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世界が開けた日

もしあの時行動していなければ、私の見る世界はかなり狭いものになっていたかもしれない。
大学3年生の梅雨。当時、第二外国語で習っていた中国語の先生に授業中、「夏休みに北京に旅行に行く企画を考えていますが、行く方はいますか?」と問われた。
家族旅行以外での自分の意思で外の世界を見てみたかった私は考えるまでもなかった。
「行きます!」
私の他に、前述の先生ともう1人の先生、そして1つ下の学年の女の子。そこに日本語の話せる現地ガイドの方。
当時は尖閣諸島問題などで日中関係がピリピリしていたご時世。渡航制限などは出ていなかったものの、周りはあまり積極的に行こうという雰囲気ではない。
それでも行こうと思ったのには訳があった。
それは「日本のニュースで流れている事だけが真実なのだろうか?」という疑問があったからだ。学校柄留学生が多く、中には当然中国や韓国の人もいた。その人達を見ていると、どうしても日本のニュースは、どこか日本国民の感情を煽ってるのではないか?と思うようになったのだ。
4日間という短い間だったが、見事私の世界観は変わった。
北京市内は、日本のニュースで報じられているようなピリピリした感じではなく、我々日本人が日本国内で暮らしているのと何ら変わらないのだ。頭の中では、デモを行っているのは1部なんだろうとは分かっていたものの、実際に行ってみると想像以上に穏やかで驚いた。普通に日本語で話していても、何をされるわけでもないどころか、夜に外に出て買い物までできたのだから!

そこから中国への偏見や苦手意識が無くなり、また行きたい国になりました!
今度はちゃんと中国語を勉強して、1人でも行けるようにしたいなぁ( ´ω` )

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