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スイスの郷土菓子


ヴィーエ (Wähe)

スイスのタルト。アプリコットやルバーブ、りんごなどの季節の果物の他、チーズやほうれん草など多種多様なものがあります。

復活祭(イースター)の40日前から始まる「四旬節」は肉食を断つ習慣があり、かつてヴィーエはこの期間中に食されることが多かったそう。


ツガー・キルシュトルテ (Zuger Kirschtorte)

スイス中部ツーク発祥のケーキ。地元名産のさくらんぼを使用した蒸留酒・キルシュを染み込ませたスポンジ生地の側面にスライスアーモンド、表面に粉砂糖をふって仕上げます。

かのチャーリー・チャップリンやオードリー・ヘプバーンにも愛されたケーキとしても有名です。


スイスチョコレート (Swiss Chocolate)

スイスは世界でも有数なチョコレート大国です。1875年、スイスのチョコレート職人ダニエル・ペーター氏 (Daniel Peter) によって世界で初めて板状のミルクチョコレートが作られました。

1879年には、ロドルフ・リンツ氏 (Rodolphe Lindt) によって「コンチング」と呼ばれる新しい製造プロセスが開発されたことで、滑らかな食感のチョコレートが作れるようになりました。

スイスには、「カイエ(Callier)」や 「リンツ(Lindt)」といった世界的に有名なチョコレートブランドが存在します。



バーズラーレッカリー (Basler Läckerli)

スイス北西部・バーゼル発祥の伝統的な焼き菓子。シナモン・ナツメグ・クローブなどのスパイスやハチミツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、キルシュ(サクランボのブランデー)などから作られるもので、焼き上げた生地の表面にキルシュアイシングを塗って仕上げます。


メレンゲ (Meringue)

卵白と砂糖を用いて作られる、スイス発祥とされるお菓子。その起源については諸説ありますが、17世紀頃イタリア人菓子職人のガスパリーニ(Gasparini) 氏によって作られたのがはじまりだと言われており、その名称はスイス中部ベルン州にある村、マイリンゲン(Meiringen)に由来すると考えられています。


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