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BNAを見ました

やあみんなアニメ見てる?僕は最近アニメより東海オンエアを見ている割合の方が多いです。オットセイだよ。

今日は僕がNetflixで見たかったアニメ第三弾、BNAを見終わったのでその感想記事です。
ひとまず僕がネトフリで見たかったアニメはこれで見終わりましたね。
つってもこれからもネトフリオリジナルアニメとか、独占先行配信とかいくらでもやってくると思うので友達にあやかり続ける気マンマンです。
持つべきものはネトフリ共有してくれる友達やでホンマ。

TRIGGER作品としてはキルラキルに続き、2作品目の視聴になります。
同じ中島かずき脚本ですね。
TRIGGERのオリジナル作品って2クールのイメージが強かったので1クールなのは意外でした。
そういや今日20時からプロメアの1周年記念で同時視聴企画やってたみたいですね。
僕も一緒に見ようと思ってたんですけどすっかり忘れちゃってました。一人でゆっくり見るかな。

キルラキルの感想記事はこちら。

以下感想。










まず初めに、この作品の最初から最後までを通して見ていてず~~~~っと思ってたことがあるんですよ。
この作品北米市場狙い撃ちすぎへん?
キルラキルの時も書きましたが、TRIGGER作品の作画とノリってディズニーアニメとか海外アニメに近いものがあって実際海外人気が凄いわけですが。
そこに獣人がメインの作品ときたらアメリカ人ニキたちは大喜びでしょうね。

海外、特に北米では獣人や獣そのものが大好きなケモナー嗜好の方がすっごく多いです。
日本なんかより性的嗜好とする人がはるかに多い大人気ジャンル。海外版のpixivとか見るとケモのエロ絵とかばっかりですから。
「furry」なんてケモ嗜好を指す専門用語があるくらいですからね。fur(毛皮)が語源らしい。

どうして北米でケモが人気なのって言うと、日本に比べて人のエロコンテンツが厳しいせいで緩い動物に逃げざるを得なかったとか、聖書や神話に獣をモチーフにした神やモンスターなんかの登場比率が高いからキリスト圏で流行りやすかったなど諸説ありますがこれはまた別の話。

TRIGEER×獣人×Netflixって北米で人気になる要素しかなくないですか?
アメリカ人オタクニキ大喜びそう。

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なずななんてドンピシャでしょうね。僕から見ても普通にかわいいと思いますし。
と思って軽くリサーチをかけてみたら普通に海外ニキたちにはみちるの方が人気みたいです。なずなは普通の美少女にちょっと寄りすぎてるからかな?
あとは大神さんも大人気。アメリカはケモホモの最大手ですから格好の的でしょう。
これ以上は知りたくない世界なので足を踏み入れないことにしときます…

キャラの話を軽くしたことですしついでにキャラデザの話を少々。
この作品に出てくる登場人物の9割以上は獣人なんですが、それはモブも同じです。
そのモブのキャラデザにこだわりと労力をかなり感じました。
馬や牛なんてイメージしやすいものから小動物の獣人もいたりと多種多様です。
それだけの種類の動物たちの特徴を捉えつつ人型に落とし込むというのはなかなか大変だったんじゃないかなあと。
そのモブたちを見ていることで『獣人の街 アニマシティ』に没入しやすかったかなと思います。


次に作画。特に語ることなし!
基本簡素なキャラ作画、独特の塗り、激しくデフォルメチックな動きがずっと崩れることなくハイクオリティでまとまっている。いつものTRIGGERです。
キルラキルの時と作画で違う点があるとすれば背景ですかね。
舞台であるアニマシティがしっかり都会都会してるもんですから、建物背景なんかはキャラ作画に対して緻密でリアリティあるものになってました。

僕は基本高層ビル立ち並ぶ都会っていうそのものが大好きなのでニコニコで見れてました。表の顔であるビジネス街から裏の顔である治安悪めのダウンタウンまで全部好き。
そんな中、従来自然の中で生きていて都会とは遠い存在である獣(獣人)が生活しているというのも面白い。
ディズニーのズートピアなんかもそうですが、獣人と都会の組み合わせってコンテンツとして結構強い気がします。ギャップが癖になる。


次に大事な大事な物語について。
シリーズ構成としては、話と話の間に繋がりはありつつも基本1話完結形式のお話が前半、本筋には8話から入るって感じでした。
1話完結の中にも後半の伏線がたくさんありましたが。
つっても、うおおおおおおこの伏線がここでこうなるのかああああああ!!!!とかなる作品ではないですけどね。

前半で印象に残っているのは5話の野球回。
どんな作品でも野球回を作りたがるといえば僕の中ではKeyもとい麻枝准作品なんですけど、TRIGGERも好きですよね野球回。
まんまキルラキルの満艦飾一家枠のベアーズも可愛いですしね。ジャッキーはさしずめマコってとこでしょうか。
やっぱりべらぼうにアツいシナリオにバカの存在は欠かせません。

ただ一個引っかかったのは、5話で賭博野球は殺しアリ!たくさん死んでます!みたいな描写があったり。
2話で子供獣人の人身売買があったりと、シリアスで殺伐とした雰囲気の作品にしたいのかな~と思えば、実際はキルラキルと変わらない基本ノリと勢いの明るい雰囲気で話が進むもんですから、結局どっちつかずでよく分かりませんでした。ちょっと違和感です。

ただ、キルラキルに比べて設定や根拠は用意されていて、話の流れもご都合主義的な部分が少ないので設定厨の僕的にはシナリオそのものはBNAのほうが好きかもしれません。
ただみちるとなずなの変身能力のなんでもあり感や、なんでこの二人だけチート級の変身能力を持っているのかの説明がなかったのは個人的にはどうにかしてほしかったところ。
さしずめ狸と狐っていう人を化かす動物の獣人やからや!ってところでしょうけど、ちょっとそれだけで片付けるには無理ありませんかね…?

