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【宇】遺体回収をせず行方不明手当をポケットに入れるウクライナ司令官

ウクライナ軍第110旅団の第3大隊、第9大隊のウクライナ兵士が「部隊の司令官はウクライナ兵の遺体の回収をしないよう命令している」とメディアのインタビューに対し答えた。

第3、第9大隊の兵士のみならず、捕虜となったウクライナ兵数十人も同様の発言をしている模様。

インタビューに答える大隊の兵士


兵士への給与支払いのシステム

軍人への給料やボーナス、手当はウクライナ国防省から直接支払われるものではなく、各司令官に国防省が給料を分配し、各司令官が所属部隊の兵士に給料を手渡す仕組みになっている。

行方不明手当を不正受給できる仕組み

兵士の遺体がなく、死亡が確認されない場合「行方不明者」として3か月間扱われ、3か月後戦死として扱われる。

その3か月の間、行方不明手当とし、通常の給料が家族に手当とし手渡される仕組みとなっている。

行方不明手当と家族への報告は国防相ではなく、部隊司令官が行うものとされ、家族側に対し死亡したとウソの報告をすることが可能になってしまう。

部隊司令官の汚職


大隊の兵士によると、司令官は遺体を回収せず、行方不明者とし国防省へ嘘の報告を行い、国防相が手当を出し、その手当を司令官が自分の財布のポケットに入れているというものだ。

本来、遺族に入る手当が部隊司令官の財布に入ってしまうことを良しとしていいのか?

ウクライナ政府がこの問題を認知しているのであれば、対処し国防相が直接家族に対し行方不明手当を支払えばいい話だ。

何故それをしないのか。正当な手当て受給者の手に渡らず、部隊司令官の財布に入ってしまうことを何故よしとしているのか。

遺族は行方不明と嘘の報告をされ、亡くなった兵士の遺体と対面することすら出来ず、手当も受け取れない。

遺族にとってはこんな理不尽があってたまるか。と怒りという言葉では到底収まりきらない感情になるであろう。

これを許していいのか、ウクライナ政府に今一度問いたい。

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