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繊維・アパレル業界におけるSDGs1

2015年9月25日ニューヨーク国連本部にて「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳参加のもとその成果文書として「我々の世界を変革する:持続可能な開発の為の2030アジェンダ」が採択されました。アジェンダは人間、地球及び繁栄の為の行動計画として宣言・目標を掲げました。これが17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。

目標17項目
1.貧困をなくそう
2.飢餓を0に
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

期間は2016年から2030年までの15年間です。目標達成の為に各項目毎に必要な具体的な行動目標(ターゲット)が設定されていています。
(ターゲット計169)
内容をみて解るように貧困をなくそう・飢餓をなくそうという目標から環境問題、更には技術革新までとても幅広く設定されおり、先進国だろうと発展途上国だろうと一丸となって地球規模で取り組むべき目標となっています。

実際日本企業でもSDGsの認知度は年々向上してきており、企業活動においてもSDGsに沿った活動も増えてきています。しかしSDGsは企業に課せられた義務ではありません。現状としては大企業が中心となっており、中小企業はまだまだ関心が薄いです。貧困問題・環境問題・教育問題など全世界が解決するように目を向けているのでそこでの新しい取り組みは大きなビジネスチャンスにもなり得ます。企業イメージの向上にもなるでしょう。

繊維業界・アパレル業界においてSDGsがどれほど浸透しているのか。又、どういった課題があるのか。事実として繊維業界・アパレル業界こそSDGsに真摯に取り組むべき立場に立たされている状況だと思います。
繊維生産の際のCO2排出問題や衣類の大量廃棄問題などの環境問題が非常に大きく、2030年迄のSDGs目標達成の道を模索しなければなりません。

では次回、繊維・アパレル業界が取り組むべき課題についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。次回に続きます。


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