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死にてえと思ったら見て欲しい。本当の道徳の話。老害農民の独り言。 昭和初期生まれ/養鶏…

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死にてえと思ったら見て欲しい。本当の道徳の話。老害農民の独り言。 昭和初期生まれ/養鶏農家/農学博士/司法書士/行政書士

最近の記事

老害が思う、富裕層中年男性がほぼ全員間違えている「できる/できない」の線引き(高島屋ケーキ問題).

 高島屋ケーキの事件がありました。このケーキには、①監修(フランス料理店),②製造(ケーキ工場),③販売(高島屋),④運送、の4者の手が入っており、問題は②製造で起きたのではないかと批判が集中しています。    しかし、仮に製品エラーの100%がケーキ工場で発生したものだったとしても、監修と販売にはカネに目が眩んで不適切な業者を選定してしまった責任があるでしょう。プロ野球で4番にリトルリーグの選手を起用したなら全責任は監督とスカウトにあるに決まっているでしょうに。SNSなどを

    • 老害が語るYouTuber, TikToker等インフルエンサーがなぜイケナイのかという話其の弐

       前回インフルエンサーが取り立てて悪いことはないという筆者の立ち位置を示しました。賛否があることと思いますので、少し説明を加えます。    確かに現在インフルエンサーというのはステルスマーケティングや詐欺、淫行などの温床になっています、しかしそれはインフルエンサーから切り離すことのできない本質とは筆者は思いません。例えば書物を考えて欲しいと思います。紙の本はよく燃えます、電子書籍も充電池から発火します、だから火災のことを考えれば本は批判され得る存在です。しかし易燃性であること

      • 老害が語るYouTuber, TikToker等インフルエンサーがなぜイケナイのかという話其の壱

         特にそういった事情はありません。いつの時代も傾奇者はいます。ただ最近は悪い大人が多いので利用するだけされた後スケープゴートにされないようお気を付けて。新興宗教や霊感商法等の広告塔など大凡最低です。 すこしだけ次回に続きます。

        • 「親ガチャ」について中年と若者がそれぞれ勘違いしていること

           ネット上で流行し、ユーキャン新語・流行語大賞トップテンや大辞泉新語大賞にまで上り詰めた「親ガチャ」という言葉。先日、といっても日記の日付を確認するともう2年以上経つのだが、これについて中年の男達と話す機会があった。第二種特定鳥獣管理計画の云々で役人たちと話したわけだが、そこで印象的なできごとがあった。もう少しで定年というその場を取り仕切る責任者がこんなことを言った。「親ガチャなんて学級に一人は必ず当たってる奴がいるんだから、ソイツにコバンザメでもなんでもして生き残らなきゃ(

        老害が思う、富裕層中年男性がほぼ全員間違えている「できる/できない」の線引き(高島屋ケーキ問題).

        • 老害が語るYouTuber, TikToker等インフルエンサーがなぜイケナイのかという話其の弐

        • 老害が語るYouTuber, TikToker等インフルエンサーがなぜイケナイのかという話其の壱

        • 「親ガチャ」について中年と若者がそれぞれ勘違いしていること

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の伍~

           今回はシリーズの壱~肆の総括です。と言うよりはむしろ整理です。ここまでただ散漫にアイディアを書き殴っただけだったので脈絡の有る文章になっていなかったかと思います。内容は繰り返しになりますが是非ご一読いただきたい。  話のはじまりはメンタリストDaiGoという若者が2021年に「ホームレスや生活保護制度は要らない、プラスにならない」という旨の発言(下記参照)をして批判を浴びたことでした。筆者もこの発言に対して確かにけしからんと思いました、しかし彼の発言は無知故の錯誤であって

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の伍~

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の肆~

           これまでの記事で「なぜ当人にとって不本意なホームレスや生活保護受給に至る気持ちの落ち込んだ状態が発生しするのか? なぜそれを社会は保障するのか」というメンタリストDaiGoの問い掛けに対して、①彼らは現代社会が発展のために作り出す人身御供である、そして②彼らを扶養して慈悲深さ(=羽振りの良さ)を示すとヒト・モノ・カネが集まる効果があることを書きました。恐らくこれが古くから宗教のみならず動物界においても救貧が受け継がれてきた一因でしょう。過程はわからずとも因果関係が分かってい

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の肆~

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の参~

           前記事においてホームレスや生活保護受給に至る気持ちの落ち込んだ状態は、現代社会のように適切なインセンティブに乏しい分業制を布けば動物行動学上避け得ぬ反作用であると書きました。そしてそれこそが存在する理由即ち存在意義の一つであるとも。他人にハズレ籤を押し付けることで残りの人間が経済発展する、彼らは私達が地獄の業火に焚べた薪です。気持ちの落ち込んだ人口が制度を維持する人口を上回りでもしない限りこの地獄は終わりません。日本の生活保護受給者数は約1.69%の215万人(下図; 内閣

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の参~

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の弐~

           前記事において筆者は「人間社会は、メンタリストDaiGoに対してホームレスや生活保護受給者の存在意義を解説しなければならない」と書きました。誰もそれをしないのであれば彼への批判は単なる誹謗中傷です。そしてこういった類の醜態の繰り返しを目にすれば若年層は「大人も反論できないならやはり弱者は無意味な存在じゃないか、うるさいから人目につかないように痛めつけよう」と考えるでしょう。東京都の少年刑法犯・補導人員の数は令和4年に、それまでの減少傾向から転じて増加し始めましたが(下記参照

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の弐~

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の壱~

           2021年8月にメンタリスト(手品師や奇術師のような舞台芸術家の一種らしい)のDaiGoという若者が生活保護受給者やホームレスに対して下記のような発言をして炎上し、謝罪した。 しかし、事を批判する記事に目を通すと、『何故ホモサピエンスがセーフティネットを整備して弱者救済をするようになったか?』という、鼻息の荒い若者の疑問に答える者は皆無だった。あたかも「皆内心では彼に賛成だが、それは言わない約束なのだ」とでも言うかのように。例えば、朝日新聞デジタルに以下のようなコメントが

          今更メンタリストDaiGoとホームレスの話をしたい老害~其の壱~