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#101 笑えないジョーク

早く飛び込め!

 ある豪華客船が航海の最中に沈みだしました。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければなりませんでした。船長はそれぞれの外国人乗客にこう言ったそうです。 

アメリカ人には、「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には、「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には、「飛び込むのがこの船の規則となっています」
イタリア人には、「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には、「飛び込まないでください」


日本人には「みんな飛び込んでますよ」


早坂隆『世界の日本人ジョーク集』より

 このジョーク、それぞれの国民性を端的に表していると言うことですが、私にはとても笑えませんでした。なぜ笑えなかったかというと、このような日本の国民性を形成するのに少なからず学校教育が影響していると思ってしまったからです。日本人は、横並びの意識が強いと言われています。

「皆がそうしているから…」

「信頼しているあの人がこう言うから…」といった理由で、自分の意思とは関係なく決断・行動してしまうことが多いのではないでしょうか。そういう日本人の傾向性を形成してしまっていることに学校が少なからず加担してしまっているように思えてならないからです。

周りの意見に流されてしまう人

自分の意志とは関係なく判断・行動してしまう人

いつも受け身の指示待ち人間を作ってしまっていることに、学校も責任の一端はないでしょうか。自ら考え、判断して行動していける主体的な人間の育成にこれまで以上に学校は貢献していかなければいけないはずだと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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