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FOOD & DRINK

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世界の郷土料理、郷土菓子、飲み物などの情報をまとめています。
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記事一覧

スペインの郷土料理

ピンチョス (Pintxos)スペイン・バスク地方発祥の伝統的な軽食。一口大のパンやチーズに、生ハムやチーズ、オリーブ、魚介類、野菜などをのせていただきます。スペインのバルの定番料理としても知られており、特にスペイン北部にはピンチョス専門のバルが多数存在します。 パエリア (Paella)スペイン東部・バレンシア地方発祥の米料理。スペインを代表する料理として国内外にカ関わらず広く親しまれいている料理で、その名称はバレンシア語で「フライパン」を意味します。 エビやイカ、ムー

スウェーデンの郷土料理

クネッケブレッド (Knäckebröd)スウェーデンで親しまれている平たいクラッカー状のパン。バターやハム、野菜をのせたオープンサンドにして朝食に食べられるのが一般的です。 数百年の歴史があると言われており、その名称は「パリッ」と音を立てることを意味する「クラッケン」に由来するそうです。 スモーガストルタ (Smörgåstårta)スウェーデン発祥の北欧料理の一つ。マヨネーズやクリームチーズなどで全体を覆われたでサンドイッチの層に、野菜やハム、エビ、サーモン、卵などを

フィンランドの郷土料理

カルヤランピーラッカ (Karjalanpiirakka)フィンランド東部カレリア地方の伝統料理。ライ麦の生地にミルク粥やマッシュポテトのせて焼き、最後にムナボイ(卵とバターを混ぜ合わせたもの)をトッピングした料理です。今では、国民的な料理として軽食や朝食に食されることが多いそう。 ヘルネケイット (Hernekeitto)フィンランドの豆のスープ。伝統的に毎週木曜日に食べる習慣があり、「木曜日のスープ」とも呼ばれています。 これはフィンランドにカトリックが普及していた1

スイスの郷土料理

レシュティ(Rösti)スイスの国民食ともいわれているジャガイモのパンケーキ。もともとはベルン州の農村で朝食として食べられていた料理で、今ではスイス全土から欧米まで広い地域で親しまれています。卵やチーズをのせたり、野菜やベーコンを混ぜたりバリエーションもさまざま。 チーズフォンデュ (Fondue)チーズを白ワインで溶かして食べるスイスの伝統料理。アルプス山岳地域を中心として親しまれている料理で、角切りパンにチーズを絡ませていただきます。 その名称はフランス語で“Fond

ジョージアの郷土料理

ハチャプリ (Khachapuri)ジョージアのチーズパン。チーズや卵黄、バターなどがトッピングされた地域ごとに異なるものが存在し、その種類は47種にも上るそうです。 2019年にはハチャプリの伝統が国の無形文化遺産に登録され、2月27日は「ナショナル・ハチャプリ・デー」として定められました。 ヒンカリ (Khinkali)ジョージアの代表的な郷土料理のひとつ。生地の中には香辛料の効いた羊や豚、牛の挽肉が詰められており、黒コショウをかけて手でいただくのがジョージアンスタイ

ギリシャの郷土料理

ギロス (Gyros)ギリシャで親しまれている伝統的なストリートフード。薄切り肉を串に刺し重ねた塊を、回転させながら火で炙って、焼けたところからそぎ切りにした料理です。 一般的に野菜とともにピタと呼ばれる平たいパンに挟んで食べられることが多いですが、お皿に盛り付けをして供されることもあります。 その起源は、1920年代初頭、トルコからの移民によってトルコのドネルケバブが伝わったのが始まりであるとされています。(諸説あり) グリークサラダ (Greek Salad)ギリシ

オーストリアの郷土料理

ウィンナーシュニッツェル (Wiener Schnitzel)子牛肉の薄切りにパン粉を付けて揚げたウィーンの名物料理。その歴史には諸説ありますが、1857年頃オーストリアの陸軍元帥ラデツキーによってイタリアからレシピが持ち込まれたのが始まりであるといわれています。 ツヴィーベルローストブラーテン (Zwiebelrostbraten)オーストリア・ウィーンで親しまれている肉料理。ローストした牛肉に香ばしく揚げた玉ねぎが添えられたもので、その名称は “Zwiebel” =「玉