ただ後半の展開はやっぱりアチいっすわ。
どんなに展開が分かっていても読めていてもアチいもんわアチい…
特に9話から11話にかけて描かれるみちるとなずなの友情が凄くイイ。
なずながまた攫われたと勘違いして暴れるみちる、それにまた呆れるなずな。
自分が獣人になった経緯と自分の知らないところでなずながシルヴァスタ製薬に協力していることを知り、疎外感から二人の距離はまた遠くなる。
それが帰りの車の中での物理的な距離に分かりやすく出ていますが、そこで流れる二人の思い出の曲「NIGHT RUNNING」、フラッシュバックする思い出の数々。
そのまま二人の間に会話はないにも関わらず、次の10話からはすっかり仲良しの友達に戻っているんですよね。

2人の友情の極めつけが11話、みちるがなずなの告白を止めるシーン。
みちるのお願いになずなはノータイムで答えるんですよ。
2人は作品中なんどもすれ違って険悪な雰囲気になったし、なずなのライブ前に約束通りみちるが現れることはなかった。
そんな中でのみちるのお願いに対し、一切考える時間もなく観衆に語り掛け始めるなずな。
僕はもうこの時点でてっきりみちるではなくアランとボリスを取って告白を始めたもんだと思いました。でも、違った。

このシーンがBNAで一番好きです。みちるの真剣な眼差し、「私を信じて」という一言からの間の取り方、全部好き。
まあボリスもといキモいおっさんのせいで全部台無しにされちゃったんですけどね。
結局あの子安って何だったんでしょうね?なずなに獣因子が輸血された時点でアランは利用を考えていて、ボリスはそのために送られたといったところが妥当だと思いますが、ボリス本人の背景や説明が一切なかったので結局目的も理由も不明なよく分からないただのキモいおっさんだった…

そして最終話。
ライブ前に分裂していた大神達・市長・みちる達の3勢力が集合し、アニマシティを救うために奔走します。ド王道のアツい展開。
絶望にまみれて崩壊していく市街を見ると直近で見たDEVILMAN crybabyを思い出します。あっちは救われませんでしたけど…
あとワタリドリのビンガも最後にまた登場してくるとは思いませんでした。
7話から良いキャラしてましたが味方になると何とも頼もしいですね。
CV浪川大輔のキャラでこんなに頼もしいの凄く珍しく感じちゃいました。最近浪川さんの悲しそうな声を聞く機会が多すぎてつい…

ラストバトルの演出もまあアツいことアツいこと。
流れ始めるオープニング、主人公のスピーチ。どちらも何ともネタですがテンション上がっちゃう。そういうもんなんですよオタクは。
最終話の盛り上げ方としての最適解であり大正解ですもんこれ。
ベターをベストにやればそれはベストなんですよ。
みちるの語りかけも凄く良いですね。人種問題や男女差別に踏み込んだ凄く良い内容。この作品で伝えたかったことが詰まっています。

これらのアツい展開に対して結末は結構あっさりしすぎなような気もしましたが、これくらいサクっと終わるくらいがテンポが良くて気持ちがいいかもしれません。
広げようと思えばまだまだ話は広げられそうですし、二期や劇場作品が出てきてもおかしくはなさそう。
世界観がかなり好きなので期待したいですね。



以上感想でした。
最後に一つ!
このアニメは曲が凄く強い!これめちゃ大事。
ED挿入歌BGMどれをとっても良いですが、とにかくOPの「Ready to」がマジで良いマジで好き。

今期で一番好きなアニソンと胸を張って言えます。
左右で鳴り響くギターの音も良いしドラムのビートも気持ちいい。
特にイントロとサビ前の盛り上がりが最高ですね。早くカラオケ行きてえなあ。
曲だけじゃなくてムービーも素晴らしい。
イントロの遺伝子をモチーフにしたデザインのカットもスタイリッシュですし、サビのムービーも疾走感をビンビンに感じます。

それにしてもTVサイズが1分って珍しいですよね。
もちろん毎話OPは見ていましたが、曲が良い分物足りね~~~もっと聞かしてくれ~~~と思ってました。
でもその分最終話でフルが流れたときにブチ上がるのでワースです。
こうしたアニメの定石を崩す新しい試みって最近よく見るような気がします。面白いからどんどんやってほしいですね。
1話30分という長さと、クールの話数に縛られるのが作品形式としてのTVアニメの弱点だと思っていたのですが、いよいよ関係なくなってくるかもしれません。







オットセイに課金してもガチャは回せません。