徹底解説 天威相剣
この記事をご覧頂きましてありがとうございます。今回は天威相剣のテーマ解説から基本的な動きと採用カードの使い方についてを書いていきます。
はじめに
相剣というテーマは基本的に1体の非チューナーのモンスターから星4のチューナーであるトークンを作り、シンクロ召喚を行うテーマです。
天威というテーマは通常モンスターが場に存在する場合に、手札からの特殊召喚や、手札、墓地から除外する事で様々な効果を発揮していくテーマです。
相剣側の出すトークンが通常モンスターである事と、幻竜族を主軸として戦う部分が、天威側とのシナジーを生み出しているので、天威相剣という混合テーマとして使われています。
相剣は1人シンクロと呼ばれていますが、実際の場合は2枚初動となる場合がかなり多いです。
余談ですが、相剣は幻竜族を使用するという点で電脳堺と組み合わせられることがあります。
メインデッキについて
モンスターカード編
墓地に水属性を用意出来る最強カード。
莫邪を初動にする場合は、手札のカードを見せる必要があるので基本的には2枚初動となります。
水属性を墓地に用意出来る事が強い理由は後に紹介していきます。
発動時の除外はコスト。
手札にダブつくと弱すぎるので、2枚の採用にしています。龍相剣現からのサーチで1枚初動になれます。墓地から幻竜か相剣カードを除外する必要があるので、盤面が通常のみかモンスター無しであれば天威カードを特殊召喚してから墓地に幻竜を置く事で動けます。
レベル10シンクロのお供。
龍淵のおかげでワンキルのしやすさが、個人的に全デッキ中トップクラスじゃないかと思うレベルで1200バーンが強いです。狙うのであればGツッパしてワンキルする事も余裕で出来ます。効果の発動は手札からなのでスキドレなどの貫通が可能です。
呼び方は白エク。
パンクラ条件で特殊召喚することのできる相剣の初動カードになります。②の効果は自分相手メイン中ならフリチェでリリースして発動の為、"このカードに対する"エフェクト・ヴェーラーや、無限泡影の心配は必要ありません。出てくる相剣の下級は普通にヴェーラーと泡影を受けます。
チューナーである為、相剣モンスターと普通にシンクロする事も出来ます。個人的には並べるのであれば、ランク4を出すために使いたいです。
vsティアラメンツはサリークや無限泡影を相剣の下級に使わせて、そこから白エクを特殊召喚して動く事もありました。
バウンスできるやべー奴。
アシュナからリクルートも可能です。除外は手札からも可能なのでスキドレやネクロバレーを剥がせます。泰阿や赤霄での除外コストにするにはもったいない性能をしているので使う際は要検討してからにしましょう。
事故防止要員。
幻竜縛りは発動後なので龍淵からの1連の動きでバロネスなどを出した後にアシュナを使えば問題ありません。アシュナとアーダラだけで赤霄と暗転は構える事ができます。
アシュナからのリクルート先。
除外の幻竜回収は表側除外だけなので、赤霄や泰阿のコストで除外した幻竜族を回収するのが良いと思います。
チート。
プロートス自身は効果破壊されないので、基本的には闇属性宣言をします。承影を立ててるなら水属性も宣言できますね。(破壊耐性があるため)
また、この効果はお互いに適応される効果なのでアーティファクトなどは出せなくなります。要注意しましょう。
誘発娘。
環境によってここは割と変えたりします。vsティアラメンツの後攻は3枚全部抜いてました。その枠にビーステッドや、ディメンション・アトラクターを投入して戦っていました。
宇宙一強い。
来季は展開系が増えると思っているのでより一層の活躍が期待できます。三戦ケアでスタンバイフェイズに投げるかは手札や盤面と検討しましょう。自分が投げられた場合は、赤霄と暗転で止まるのが1番無難な択です。
使えるのはメインフェイズのみ。
予想以上にヴェーラーが飛んできたので抹殺宣言用＆レベル1チューナーとして採用しています。龍淵と混ぜてガイザーにするも良し。プロートスでの除外のコストとしても光は白エクくらいしか居ないので優秀です。
