2023-2024 Alta Badia(ITA)アルタバディア 12/17 結果
アルペンスキーワールドカップのイタリアシリーズ、大回転(ジャイアントスラローム・GS)の2連戦、Alta Badia(ITA)アルタバディアです!今日は初戦!
Alta Badia(ITA)アルタバディアのコース紹介はこちらの記事で紹介しているのでぜひ読んでみてね!
スタートリスト
お天気の心配もなく快晴。コース状況も硬くしまっていていい状態。Alta Badia(ITA)アルタバディアのコース、The Gran Risa グランリサは今日もいい状態です。
FISAlpine公式Instagramに注目選手の投稿がされてました!
2連戦の初戦、12/17(日)Alta Badia(ITA)アルタバディアの第1シードのスタートリストがこちらです。
Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン
Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ
Zan Kranjec(SLO)ザン・クラニエッツ
Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
Filip Zubcic(CRO)フィリップ・ズブチッチ
Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー
Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード
Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラー
Filippo Della Vite(ITA)フィリッポ・デッラバイト
Alexander SCHMID(GER)アレキサンダー・シュミット
Rasmus Windingstad(NOR)ラスムス・ウィンディングスタート
Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー
Joan Verdu(AND)ジョアン・ヴェルデュ
Gino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェル
Stefan Brennsteiner(AUT)ステファン・ブレンスタイナー
1~7番のトップシード、8~15番までの第1シードは、前日のビブドローイベントでのくじ引きでスタート順が決まります。
Val d'Isere(FRA)ヴァルディゼールで優勝したMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットがレッドビブ!レッドビブは、各種目でランキングトップの選手のみがつけられます!
注目は、Val d'Isere(FRA)ヴァルディゼールで歴史的なアンドラ初の表彰台3位に入った、Joan Verdu(AND)ジョアン・ヴェルデュの第1シード入り!トップ選手たちが参加するビブドローイベントも初参加です!
Ski worldcup Alta Badia公式Instagramにビブドローイベントの様子が投稿されてました!お祭りですね!
出場選手は全部で71人!日本代表は、加藤聖五 選手が56番スタート、若月隼太 選手が66番スタートです!応援しましょう!!
1本目結果
快晴のAlta Badia(ITA)アルタバディア!さすがThe Gran Risa グランリサ、コース状況もカリカリでかなりいいコンディションです!
中盤の急斜面に入る部分の大きくカーブする箇所で、例年スルーゲートが立つことが多いのですが、今回のセットはなし!なので、かなりふり幅があるターンをしなければいけない状況でした。
1番スタートHenrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセンは、大きなミスはなかったように見えたのですが、ゴールしてかなりがっかりした様子。思ったようにアタック出来なかったのでしょうか。
2番スタートのMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツが、序盤からかなりタイムを縮めます!ゴールして-1.55も上回ってトップに立ちました!
Zan Kranjec(SLO)ザン・クラニエッツもそれに迫るタイムでゴールし、いい位置につけます。
レッドビブをつけたMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットが登場!危なげない滑りで-0.36とリードしてトップに立ちます。
その後、第1シードの選手たちでも2秒以上差がついてしまうようなレース展開。トップ3はなかなか脅かせません。
そんな中、いい位置に入ってきたのがJoan Verdu(AND)ジョアン・ヴェルデュ!表彰台を経験して自信もついてきたのでしょう!昨シーズンまでのキャリアベストを出したこのコースでいい滑りをみせました!
FIS Alpine公式InstagramとSki worldcup Alta Badia公式Instagramに1本目トップ3を紹介する投稿がありました。1本目のリザルトはこちらです!
Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット
Filip Zubcic(CRO)フィリップ・ズブチッチ +0.31
Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ +0.36
Zan Kranjec(SLO)ザン・クラニエッツ +0.88
Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー +1.54
Joan Verdu(AND)ジョアン・ヴェルデュ +1.70
Stefan Brennsteiner(AUT)ステファン・ブレンスタイナー +1.78
Atleli Mcgrath(NOR)アトレリー・マグラス +1.88
Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン +1.91
Giovanni Borsotti(ITA)ジョバンニ・ボルソッティ +2.09
トップ10内でもだいぶタイム差がつきました。このタイム差だと優勝争いはトップ5くらいのメンバー内になるでしょうか?!
トップ30番以内は、トップから+3.95秒差!全体的にかなりタイム差がつくレース展開です。
日本代表、加藤聖五 選手は序盤からタイムを伸ばせず、途中大きなミスもあり2本目に進むことが出来ませんでした。
若月隼太 選手は、途中でスキーが外れてしまいコースアウト。残念な結果となりました。明日リベンジしてほしい!
また、大きなビブから30位以内に入ってきた選手たちが!おばさんが注目している選手はこちらです!
43番スタートのAlex Vinatzer(ITA)アレックス・ヴィナツァー
62番スタートのLeo Anguenot(FRA)レオ・アングノ
推しが、しっかり2本目に残りました!2本目が楽しみです!
1本目公式リザルトはこちらです!
2本目結果
2本目のコースセットは、1本目よりはスピードセット!ふり幅が少なめだったので、積極的な攻めたラインどりをした選手がタイムが出ました!