オランダの郷土料理

エルテンスープ (Erwtensoep)オランダの伝統的なスープ。エンドウ豆や野菜、カットした豚肉などから作られるもので、冬の定番料理の一つとして知られています。スープにはライ麦パンやベーコン、チーズなどが添えられていることが多いそう。 クロケット (Kroket)オランダで親しまれているファストフードの1つ。ホワイトソースとひき肉(牛肉や子牛肉)にパン粉をまぶし、筒状に形を整えてから油で揚げた料理です。 もともとはフランス料理の“Croquette”が原型で、オランダに

イギリスの郷土料理

フィッシュ & チップス (Fish & Chips)イギリスを代表する料理の一つ。白身魚のフライにポテトフライが添えられたシンプルな料理で、ファストフードとして親しまれています。 産業革命による鉄道網の整備で迅速に鮮魚が輸送できるようになったため、安価で腹持ちの良いフィッシュ・アンド・チップスは労働者階級を中心に普及されるようになりました。 フル・ブレックファスト (Full Breakfast)イギリスの伝統的な朝食。卵や焼いたトマト、マッシュルーム、ベイクドビーンズ

アルメニアの郷土料理

ラヴァシュ (Lavash)アルメニアの伝統的な平たいパン。こねた生地を薄く伸ばし、地面に設置された大きな窯の側面に貼り付けて薄焼きにします。 焼きあがったラヴァシュは乾燥させて保存し、食べる際には水を振り撒いて柔らかくしてから食べます。肉やチーズなど様々な具材を挟んだり、煮込み料理に入れたりして食べることが多いとか。 ガパマ (Ghapama)アルメニアのかぼちゃ料理。種とワタを取り除いたかぼちゃの中に炊いた米やアーモンド、りんご、アプリコット、ナツメヤシ、プルーン、レ

アイルランドの郷土料理

アイリッシュシチュー (Irish Stew)アイルランドの伝統的な家庭料理。19世紀初頭に登場した料理で、当初はマトンやタマネギ、じゃがいもなどシンプルな材料で作られましたが、後にラムや牛肉、その他の野菜が追加されました。 ただし、材料やレシピが各家庭によって若干異なり、家庭の数だけレシピがあるともいわれています。 コルカノン (Colcannon)ケールやキャベツ、バター、ミルクなどが入ったアイルランドのマッシュポテト。ハロウィンや聖パトリックの日の定番料理として知ら

デンマークの郷土菓子

デニッシュ (Danish Pastry)パイ状の生地を折り込んで焼いたデンマークのペストリー。19世紀オーストリアのパン職人から伝わったことから、デンマーク国内では “Wienerbrød (ウィーン風のパン)”と呼ばれています。 リンゴやラズベリー、バニラカスタード、アーモンドペーストなど様々な種類があります。 カルスコー (Koldskål)デンマークの冷たいデザート。バターミルクの入ったレモン味のミルクスープにクッキーやフルーツを入れていただきます。デンマーク語で

オーストリアの郷土菓子

リンツァートルテ (Linzertorte)オーバーエスターライヒ州の州都・リンツ発祥のお菓子。アーモンドパウダーやシナモン、クローブなどから作られる生地にレッドカラント(赤スグリ)ジャムを載せて焼き上げます 日常的に親しまれているケーキですが、クリスマスの時期に食べる習慣もあるそうです。リンツァートルテの原型となったのは「リンツァー・マッセ」と呼ばれるお菓子で、これは世界最古のトルテともいわれています。 アプフェルシュトゥルーデル (Apfelstrudel)リンゴやレ

アジアの朝ごはん

マサラドーサ (Masala Dosa)、インドスパイスで炒めたジャガイモをドーサで包んだインドの料理。ドーサとは挽いた米とウラド豆を発酵させ、薄く焼いてクレープ状にしたものをいいます。 主に南インドで親しまれている料理で、ペースト状の薬味「チャツネ」やレンズ豆と野菜のスープ「サンバール」などが添えられて提供されることが一般的です。 インドでは、南北で食文化が異なり、北インドでは小麦から作られるナンやチャパティ、南インドでは米から作られるドーサやイドゥリが主食として食べら