魔法カード編
アンシャラボラス出すかミレサク出すかはよく考えること。エンドに破壊されるのも忘れずに。
簡易採用の理由はvsラビュリンス対面で最終手段としてビュートを出す際にレベル4の供給を補助+莫邪などへの無効誘発を受けた際の貫通を考慮しました。
最強のドローソース。
剣現が手札にあるならうららチェックで先に使っておきましょう。確実に欲しいカードがデッキに眠っていないのであれば、手札の質を向上させるために展開後に使っても良いかもしれません。
宇宙最強の1枚初動。
幻竜サーチも兼ねてるので手札にある時には使うか検討しながら動きたいです。
剣現で泰阿をサーチして動く事で初めて1枚初動になれます。②の効果は大事に使ってください。
理由は、サイコエンド・パニッシャーなどの奇数シンクロに繋げる場合に②の効果が必須になるからです。
人によって採用してたりしなかったりするカード。
私の構築だとランク4の採用をしている為４×2を立てやすくする為に採用しています。
特に強貪で飛んでも痛くないのでピン刺しに。
このカードで出来ることは
・2ターン目以降の展開の初動
・先攻展開の上振れ(手札の要求値は高め)
・サーチ先の札を抱えている時の候補先
などができます。②の効果が地味に嬉しいですね。
先攻展開の補助札と墓地効果の妨害札。
後攻なら私は基本的に抜いています。承影の起動にも使えますね。
先攻展開の補助札。
後攻は間違いなく抜いていいと思います。
クシャティアラ環境の時はクシャトリラ・フェンリルを積んでいたので除外して効果を止めたり、デッキ圧縮する時に使っていました。
一応好きな幻竜をデッキから除外してアーダラで回収し、次のターンから使う事ができます。
罠カード編
2破壊。
使い終わった赤霄か承影、適当な幻竜を爆破しましょう。②のトークン生成はコストで墓地から除外するヤツら(赤霄、泰阿)で除外すると、無限泡影を食らっても盤面にトークンが出る形になります。赤霄の効果で除外すると炎斬機ファイナルシグマに繋がります。基本的には破壊効果を使い終わってから除外した時の効果を使いたいです。大霊峰相剣門との相性は◎です。
モンスター無効にするタイプの誘発。後攻ならトップで引ければモンスターの1妨害踏めるので嬉しい。
基本的に自分は先攻サイドチェンジなら抜きます。
理由は
・赤霄という破壊しないモンスター無効を構えやすい
・2枚初動にすることで盤面の質が上がるが、展開には絡めないカード
という2点からです。個人の主観がかなりある意見なので参考程度に。
EXデッキ編
対象耐性持ち。
基本的には相剣の下級と誘発娘で出すことが多いです。自分の効果と戦闘での破壊も対応しているので、スキドレ下でも何とかなる時があります。
経由地点兼妨害役。
②の効果はコストで幻竜or相剣カードを除外します。①の効果をチェーン1にして、チェーン2は莫耶、泰阿、龍淵のシンクロ素材時の効果にしましょう。うららケアのためです。
自分のモンスターにも無効は使えるので、相手に対象耐性持ちモンスターが居て、赤霄以外のモンスターが自分の場にしかいない場合にコストを払いたい時は自分のモンスターに打つのもアリです。
魔法罠無効担当。
墓地に水がいないとその効果が使えないので注意しましょう。(莫耶が偉いです)
①の効果は二ビル捲れたら使えるので積極的に使ってもいいも。
名前も見た目もカッコいいです。大好き。
宇宙一強い。
泰阿からシンクロで出すことを心がけてください。
2デッキバウンスになります。自分のカードをデッキバウンスなど器用な使い方も可能です。
余談ですが、①の効果はターン1がついていません。
後攻で泰阿スタート
泰阿とトークンでショウフク
チェーン1で2枚デッキバウンス
チェーン2で泰阿効果で莫耶を墓地に。
ショウフク効果で自身を叩き割って莫耶蘇生。
莫耶効果でいつも通りの展開...