早いスタート順でまずいい滑りをしたのが、Alex Vinatzer(ITA)アレックス・ヴィナツァー!-0.99と大きな差をつけてゴールした時点でトップに立ちます!ドロミティ出身のアレックス!地元は大盛り上がりです!(2本目のタイムは最終結果4位!)
これで大回転(ジャイアントスラローム・GS)での連続ポイント獲得です!ますますスタート順が上がりますね!アレックスについては、こちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでみてね!推してます!w
8番スタート(1本目23位)のThibaut Favrot(FRA)ティボ・ファブロットが会心の滑りを見せます!-0.94とアレックスを大きく上回る2本目ラップタイムでトップに立ちます!(最終結果3位のタイム!)
ティボは怪我あけの今シーズン!こちらの記事で紹介しているのでぜひ読んでみてね!
後続の選手たちはなかなかティボを上回ることが出来ません。そんな中、いい滑りで飛び込んできたのが、Tommy Ford(USA)トミー・フォード!中盤の急斜面で腕がポールに引っかかって減速する瞬間もありましたが、終盤にタイムを伸ばし、-0.26のリードでトップに立ちます!
その後、第1シードのFilippo Della Vite(ITA)フィリッポ・デッラバイト、Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラーが続きますが残念ながらコースアウト。
そして、1本目不完全燃焼だったHenrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセンが登場!スタート台でぶつぶついいながら自分を鼓舞するお決まりのルーティンでスタートし、気合いがみなぎりまくるかなりのアタック!
-0.42のリードでトップに立ちますが、本人は不満げ・・・。上位を狙うためにもっとタイム差をつけてトップに立ちたかったんですね。
自身のInstagramでもトップスピードまでまだいけてない!とコメント。明日リベンジを期待しましょう!
1本目8位だったAtleli Mcgrath(NOR)アトレリー・マグラスは、序盤でバランスを崩しコースアウト。続くStefan Brennsteiner(AUT)ステファン・ブレンスタイナーもヘンリックを上回ることが出来ませんでした。
そして、初表彰台で波に乗っているJoan Verdu(AND)ジョアン・ヴェルデュが登場!調子のよさをキープし、ノーミスでゴールした時点でトップに立ちます!
Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥローは、いい滑りをするも終盤タイムを伸ばせずゴールした時点で惜しくも+0.12差の2位。
ジョアンを上回ったのが、Zan Kranjec(SLO)ザン・クラニエッツ!得意なコースで1本目のリードを守り切って-0.41差のトップに!
Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツは、1本目ほどの滑りが出来ず、+0.28と惜しくも沈みました。
いよいよ1本目2位のFilip Zubcic(CRO)フィリップ・ズブチッチが登場!気合いがみなぎる攻めの滑り!序盤からどんどんタイムを伸ばします!第2チェックポイントを-1.50差をつけて通過し、最後までノーミス!なんと、ゴールして-2.07も差をつけトップに立ちます!
残り1人でこのタイム差というレース展開、なかなか見たことありません!なんてすごい滑り!Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットにかなりのプレッシャーをかけます!
ゴールエリアも大興奮な雰囲気の中、1本目のリード-0.31、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットがスタート!
スタート直後は、リードを減らしてしまいましたが、第2チェックポイントからタイムを伸ばしていきました!大きなミスもなく最後までアタックし、-0.19差で逃げ切り優勝!通算26勝目です!Alta Badia(ITA)アルタバディアで3年連続の優勝!強い!
最終結果
FIS Alpine公式Instagramに表彰台メンバーの写真が投稿されました!
最終リザルトはこちらです!公式記録でぜひともタイム差をみてほしい!
Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット
Filip Zubcic(CRO)フィリップ・ズブチッチ
Zan Kranjec(SLO)ザン・クラニエッツ
Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ
Joan Verdu(AND)ジョアン・ヴェルデュ
Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー
Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン
Stefan Brennsteiner(AUT)ステファン・ブレンスタイナー
Tommy Ford(USA)トミー・フォード
Gino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェル
FIS Alpine公式YouTubeにダイジェスト動画がアップされていました!見逃した方はぜひ!
FISAlpine公式Instagramとマルコ自身のInstagramでマルコの優勝の滑りが投稿!こちらもぜひチェックしてください!
最終的に2本目トップのタイムは、Filip Zubcic(CRO)フィリップ・ズブチッチ!Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットが2位でした。
フィリップは、大回転(ジャイアントスラローム・GS)で3シーズンぶりの表彰台!昨シーズンは、得意のこの種目で表彰台から遠ざかり悔しいシーズンでした。
今年は調子を取り戻し復活してきましたね!フィリップの初優勝は、2020年湯沢苗場大会!おばさんも現地で観戦してました!日本ではファンが多いのではないでしょうか?復活うれしいですねーーー!
FIS Alpine公式Instagramでもフィリップの10回目の表彰台をお祝い!
今日は、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットとFilip Zubcic(CRO)フィリップ・ズブチッチが、2秒以上の差をつけて格の違いを見せつけるレースとなりました!
明日もAlta Badia(ITA)アルタバディアのコース、The Gran Risa グランリサで、大回転(ジャイアントスラローム・GS)が開催されます!どんなセットが立つのかも注目です!
この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。