資本主義の吐き違い

企業の目的は利益だけなのでしょうかー

日経にこんな記載で記事が載っていた。

破綻企業が、直前に高額な役員報酬を支払っていたと言う内容だ。
企業の存在意義と言うか、目的は「利益」と書いている時点で経営や会計の学問の基礎を理解していない。

以前、noteを書いたが、企業は社会的存在であり社長とは別人格(日本で言う法人)である。それを知っているならば、​「企業の目的は利益だけなのでしょうかー」とは書けないはずだ。

資本主義と社会主義、共産主義など、経済形態はよく議論に上がる。経済学者は色々と考えては、失敗の繰り返し(笑)
経営学と経済学、よく言われるが経済学はマクロ・ミクロ合わせて大きなテーマである「経済」についての議論をする学問だが、理論的であろうとする限り抜け落ちている視点がある。「人間は、物欲の固まり」と言う本質だ。

お金が沢山あれば、色んなものも買えるし国だって占領できるかもしれない。資本主義と言うより物質主義といった方が良いだろう。だから、パソナやパーソル、電通、ITのSES多重請負などで中抜きをして楽して儲けようとする。そうなれば、上の疑問も出てくるだろう。

今、日本は日本国内だけでは話しができない時代になっている。日本は、「輸出国」だからだ。資源もないのに?資源は、海外から輸入している。それに付加価値を付けて輸出して、GDPを上げてきたはずだった。今も、そこそこのGDPがあるが、付加価値は誰が付けるのか?答えは簡単、「人」だ。
それを蔑ろにしている国に、未来があると思うのがおかしい。笑わせるな。日本がこのままの政府や企業をのさばらせていると、資源が人なのだからあっという間に潰れる。国が潰れるのは、先の大戦で負けたように占領されて他国になるかデフォルトか、どちらかだろう。

デフォルトなんて起きるか、と言うが、日本は実際にはデフォルトによる通貨切替を実施している。「圓」から「円(新円)」を1946年に実施した。デフォルトすると、通貨信用はゼロになる、債務不履行が国家レベルで起きるからそりゃ信用もないわな(笑)

企業は、「公器」。だから、会計公準にあるように始まったらずーっと続けなければいけない、永続企業の公準とはそこから来ている。当然、嘘も駄目だし、一部の人間が不正に得をするのもいけない。

アダム・スミスは「道徳感情論」で、利己的に見える人間には「他人を心にかけずにはいられない生まれ持った性質がある」と説いた。高潔さを併せもつ資本主義をできるかどうか、日本全体の課題でもある。ベーシックインカムは、この欠点を補うための手段なのかも知れない。

日本は、海外の人からはどう言われてるか知ってる?
「自由のある共産主義」だ(これ、中国の人が真顔で言った)。「自由だけど、政府とか特権階級が利益独占しているよね。中国みたいなもんじゃん」と言われた時、愕然とした。でも、確かにそうなのだ。金儲けすると妬むやっかみ色々出てくるけど、正しく稼いだ人とパソナ竹中平蔵とかと一緒西手は駄目。投資で儲けたから課税率上げろとか言う前に、自分は何をやったのか考えて欲しい。自民党・公明党・維新に投票していたら、選挙に行かなかったら、それは暗黙の了解=同罪だ。

色々と暴かれてきているが、個人的には日本は政治を変えても中央銀行が保たない所まで来ていると考えている(これは私見なので反論はしらん)。デフォルトして、やり直した方が良いのでは?と思う。キリスト教では、色々と神々が天罰を下す記載があるが、日本の神様もそろそろ天罰を下してくるのかなと思ってる。仏様だと、毘沙門天か。無慈悲に人間を悪として焼き払うとあるが、本当に地球がそうする日が来るのか、隕石落下で生物が滅亡するのか、文殊暴走で爆発して終わるのか。わからんけど(笑)

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