労働中の昼寝「パワーナップ」がもたらすメリット
こんにちは、WorkWithプロジェクトです。
突然ですが、「パワーナップ」というワードを聞いたことはありますか?
パワーナップとは、簡単に説明すると午後の時間帯にとる15分~30分ほどの睡眠のことです。
国内企業にはまだ積極的に取り入れられていませんが、会社内に昼寝のための「ナップルーム」や会社の中で昼寝するために開発された「エナジーポッド」というスタイリッシュな昼寝専用ツールが開発されるほど話題になっています。
実際に労働中の昼寝を推奨している企業の中には、世界的に有名なNikeやGoogle、またNASAも昼寝を推奨しているほど、労働環境における「昼寝」が重要視されているのです。これからは労働環境を改善した上で、どのように社員のモチベーションアップを図り、効率を上げていくかについても重要になってくると考えられます。
今回は「パワーナップ」の解説とともに、実際に取り入れた場合、どう業務の効率化に繋がるのか考えていきましょう!
そもそもパワーナップとは?
パワーナップとは、コーネル大学の社会心理学者James Maas教授が1998年に出版した著書「Power Sleep」で唱えた言葉で、15分から30分程度の昼寝を椅子に座った状態または、机に突っ伏して睡眠を取るという睡眠方法です。
この睡眠方法を行うにあたり、いくつかポイントがありますが、特に注意すべきポイントは「ノンレム睡眠」を避けるということです。
深い眠りであるノンレム睡眠になってしまうと、目覚めた後に倦怠感を感じるなど、業務に支障が出てしまいます。それを防ぐためにも、昼寝を取るときはベッドではなく、机に突っ伏した状態か椅子にもたれかかった状態で寝るのが効果的です。また睡眠時間も30分以内にすることで、深い眠りに入りすぎてしまうのを防いでくれます。
それでは実際にパワーナップはどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?
パワーナップがもたらすメリット
パワーナップのメリットの1つに、集中力の向上やストレスの軽減が挙げられます。昼食後は血糖値が上昇し、眠気から生産性や作業効率が落ちがちですが、思い切ってパワーナップを行うことで眠気対策ができるため認知力、集中力の向上やストレス軽減に効果的!このことから同時に作業効率の向上も図ることができます。
2つ目は従業員の健康状態を改善できるとともに、企業のイメージアップにつながるということです。特に最近は夜更かしをする若者も多く、かつリモートワークの導入により家でも長時間労働をしている状況が増えてきています。
パワーナップを導入している企業が少ないため、対外的にアピールできる材料になり、企業イメージの向上を図れる点もメリットの1つです。
しかし、これを会社側はすぐに取り入れることはできるのでしょうか?
実際に昼寝制度を取り入れる為には?
ここまでパワーナップのメリットを説明してきましたが、これまでの社会で成功してきた世代は、睡眠時間を削ってまで努力してきたという傾向があるため、「昼寝=サボる」という固定観念が払拭されていないのが現状です。
そのため、昼寝がもたらすメリットや科学的根拠をもとに、「昼寝は作業効率を上げるもの」「昼寝は企業にとってポジティブな効果をもたらすもの」という認識に変えていくことが大切になると考えられます。
新しい価値観を取り入れて、従業員のモチベーションアップのために労働環境も見直してみませんか?
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WorkWith本町では新しい働き方を追求して、成長し続ける企業様を応援しています。これからも新潟に住む人にとって、より良い働き方にについてのヒントを発信していきます!