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ウクライナの郷土菓子


ヴァレニキ (Vareniki)

小麦粉を練って薄く伸ばした生地にサクランボやブルーベリー、いちごなどを包んで茹でたもの。サワークリームや粉砂糖をかけて食べるのが一般的です。他にも肉類やじゃがいも、キャベツ、チーズなどが入ったヴァレニキも存在し、ウクライナの朝食やクリスマスの定番料理としても親しまれています。


クティア (Kutia)

クリスマスの定番メニューのひとつ。小麦やナッツ、ドライフルーツ、はちみつなどから作られるもので、クリスマスイブの夕食の一品として提供されます。ウクライナの他にも、ベラルーシやポーランド、ロシアなど広い地域で親しまれています。


スィルニキ (Syrnyky)

カッテージチーズを使用して作られたウクライナのパンケーキ。おやつや朝食として食されることが多く、ジャムやサワークリームと一緒にいただきます。ロシアやウクライナをはじめ、東欧諸国で親しまれています。


パスカ (Paska)

キリスト教の復活祭(イースター)で食される甘くて香ばしいパン。ウクライナでは、復活祭前日にパスカやピサンカ(イースターエッグ)、塩、バターをバスケットに詰め、教会で祝福を受ける習慣があります。

復活祭の朝は、これらの食材を家族で分け合っていただきます。パスカの生地の表面には様々な形の装飾が施されており、これらはキリストの復活や再生を表しています。


キーウケーキ (Kyiv Cake)

ウクライナの首都・キーウで名物のケーキ。メレンゲとナッツの層になった生地の側面にヘーゼルナッツが散りばめられ、上部には色とりどりのバタークリームで装飾が施されています。

その歴史は1956年、キーウにあった「カールマルクス製菓工場」(現在の製菓会社ロシェン)で作られたのがはじまりだといわれています。


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