裁判官に任命してあげたのは俺なのに

自分の立場を理解できない馬鹿が多すぎる

「俺が裁判官に任命したのに、なぜか俺の味方をしない裁判官がたくさんいる。どんだけ腐ってんだよ？」
ドナルド・トランプの、2022/11/28に自ら運営する Truth Social というSNSへの投稿。

出来るだけ忠実にトランプの投稿を訳してみる。

『多数の共和党員裁判官が、自分達は買収にも応じないし、自分を任命してくれた人に対して好意的態度を取ることは絶対にしないのだと、態々アピールして証明しようとしている。私だけではなく多くの人々が、その者達の勇気のなさと知性の無さにショックを受けているのだ。任命されたと同時に（恩人に対して）いきなり叛旗を翻すわけだ。
この体たらくに対して、民主党側の裁判官はちゃんと『私は骨の髄まで民主党だ。彼（民主党の大統領）が自分を任命してくれたのだ。（共和党の）あんたに勝ち目はない、うせやがれ』ってなもんで、態度がまるで真逆だ。
全く嘆くべき事態だ。』

自ら任命した裁判官が味方をしてくれない

• 大統領任期終了と同時に自宅兼仕事場にしているゴルフリゾート Mar-a-lago などに Top Secret を含む数千ページの政府文書を持ち出した件に関するFBI捜査の中止をトランプが求めている裁判

• 大統領就任前の税務報告書の提出の拒否

• 大統領戦の無効を訴える６０以上の裁判

など、最近の多くの裁判で、トランプ政権時に任命した共和党員裁判官がトランプに不利な判決を下している。

裁判官に任命した人間や、特定の人間を贔屓する裁判官の下で公正な司法は機能しない。その観点では、あからさまにトランプを救うための判決（判例から言えば、前代未聞の判決）を行なった裁判官も最近いたので、司法の崩壊が既に始まっていると感じる。

翻訳が大変

トランプが吐き出す文章は大体無茶苦茶で、翻訳が難しい。デーブスペクターがトランプの出馬表明について、字幕がなくて困っていると冗談を言っていた。相変わらず支離滅裂で理解不能・・・という意味だったと思うけど、ツイートに対するみんなのコメント見るのも楽しい。

アメリカでトランプの出馬表明を生で見てるけど、字幕がなくて困ってる。 pic.twitter.com/NX5NtYMiSD

— デーブ・スペクター (@dave_spector) November 16, 2022