ウールの消費大国 日本
実はウールは私たちの生活に密接に関わています。
身近なところではスーツ、コート、セーターなどの冬物衣類や布団の中綿、カーペット等。特に冬場はウールにお世話になっている人も多いはずです。
現在、日本国内の年間ウール消費量は約1万トン程度で年々ウールの使用量は減少傾向にあります。それでも国別のウール消費量をみると中国、アメリカに次いで3位が日本です。
ではそのウールはどのようにして生産されるのか。残念ながら国産のウールはほとんどありません。オーストラリア、ニュージーランド、中国からの輸入に頼っています。当然ですがウールは羊がいなければ生み出せません。
国別に羊の頭数を見てみると、
中国 約1億6206万頭
オーストラリア 約6754万頭
ニュージーランド 約3110万頭
日本 約1.4万頭
日本の羊の頭数で産業として成り立つレベルには到底足りませんね。
それは日本の高温多湿な環境がウール本来の弾力性や繊細さを作れないといわれています。ならば輸入をしてでもウールを使いたい。
それはウールにそれなりの魅力があるからなんです。
では次回はウールの魅力について書いていきたいと思います。
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