⬆️強い動きです。盤面を削りながら妨害立てる最強ムーブとなっています。何かしらの魔法罠があればショウフク残しながらこの動きが出来たりまでします。超強いです。
脳筋。
①の効果は時の効果なのでティアラメンツ・ハゥフニスのようにモンスター効果に直接チェーンが必要となります。②の効果は攻撃力上昇後はモンスターにのみ攻撃可能なので注意しましょう。②の攻撃力上昇は永続の効果です。
強いテキストのパレード。
耐性の効果は赤霄や相剣下級と違ってなんのカードでも大丈夫です。
耐性の効果にターン1はありません。
③は選んで除外なので対象を取らない除去です。
白銀の迷宮姫の処理などができます。①の効果の攻撃力上昇でアライバルを超えていく日も来そうですね。
暗転との相性は最高です。
最大で3除去(2破壊1除外)墓地を1除外できます。
最強万能汎用で無効持ち。ハイスペシンクロ。
蘇生効果は率先的に使っていきましょう。サイドチェンジ後の先攻展開は捲り札警戒の意味を込めてバロネスを優先したいです。破壊効果は相手を叩き割るorガイザーがいたらそっちを割っても良しという感じです。
チクチクしながら除外してくる奴。
ライフを取り切れなかった時に出しておくと、大体の場合は相手がバーンでお亡くなりになります。
無効にする効果が何かしらある訳では無いので、出す時には細心の注意が必要です。
③の魔法罠除外は、時の効果なので直接チェーンをする事が必須となります。①のドロー効果は結構使う機会があります。バーン効果を全て使えれば龍淵のシンクロ成功時の効果込みで、合計3600ダメージ与えています。恐ろしい。
脳筋その2。
①の効果は"発動した効果"なので注意が必要です。それくらいしか欠点が見当たらないです。
ライフを取り切りたい時に出しましょう。
奇数シンクロなので、剣現や相剣門除外、アシュナorヴィシュダ+相剣トークンでシンクロ召喚できます。割とよく出すし頼りになります。
ブッパ虫。
テキストからは読み取りにくいですが同一チェーン上では1度までしか発動できません。相剣門で相剣の下級を並べるか、白エクと相剣の下級でエクシーズ召喚しましょう。
ほぼ最終手段のカードです。
最強のエクシーズ。
同一チェーンでも複数回使用可能。自分側的には出されると死ぬほどキツイモンスターの一角。
周りが破壊された時の効果で素材を増やせるのも強いので天威系統など、墓地のリソースになれるカードを素材に入れておきたいです。
天威の強さ。
天威を特殊から拳僧リンクだけで天威の発動条件を満たせます。打点も悪くないので打点補助に使っても全然OK。
ショウフクの蘇生効果で割る時やサイコエンド・パニッシャーで除外する自分側のカードにしてもOK。使い道が豊富なカードですね。
サイドデッキについて
サイドデッキに関しては自分自身で大会の分布読みが出来るのであれば、自分自身できちんと考えるのが望ましいです。
相剣というデッキの性質上、サイドチェンジ後の勝率が高いため、私のサイドデッキを完全に真似した所で勝つことが出来る訳ではない為です。
vsルーンやvsラビュリンス対策。
スケアクローにおいても、先にバックにある対象耐性の付与みたいなカードに触りたいので採用機会は結構ありそうです。ただ打ち所には細心の注意を払いたいです。無条件で打てるバック全除去ですし、エルドの永遠に輝けしなどを除去してから使う、打たせたいカードを釣る、などきちんと考えて使いたいカードです。
個人的には2枚目3枚目の羽根帚だと思ってます。
最近は1枚だけの採用にしてみるなど、工夫をしています。
クシャティア環境はクシャトリラが守備を殴られてからのアーゼウスをエクシーズする事を警戒してアライズハートを攻撃表示で立てていたら前盤面を飛ばしに行ってました。
バックが厚かったら優先的にこのカードで剥がしに行きましょう。
