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ワールドカップの複合種目!

アルペンスキーワールドカップでは、さまざまな種目が開催されています。

今回は、アルペンスキーワールドカップの下記の定番種目以外の種目についてふれていきたいと思います!

  1. 滑降(ダウンヒル・DH)

  2. スーパー大回転(スーパーG・SG)

  3. 大回転(ジャイアントスラローム・GS)

  4. 回転(スラローム・SL)

アルペンコンバインド(アルペン複合・AC)開催の見送り

2005年から長年毎シーズン開催されていたアルペンコンバインド(アルペン複合・AC) が、2020-2021シーズン、2022-2023シーズンと開催がありませんでした。

おばさん、アルペンコンバインドでこれまで10勝と、圧倒的強さを誇っていた(FRA)アレクシー・パンテュローにとっては痛手だったのでは?と思ってます。

アレクシーは、9シーズン連続で1勝以上している優勝記録が続いていましたが、2022-2023シーズンで記録がストップしてしまいました。

アルペンコンバインド(アルペン複合・AC)の開催がもしあったら連続優勝記録はもっと伸びた可能性が高かったはず・・・

そのアレクシーについては、こちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでみてね。

2023年Courchevel Meribel World Championships(FRA)クールシュベル・メリベル世界選手権では、個人のアルペンコンバインド(アルペン複合・AC)の開催があり、見事アレクシーが金メダルを獲得!強さを見せつけました!

オリンピック採用種目の変更

近年、夏季・冬季ともにオリンピックでの採用種目が色んな競技で男女混合形式になってきています。

ジェンダー平等が世界的に推進されていますので、オリンピックでもその流れに沿って変化しているのだと思います。

アルペンスキーも必ず開催される滑降(ダウンヒル・DH)、スーパー大回転(スーパーG・SG)、大回転(ジャイアントスラローム・GS)、回転(スラローム・SL)以外の種目で、男女混合の種目が採用されました。

2022年Beijing Olympic(CHN)北京オリンピックで採用されたのは、チームパラレルでした。

金メダルを獲得したのは、オーストリアチーム!スキー大国の意地を見せたレースでした。

Olympic公式YouTubeに、2022年北京オリンピックの男女チームパラレルのフルバージョン動画がアップされてましたよ!

ちょっと長いですが、レースの緊張感が伝わると思うので、ぜひみてみてください。

ワールドカップでも採用された種目

オリンピックでの採用種目の変化によって、アルペンスキーワールドカップで開催される種目も変わってきました。

近年の開催種目は、オリンピック同様、男女チームパラレルです。

オリンピックで採用されるためには、ワールドカップでその種目の開催がないといけないルールなんだとか。

2023年Courchevel Meribel World Championships(FRA)クールシュベル・メリベル世界選手権でも男女チームパラレルが採用され、勝ったのはアメリカチームでした!

男女チームパラレルってどんな種目?

個人のパラレル種目は、赤と青の2つの同じコースセットで選手が2人同時にスタートします。

選手は、赤と青をそれぞれ1回ずつ滑って合計タイムを競い、トーナメント形式で優勝者が決まります。

Olympic公式YouTubeのフルバージョン動画をご覧になった方はおわかりの通り、チーム戦の場合は、男女2人ずつ出場して1人につき1回ずつ滑りチームの合計タイムで競います。

FIS Alpine公式YouTubeに、2023年世界選手権のダイジェストがアップされているので、こちらを見たほうが分かりやすいかも!

レースは1日のみ。トーナメント形式で、時間を空けずにどんどんレースが行われるので、勝ち上がるほど疲れが蓄積するので体力も必要です。

表彰台の写真で男女2人づつなのに人数多いな?と思った方もいるかもしれませんが、各チーム6人まで代表メンバーに入ることが出来ます。

誰をどの対戦相手のレースに出場させるのかが、決勝までチームが勝ち上がるためのポイントかもしれませんね。

さらにパラレルはスタートがとても重要。動画にもあるように、パラレルの場合は、スタートゲートがあり3・2・1のカウントでゲートが開きます。

それと同時にスタートをしなければいけませんが、遅ければ相手選手に遅れをとり、早ければゲートにつまづいて転倒することもあります。

まさに、ダイジェスト動画の1:09あたりで、Timom Haugan(NOR)シモン・ハウゲンが、ちょっとだけゲートが開くより早くスタートしてしまい、つまづいてしまっています!

動画を見ると結構危ないですよね!怪我がなくてよかった・・・。

新種目の登場?!

2023-2024シーズンは、アルペンコンバインド(アルペン複合・AC)のチーム戦が初めて開催されるようです。

2023-2024シーズンは、オリンピック、世界選手権の開催がないシーズン。だからこのタイミングで新しい種目をやるのかも?とおばさんは思ってます。

チームアルペンコンバインド(チーム複合・TC)ってどんな種目?

アルペンコンバインド(アルペン複合)は、滑降(ダウンヒル・DH)※と回転(スラローム・SL)をそれぞれ1本ずつ滑って、その合計タイムで競う種目です。

今回初めて開催される、チームアルペンコンバインド(チーム複合・TC)は、どのような形式で行われるのか気になるところです。

前述の通り、スピード系種目である滑降(ダウンヒル・DH)と技術系種目である回転(スラローム・SL)の合計タイムで競われるのですが、チーム戦の場合、何人出場してタイムを競うのでしょうか?

おばさん調べによると、チームパラレルのように、国別で男女2人ずつ出場するようで、男女それぞれ1人が滑降(ダウンヒル・DH)、もう一人が回転(スラローム・SL)を滑ってタイムを競うみたいです。

※スーパー大回転(スーパーG・SG)が採用される場合もあります。

おわりに

新しい種目ではどこの国が優勝するのでしょうか?また、各国チームメンバーに誰が選ばれるのか注目したいですね!

普段、回転(スラローム・SL)にしか出場しない選手が、滑降(ダウンヒル・DH)を滑ったり、その逆もあり、選手たちの普段と違うレースが見られるところが、アルペンコンバインド(アルペン複合・AC)の見どころのひとつですが、チームになるとまた違った形式なので、見どころも変わりそうですね。

チームアルペンコンバインド(アルペン複合・TC)は、2024年1月19日(金)Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルで開催予定。

いまから楽しみです!みなさんもぜひご注目を!!


※2023年10月14日更新

記事を公開したばかりなのですが、2024年1月19日(金)Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルで開催予定だったチームアルペンコンバインド(アルペン複合・TC)は、開催種目が滑降(ダウンヒル・DH)に変更になってしまいました。

どうやら、選手たちから反対意見が出たみたい…。どんなレースになるのか楽しみにしていたのですが、残念です。

2023-2024シーズンの最新レーススケジュールは、こちらでも更新して紹介していますのでぜひみてみてくださいね!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。

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