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角川武蔵野ミュージアムで開催中の「体感型古代エジプト展ツタンカーメンの青春」に展示協力

奇しくも昨年は、ツタンカーメンの王墓が発見されてから100年が経過した記念の年。ピラミッドと古代エジプト文明については、今もさまざまな研究が続けられ、新たな発見も相次いでいます。そんな中、角川武蔵野ミュージアムでは、「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」が開催されています。

開催は11月20日(月)まで

コンセプトは、「HISTORYはSTORYだ!」。

展示品や映像を通じて、ツタンカーメンは何を思い、どのように生きたかを想像しながら追体験できる新感覚の展示会です。監修は、エジプト考古学者で名古屋大学高等研究院准教授の河江肖剰(かわえゆきのり)氏。エジプト・ピラミッドの調査研究を専門とし、多数のテレビ番組にも出演している気鋭の研究者でワールドスキャンプロジェクトとの共同研究にも取り組んでおられます。空間設計デザインは、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0(ゼロ)」で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した美術監督の上條安里(じょうじょうあんり)氏が担当。音楽監督は、「機動警察パトレイバー」や「攻殻機動隊」の劇場版楽曲を作曲した川井憲次(かわいけんじ)氏が担当しています

大画面に映し出された映像に圧倒
王墓内を再現した展示スペース。ごつごつとした岩肌は本物さながら

この、各界のエキスパートが集結した体感型展示会に、ワールドスキャンプロジェクト(WSP)は、3Dスキャンデータおよび映像を提供しています。黄金のマスクや巨大な棺など、世界で3セットしかない「超複製品(スーパーレプリカ)」が展示されている大空間で採用されているのは、エジプト政府から特別許可を得て、弊社CTO市川泰雅が高精細3Dスキャンしたツタンカーメン王墓やそこに収められた副葬品を映像化したもの。

王家の谷にあるツタンカーメン王墓での3Dスキャン風景
観光では絶対に見ることのできない裏側のデータも詳細に取得
エジプト考古博物館を貸し切ってのツタンカーメン黄金のマスク3Dスキャン

壁や床に投影される映像は、市川がデジタルアーティストとしてディレクションと編集を担当。古代エジプトの創生から神々の変遷をたどるとともに、ツタンカーメンの生涯を全身で感じることができ、深い没入感に浸ることができると好評を得ています。

迫力大の人型棺には近寄って鑑賞が可能
映像を全身に浴びて、ツタンカーメンを「体験」!

また、展示会開催中の企画として、メタバース・NFTアート・ARを使った「TUTANKHAMUN METAVERSE」(ツタンカーメンメタバース)を実施しています。

メタバースとは、インターネット上で交流やサービスを楽しめる「仮想空間」のこと。現在、WSP の関連会社である、ゼクサバースが提供するメタバース「MetaPlayer1.0 World」では、WSP が作成した精巧な3Dスキャンデータを用いた、エジプトワールドが現在期間限定で楽しめます。実物大の遺跡の中を自由に探検したり、メタバース内のミュージアムで黄金のマスクをはじめとするツタンカーメンの副葬品を細かく観察したり、バーチャル空間でエジプトを満喫できます。

展示会との連動企画として、展示をめぐりながらツタンカーメンの副葬品をモチーフとしたNFTカードを獲得できるスタンプラリー形式のイベントを実施中。会場内の展示物近くに設置されたQRコードを読み込むことで、展示会の訪問者のみが取得可能なNFTカードを持ち帰ることができるようにしました。

NFTカード取得には、アプリ「DIVER Wallet」が必要

そして、展覧会会場にお出かけの際は、ぜひお手持ちのスマホにARアプリケーション「MetaPlayer1.0 AR」のダウンロードをお忘れなく。展覧会開催中は、角川武蔵野ミュージアムの建物横にギザの大ピラミッドをAR 表示させることができ、スマートフォンを通して大ピラミッドの大きさを体感できます。また、会場以外の場所でもエジプトの神々をモチーフとしたキャラクターとの写真撮影や、メディネットハブ神殿の探検などが楽しめます。神殿では神の姿をあしらった柱や、壁の彫刻なども細かく観察が可能です。

スマホに、実物大の大ピラミッドが出現!

今後もワールドスキャンプロジェクトは、数々の古代の遺産をデータとして後世に残し、多くの人がこれらの古代遺跡や歴史に触れることができる機会を創出していきます。

「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」についてはこちらの動画もご覧ください。

体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春
場所:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー
会期:2023年7月1日(土)~11月20日(月)
開館時間:日~木10:00~18:00/金・土 10:00~21:00 
※最終入館は閉館の30分前
休館日:第1・3・5火曜日
アクセス:JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分
入館料:一般(大学生以上):2,400円/中高生:1,800円/小学生:1,000円/未就学児:無料

©WORLD SCAN PROJECT Inc.
©角川武蔵野ミュージアム


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