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【フェルト手芸】ニードル?ウェット? ウールフェルトの世界

今回は羊毛を使った趣味、「フェルト手芸」についてです。最近は手芸を趣味にされている方が増えています。外出せずお家でできる、インターネットを使って材料を手軽に揃えられる等が理由でしょう。羊毛のフェルト手芸とは羊毛の性質(洗濯すると繊維が絡まり縮んだりする)を利用し、様々な形を作り上げていく手芸です。例えばこういった作品ができます。

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材料が生きた繊維の羊毛なので出来上がった作品は柔らかく温かみのある仕上がりになりとても癒されます。


ではフェルトの作り方2種類と羊毛フェルトの魅力を紹介します。

1.ニードルフェルト

ニードルフェルトとはニードルという特殊な針で羊毛を何度も抜き刺しして繊維を絡ませ形作る方法です。この時に使う針は繊維が絡みやすいよう針先に”かえり”のついたニードルフェルト専用の針を使います。

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ニードルフェルトで作る作品は主にマスコット人形、動物などです。コツはあるものの、基本的には抜き刺しするだけなので誰でもできます。


2.ウェットフェルト

羊毛を平面上に縦横交互に並べます。石鹸・洗剤等を含ませた水に浸し滑りやすくします。絡み合いやすい条件を作ったところで羊毛を押したり擦ったり振動を与える事で羊毛が固まりシート状のフェルトができます。これはセーター等を洗濯するとお互い絡み合って収縮するのと同じ原理です。

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製作途中はこのような感じです。横方向に羊毛を一面に並べ、その上から縦方向に重ねて並べ、石鹸水をかけて擦りシート状のフェルトを作ります。

主にニードルフェルトはマスコット人形や動物等の立体的な作品を制作する際に、ウェットフェルトはシート状なので比較的大きく、カバンなどを製作する際に使われる事が多いです。初心者の方は場所も取らず、道具も揃え易いニードルフェルトから始めてみるのも良いかもしれませんね。


3.羊毛フェルトの魅力


羊毛フェルトの魅力はやはり作品の可愛らしい見た目。その為比較的女性が多い分野だと思います。しかし最近では少ないながらも男性もハマっている人がいるのだとか。ニードルフェルトに関しては、柔らかい羊毛に針を刺し続けるという地味な作業が人気に関係しており、やってみると時間を忘れ夢中になれるという意見が多いです。何もかもをわすれ無心になれる時間は人間のメンタルの癒しにも繋がります。
「見た目の可愛さ」「夢中になれる」が人の心を癒してくれているんです。


いかがでしょうか。道具は手芸店に行けば沢山キットが売っていますし、最近はネットでも全て揃います。コストもあまりかからず簡単に始められて気分転換にもなる素敵な趣味です。多くの方におすすめできる趣味なのでよければ試してみて下さい。


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 World of woolは創業1890年以来の羊毛原料商が運営する羊毛を中心とした天然繊維の魅力を発信するオウンドメディアですが、実は羊毛原料のECサイト "JK WOOL"も運営しているんです!

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