上手い人は結構ケアしてくる札。
vsエルド、ラビュリンスとかに結構刺さりそうなので採用しています。バトルフェイズも消し飛ぶので、使う時は残りのライフや時間に注意しましょう。ターン1はなし。
vs罠デッキへの最終兵器。
ワンキルできないとキツいことになると思うので、ライフを取り切りれないのであれば、最低でも後ろのカード全部剥がすくらいはしておきたいです。
採用候補カード達について
メインデッキ候補
使われてる所見たことない相剣の下級。
③の除外効果の範囲が広かったりと割と悪くない効果をしているのでいつか使うかもしれません。①はメイン中ならフリチェです。シンプルに便利。
強いけどEX飛ばすので悩ましい。
後攻の相手に使われたら絶対うららを打ちます。後攻札が沢山入っているデッキに触られる範囲が広すぎるからです。うらら1枚で止まる後手捲り札はほぼ無いので積極的に打ってしまいましょう。
EXデッキ候補
地雷デッキなどを踏んでも大丈夫なカード。
来季はリンクが増えそうであることと、このカードを出す状況があれば、その試合は他のカードでも優位性を取れると思っている為、あまり採用をしていないです。
脳筋シンクロ。
莫耶でしか出せないので注意が必要。龍鬼神と同じでモンスターへの2回攻撃なので注意。
除外に関わる仕事を多くこなす。
コストで除外したモンスターなどを墓地に戻してリソースにするのも良さそうです。奇数シンクロなの他と同様に剣現除外や相剣門除外の効果が必要となります。
最強の盤面の保持役と軽めの妨害役。
サンボルケアとかに使えます。①の妨害効果は状況をそこそこ選ぶので思考してから打ちましょう。②の蘇生も中々強いが相手の効果で除外された場合とかなり状況を選ぶので注意が必要です。
墓地終焉龍。
自分の墓地リソースも枯らすのが痛すぎます。②の効果はブラロ採用すれば普通に使えますね。3200打点持ちという素晴らしいスペック。
サイド候補
EX封じ。
来季は展開系が増えそうと予想しているので、そこを見ての候補枠です。ただ今の所分布が判明していない為、ラビュリンスなどが多いのであれば採用はしないです。
準制限。
相手モンスターを全破壊します。前盤面が強いデッキに撃ちましょう。アポロウーサとサベージだけ、の場合とかであれば何かしらにサベージを打たせてそこからサンボル打つなどをしたいですね。
バック除去(除外)。
エルドリッチ相手においてはエルドリクシル系統、コンキスタドール。ラビュリンス相手においてはウェルカム・ラビュリンス、ビッグウェルカム・ラビュリンスなどに打っておきたいカードです。墓地リソースの確保をさせたくない罠や魔法に基本的には打ちましょう。
神罠最強格。
ライフ半分はかなり重いのでライフを取れるプランがあるかどうかきちんと見極めて戦うことが必須になるカードです。
神罠2番手。
1500なので残りライフとよく相談して使いましょう。神罠は個人的にサイコエンド・パニッシャーと相性が良い様に感じています。
アーティファクトを特殊召喚する罠。
バトルフェイズが行えないデメリットがあるので相手ターンにきっちり使っておきましょう。②の効果は自分の盤面も破壊可能です。ロンギヌスを採用できないデッキであるので、モラルタ、デスサイズの採用を検討しましょう。
おわりに
ここまでのお付き合いありがとうございました。
相剣、天威のテーマ解説から入り、色々なカードについての解説をさせていただきました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
↓追記
採用カードに対しての疑問点、誤字、質問などがありましたら
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