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アルメニアの郷土料理


ラヴァシュ (Lavash)

アルメニアの伝統的な平たいパン。こねた生地を薄く伸ばし、地面に設置された大きな窯の側面に貼り付けて薄焼きにします。

焼きあがったラヴァシュは乾燥させて保存し、食べる際には水を振り撒いて柔らかくしてから食べます。肉やチーズなど様々な具材を挟んだり、煮込み料理に入れたりして食べることが多いとか。


ガパマ (Ghapama)

アルメニアのかぼちゃ料理。種とワタを取り除いたかぼちゃの中に炊いた米やアーモンド、りんご、アプリコット、ナツメヤシ、プルーン、レーズンなどを詰め、焼き上げます。特にクリスマス~新年の時期に親しまれている料理です。


ジンギャロフ・ハッツ (Zhingyalov Khats)

南コーカサスのアルツァフ地域とアルメニア南部のシュニク地方で親しまれている料理。

細かく刻んだハーブと野菜とラヴァシュと呼ばれるアルメニアのフラットブレッドに包み、「サジ (Saj) 」と呼ばれる鉄板で焼いて作られます。キリスト教の祭日「四旬節」の時期に食べる習慣があります。


ハリッサ (Harissa)

アルメニアの国民的な料理。北アフリカの唐辛子ペースト「ハリッサ(Harissa, هريسة)」と混同されやすいですが、アルメニアのハリッサは子羊肉や鶏肉と粗挽き小麦を煮込んで作られます。

その歴史は、アルメニアにキリスト教をもたらした聖グレゴリオスが貧しい人々に提供していた食事が始まりといわれています。伝統的に、イースターの時期にはハリッサを食べる習慣があります。


ドルマ (Dolma)

中央アジア~北アフリカまで広く親しまれている料理。米やひき肉、香味野菜などをブドウの葉やキャベツの葉で包んで作られます。

その歴史は古く、オスマン帝国時代には領土拡大とともに広い地域へ伝わっていったとされています。アルメニア西部の都市・アルマヴィルでは、毎年様々な種類のドルマが楽しめる「ドルマ・フェスティバル」が行われます。


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