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amazarashi初ライブ参戦(ハプニングあり)


実は私、2016年2月27?28?日、東京都Zepp Tokyo「amazarashi 5th anniversary Live Tour 2016~世界分岐二〇一六」に参戦してきました!
amazarashi初めてのLive。もう1週間前からスタンバイ。爆発的な体力をつけるため、ブロッコリーや卵を中心とした食生活で身体を強化。全曲をおさらいし、あらゆる角度のプレイリストに対応。特にNew Alubum「世界収束」を寝る間も惜しみ熟聴、歌詞を音読。黙読。速読。もうすべての準備は整った。amazarashi新米入信者の友人T君を誘い、開演の2時間前に青海駅集合と伝えた。グッズを入手する余裕も考えた完璧な采配だ。全ての手はずは完了し、後はひたすらに踊り狂うだけ!!!のはずだったのだが…..。


当日、目をギンギンに光らせ予定時刻に青海駅に到着した。近くにamazarashiがいると考えるだけで心躍る。しかし肝心のT君がいなかった。開演まではだいぶ予定があるが、まずはグッズ売り場に行かねばならない。T君は少し遅れているのだろうと推察し、とりあえずZepp入り口に向かった。到着するとライブ慣れしているであろう猛者たちがすでにたくさんいた。(なるほど。彼らが普段amazarashiを聞いているヘッズたちか…なかなか仕上がってるな)。グッズの列に並びながら、さも大御所かのような目つきであたりを見渡す。何とか、限定タオルをゲットできた。しかしT君からの返事がまだだ。するとラインが点滅した。「ついたぞ」と。よかった。間に合ったか。そして私は電話を掛けた。
「もしもし?改札が2つあると思うのだけれど」T「いや、一つしかないよ?」
へ?そんなはずはない。
「外に何がある?」T「いやむしろ何もないド田舎だ」
おかしい。青海なんてむしろないものがない。
「君何駅にいる?」

T「青梅駅だ」

青梅?青梅ってなんだ?青海じゃなくて?急いでマップで青梅を調べる。
なんということだ。地方もいいとこだ。
「青梅じゃないぞ!青海だ!急いできてくれ!」
T君も非常に混乱した様子で乗換案内を調べる
T「おおふ…着くのは17時前だ」
なん..だと..!?17時開演じゃないか…俺の矢神ライトばりの完璧なプランが..
とりあえず駅で待つ旨を伝え、電車に乗ってもらった。
緊急事態だ。私1人先に入ることもできるが、チケットは2枚とも私が持っている。一方で先着順なので先頭に並べなければ秋田氏のお膝元に近づくことすら叶わんのだ。折角の初ライブ。一番後ろでヘッズの後頭部を拝みながら曲を聴くなんぞ御免被る。落ち着け…とにかくもう作戦は一つしかない。ひたすらにT君を待ち、ともに入場することだ。くそう..2時間前に来た私は何だったのだ。いやその前に青梅なんぞという駅があること想定していなかった。迂闊だったッッ。
そこからは地獄だった。入場時間になると一組、また一組と、先程まで「ほう..」とか言いながら眺めていたヘッズたちが入場していく。
私は駅の改札までT君を迎えに行った。
そして開演5分前、遂にT君が改札に姿を現す。
何も言わずに我々は走った。車の展示場を抜け(わかる人にはわかる)、「オープニングに間に合うのか?幕開けを拝めないということは、映画でいうところに新作予告を見れないのに等しい。あれも含めて1作品なのに…!」とかわけのわからないシンキングとともに、入場ゲートに飛び込んだ。
既にオープニングは始まっていた。我々は肩で息をしながら向かって右の出入り口付近でライブを拝聴した。

amazarashiは本当に実在した。シルエットのみが浮かぶステージ。音源との差を感じさせない生歌。秋田氏はMCをしなかった。クラシックから新曲まで圧巻のプレイリスト。最後に「ありがとう」と言っていたことは覚えている。終盤の『スターライト』は最も鮮明に残っている。締めくくりは確か『ライフイズビューティフル』だった。私は最初から最後まで震えていた。今秋田氏と同じ空間にいること。ライブなのに曲が終わると拍手をするヘッズたち。エンディングが終わり外に出てもまだ放心状態だった。


すまない。正直4年前の事なのでライブ内容はこれくらいしか覚えていない。しかしあの空間は確かに存在した。

帰りは汐留駅でラーメンを食べた。そのころには遅刻したT君のことなど、もうどうでもよくなっていた。

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