです。あえてそうしているに違いありません。
初見じゃ理解できないし出来たら多分続き見る必要ないだろうなって思いながら見てました。
意味が分からないにせよ、その異様な雰囲気を醸し出す演出が素晴らしくて、謎に引き込まれていきます。
あとでこの謎が解き明かされることを知っているからこその安心感というか、気味悪さよりも一体どういうことなんだろう?っていう期待感とワクワクの方が強かったですね。
序盤からもうこの作品がこれだけ愛されている理由を感じ始めていました。
持っていた期待感が裏切られなかったのも大きいかも。

日常シーンにはかなり古臭さが目立ちますが、僕は気にならないどころか好きな古臭さです。
懐かしいノリというか、舞台が昭和の田舎ということも相まってノスタルジーを感じられます。
ずっと1クールこの日常パート見てろって言われるとちょっとキツイかもですけど。

アニメが結構端折っててペースが速いからか分かりませんが、結構しょっぱなから狂っていることに驚きました。
僕の勝手なひぐらしのイメージが、和気あいあいとした田舎の優しい日常が少しずつ崩れていく…って感じだったので。
あと富竹さんってちゃんと主要キャラだったんだ…富竹フラッシュするだけのチョイ役なんだと思ってました。

最初の鬼隠し編こそガチで意味不明ですけれど、出題編を1つずつ追っていく度にキャラの掘り下げと世界観の理解が進んでいくのが気持ち良い。
田舎という舞台もあり、少ないキャラクター数をしっかりと動かしてその複雑な因果関係で話を構成しているのが素晴らしいと思います。
1つの情報が提示されるだけで全体の理解が一気に進みますし、キャラ少なさゆえの閉塞感が物語とマッチしてますし。
そして出題編は視聴者と全く同じように謎に翻弄される圭一視点なのも楽しめる点です。
分からないから翻弄されて、分かりないなりに思考して試みて、でも上手くいかなくて…
逃れられない様々な悲劇に対して足掻くっていうことが、足掻くその姿を意識するのが僕的な出題編の楽しみ方でしたね。

解答編の感想はモロネタバレになりますので以下注意


















まず目明し編、最高。
1期の中では間違いなく一番面白くて次の話次の話が止まりませんでした。
最初は解答編に入ってることに気づかなくて、詩音視点で描かれる別の綿流し編の話なのかなって思ったら。
ちゃんと答え合わせですね。裏で動いていたロジックが理解できて気持ち良いZOY。
綿流し編はもう他のキャラ全員置いていくくらいのレベルで詩音の超大立ち回りだったんですね。

ひぐらし、ヒロインみんな魅力的で可愛いのを理解している上でこいつが好き!みたいなのはいないんですが、目明し編の詩音は本当に最高でした。
ここまでのレナや魅音はスイッチが入って様子と行動がおかしくなるという気味悪さがありましたが、詩音は行動だけじゃなくて思考まで完全に狂ってましたからね。

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沙都子を滅多刺しにしてる時のこの表情がマジでたまりません。
オットセイ好きな女の顔ランキングランクイン。
感情が限界まで振り切れているときの美少女の顔が好き…
ひぐらし、爪剥ぐシーンが先行して結構有名ですけど、あのシーンよりもえぐいのいくらでもありますよね。
あと、この時魅音が沙都子に強い執着を見せたいたのも気になるポイントです。


次、罪滅ぼし編。
鬼隠し編から気持ち空気気味だったレナにフルフォーカスです。
目明し編よりも解答編感があんましないですよね。
それでも、鬼化の正体だったりループ?に言及したり作品の本質を突く部分が多かったと思います。
圭一が鬼隠し編で殺したことへの罪滅ぼしなのでしょうが、結局解答編を2つ終えても何故複数の世界線に別れて話が進んでいるのか、怪死事件の原因も分からずじまい。
園埼家の陰謀という説で進んでいましたが結局違うみたいですし。

ただ間違いなく一つ言えることは、鬼隠し編の圭一・綿流し編の詩音・祟殺し編の沙都子・罪滅ぼし編のレナと、疑心暗鬼に苛まれ狂い突飛な行動をこすということ。
幻覚?を見ているのだかどうなのだか。
残り2つの解答編でどう解き明かされるのか、楽しみで仕方がありません。
純粋に祟殺し編も謎だらけなのでこっちの真相も気になります。


以上感想でした。
いや~~~おもろいすわひぐらし。
名実ともに引き込まれる素晴らしい作品ですね。
今見てる既存アニメ3本をすっ飛ばして3日くらいで2クール見ちゃいましたよ。
今でこそ一つのコンテンツにドハマりするってことがなかなかないですけれど、小中学生の頃とかに見てたらバチバチに影響を受けていたと思います。


2期でひぐらしのなく頃にという作品の全容を早く知りたいと思いつつ、作者の竜騎士07先生への興味も強くなってきました。
ひぐらしときたらやっぱり次はうみねこ。
Keyの新作シナリオも手掛けられるということで、ガッツり追いたくなってきましたね。
とりあえず解見ちゃいます。そのままOVAも走破して業に行きたいところです。


オットセイに課金してもガチャは回せません。