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髪結い植物療法家として

皆さんこんにちは。
いつもご覧になって下さって、ありがとうございます。

このnoteを見て下さったということは、ほんの少しでもメディカルハーブの世界に興味があってのことと思います。

私にとってメディカルハーブとは
自分を知り、自分を1人の表現者として生かしてくれるものです。
自然療法のひとつであるメディカルハーブは、昔は医療として行われていました。

例えば体内の四体液、自然界の四元素。
それに加えて、一人一人のホロスコープをみて占星術を交えたりしながら、「ホリスティックに人を診る」という治療だったわけです。
それは現代では、ロマンチックな迷信だと捉えられがちですが、当時は、れっきとした「学問」だったのです。

地球と人は、分離して考えられがちですが地球の中に人は生きているわけですから、そもそも分けて考えることをやめましょう。

そんな、地球に存在する自然たち。
メディカルハーブは、私たち人は、自然の一部であるということを、ちゃんと心の奥で納得させてくれるものでした。

現在、医療として使われている薬たちも、もともとは植物から生まれたものも多くあります。わたしはこの事実を知った時、嬉しくなりました。
同時に、効率も求めたがゆえに、現代病と呼ばれるものに蝕まれていってしまった発端に触れた瞬間でもありました。

そもそも植物は、自分で動くことが出来ないので、外からやってくる病気や天敵から身を守るために、さまざまな物質を放って一生懸命に身を守っています。
それが、メディカルハーブの効果効能に繋がっているというわけです。

人は食べないと、寝ないと生きてゆけません。
自分で動くことはできても、植物のように何か物質を放って、外敵から身を守ることは出来ない。その代わりに、免疫に働いてもらい私たちは自分の身体を守っています。

ハーブを料理に使う食材としてだけでなく、そういった薬理効果や効果効能を知り、日々の暮らしに役立てることで健康を守ることができるのてます。

何か調子が悪いな、、と感じた時にすぐに病院に行くのではなく、まずは自分に取り入れて身体とこころを整えてみる。
それから病院へ行くのでもいいじゃありませんか。

「予防は治療に勝る」のです。
それは、とっても心地の良いものですし、自分を知り、さらに自分を大切にする意識が芽生えることでもあります。

メディカルハーブ、フィトテラピー、アロマテラピー、フラワーレメディはもちろん、自然療法として、さまざまな分野が存在しています。

メディカルハーブは日本ではまだ医療ではありませんが、自分に期待し、自分を育てるつもりで向き合ってみると、まだ知らない自分の多面性を知ることになり、日々のさまざまな場面で大いなる効果を発揮し、手助けしてくれるでしょう。

からだやこころが不調になると、
なんで?どうして?、、と原因を探ってしまいがちですが、すべて答えがあるものばかりではありません。

なんでも「答え」を探そうとするのではなく、まずは穏やかに今という状態、状況をまっすぐ見つめてみることをおすすめします。

形や何かの名前にカテゴライズし囚われることなく、思考を解放していけば、自ずと向かうべき方向が指し示されるはずです。

わたしは、髪結いという仕事柄、出会ってすぐの人に直接触れる、ということを長年してきました。
髪は頭から生まれてきていますから、頭部に触れるわけで、そこには人間の脳がありますよね。

脳は人のからだ全体をコントロールしてくれている、とても大切なところです。

精油を用いる療法であるアロマセラピー(芳香療法)は、メディカルハーブの1つの領域のことですが、鼻からダイレクトに脳(大脳辺縁系)へと送られます。

髪結いという仕事は、訪れた方の好みに合わせてもしくは、なりたいイメージに合わせて時間内にデザインしなければなりません。
外側を作り喜んでもらう、そんなお仕事です。

喜んでいただき満足して笑顔で帰ってゆく方々を見ていて幸せな仕事だとつくづく感じます。
ただ、私はずっと何か足りない、何か出来ていない気がしてなりませんでした。
その理由は、その人の「内側」に触れることなく施術を終えていることへの、後ろめたさでした。

嘘をついているわけではないのに、なんだか腑に落ちない。それはその人それぞれの内側をもっと診る時間もなく、またそれを求めてくる場所でもないという事実にも気付きました。

私がメディカルハーブを学び、ハーバルセラピストになったのにはそんな理由があります。

もちろんメディカルハーブだけでなく、全体をホリスティックに診ること。そんなことが髪結いにも出来るようになれたら、美容室という場所が病院のような場所にもなりうるのではないか、と本気で考えるようになりました。

今さまざまな分野を学び、終わりはなく道のりは長いですが、少しずつ髪結い植物療法家として、皆さまの手助けになるような処方箋がお出しできたら幸いです。

2023年からは、栃木県那須町のお山のなかに小さなアトリエをかまえる予定でいます。
いずれはそこで、ゆったりと迎え入れられる場所づくりが出来たらいいなと思っております。

その第一歩として、noteではメディカルハーブに気軽に触れられる場所として発信してゆきます。

髪やからだ、肌のこと。そんな美容に長く触れてきた私だからこそお伝えできる事もあるかも知れません。

まずは自分を大切にする、そんな一歩を踏み出せるnoteにしてゆきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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