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素材で選ぶYシャツ

スーツの下に着用するYシャツ、仕事で毎日着用する方も多いと思います。皆さんはYシャツをどんな基準で選んでいますか?一言にYシャツといってもその素材によって機能が大きく異なります。素材は見た目では判断しにくいので意識しない人も多いかもしれません。しかし素材の違いや好みを知れば買い物の失敗が減るかもしれません。そこでYシャツ選びの基準の一つとして素材でYシャツを選ぶ際の知識や特徴を見てみます。


綿

天然繊維の代表的な存在の綿。Yシャツの他にもTシャツやタオル等にも幅広く使われています。特徴は高い吸水性・保温性を持っており、肌触りもとても良いです。デメリットとしては吸水性が良い為に乾きにくく、洗濯するとシワになりやすいところです。
Yシャツの素材として手触りや着心地はすばらしいですが洗濯後はシワを伸ばす為アイロンがけが必須になります。一手間はかかるがその分見た目、着心地が良く、拘りのある人向けの素材です。


麻の特徴はやはり通気性の良さです。綿と比べても麻のほうが目が粗い為通気性がとても良く蒸れません。シャリっとした手触りでまさに高温多湿の日本の夏向けの素材です。しかしシワになりやすいという性質が有ります。
Yシャツとしてはやはりスーツの下にパリッ着こなすことは難しいのでビジネス用というよりは普段着向けの素材でしょう。


ポリエステル

ポリエステルは石油由来の化学繊維です。その特徴は軽く丈夫でシワになりにくく速乾性がある素材です。価格についても天然繊維と比べると安価でYシャツだけでなく他のいろんな衣類にも使用されています。
短所としては吸水性が悪く汗をかくと蒸れやすい特徴があります。
Yシャツとしてはこのポリエステルの素材の物がとても多く出回っていると思いす。洗濯してもシワになりにくく乾きやすいというお手入れの手軽さが最大の魅力です。


綿とポリエステルの混紡

お店をのぞいてみるとこの混紡素材のYシャツが一番多いかもしれません。(綿35% ポリ65%等)
着心地・保温性等の機能面に優れた綿と、低価格・お手入れのしやすさが魅力のポリエステルの両機能を取った素材。一般的には混紡率が多い方の素材に機能も偏るようです。


私の個人的な意見として仕事で毎日繰り返し着るだけという場合はコスパが良くてお手入れの簡単なポリエステル素材がおすすめ。アイロンがけは嫌いな家事ランキングに必ず入ってくるほど苦手な人が多い作業。これを省けるのは非常に助かります。
しかし仕事で重要な人に合うなど身なりをきっちりしなければならない場面もあると思います。人の印象は見た目からですのでそんな時はやはり上質な棉100%を着たいです。
結論としては普段用にポリエステル素材のYシャツ複数枚をメインでまわし、ここぞという時の棉100%を1~2着持っておく。これがベストだと考えます。みなさんはいかがでしょうか。


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