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CULTURE

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世界の行事や衣装、工芸品などの文化に関する記事をまとめています。
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ヨーロッパの伝統衣装

ディアンドル (Dirndl)、オーストリアオーストリア人女性用の民族衣装。襟ぐりの深いブラウスとゆったりとしたギャザースカートが特徴で、19世紀~20世紀に一般に着られるようになりました。 ディアンドルは、ドイツでも南部バイエルン地方を中心に民族衣装として着用されていました。 北マケドニア (Macedonia)赤や白、黒の生地が使用され、繊細で華やかな刺繍が施されています。地域によって衣装のタイプが異なり、その種類は70種にも及ぶのだとか。 赤色は魔除けがあると信じ

アジアの伝統衣装

チマ・チョゴリ (Chima Jeogori)、韓国20世紀初めから韓国に伝わる女性用衣装。チマ(下衣)とチョゴリ(上衣)からなるスタイルで、かつては年齢や階級によって異なる色・素材が使われていました。 現在は日常的に着られることはありませんが、主に冠婚葬祭に着用されます 。 デール (Deel)、モンゴルモンゴルの民族衣装。モンゴル人は騎馬民族であるため、衣装は足と腕の動きを妨げない乗馬に適した工夫がされています。 冬は特に厳しい大陸性気候に合わせて、風を通さず保温性

世界の伝統衣装15選

ディアンドル (Dirndl)、オーストリアオーストリア人女性用の民族衣装。襟ぐりの深いブラウスとゆったりとしたギャザースカートが特徴で、19世紀~20世紀に一般に着られるようになりました。 ディアンドルは、ドイツでも南部バイエルン地方を中心に民族衣装として着用されていました。 キルト (Kilt)、スコットランドスコットランドの巻きスカート状の伝統衣装。生地にはタータンチェックの毛織物が用いられており、この色柄は氏族や階級を表しているといわれています。 現在でもキルト

和菓子のルーツや文化を知る

みたらし団子京都市左京区にある下鴨神社の神饌菓子として誕生した菓子。かつては人体にかたどった団子を神前に供え、祈祷後に自宅に持ち帰って食べる風習がありました。団子は五体を象徴しているため、もともとは1串5個の団子が挿さっていました。 下鴨神社前にある “加茂みたらし茶屋”はみたらし団子発祥の店として有名です 。『出来斎京土産』(1678年)には下鴨神社のみたらし団子を販売している様子が描かれています。 長命寺桜餅江戸発祥の桜餅。東京の隅田川堤近くにある長命寺の門番が、土手