あなたはどうして留学してるの?


こんばんは、Kです。とってもひさしぶりです。ここ数か月は、身体的にも精神的にも落ち込んだり、忙しかったりで。シドニーはロックダウンではありますが、少し自分の現状が落ち着いてきたので、noteに記事を書こうかと。

さてはて、シドニーに来て2年以上はたちますが、留学生にとってこの質問はよく聞かれる質問の1つ。何しに来たの?何か夢があるの??こういう類いの質問が本当に苦手な私。しかも、以前述べたように、なんでもかんでもパーソナルな質問をじゃんじゃん聞くカルチャーになれていない私は(人によるけれど)立派な答えを述べないと、相手に不信感を抱かれるのかな。なんて思うこともしばしば。なんとなく、その答えで私自身がどういう人なのかって判断されている感じもしたし。自分の中で勝手に、私は他国から来た英語ビギナー、少数派の人間、オーストラリアにいる国の方は多数派、マジョリティー、マイノリティーを勝手に自分の中で築いていた気がする。そういう会話のなかで、自分の話をするのは得意ではないし、会話のきっかけとして聞いてくれた人もいると思うけど、興味ある?むしろって思うこともあったし。なら、そこまでして会話してくれなくてもいいんだけど(ひねくれてるな相変わらず)

日常生活を過ごしていく中で、英語力の伸びが感じられなかったり、留学生やいろんな人々との会話で劣等感を感じることもあったし。なんで私より若いあの子はあんなこともできたり、こんなにみんなと話せているのに、私はいまだにすぐ理解できなかったり、てんぱってしまったり。そこから自分の存在価値まで考えてしまって、寝れないときもあったな。数か月に1回は、いまだに私はこれでいいのか?なんて悩むことがたくさんあるかな。

でも、それと同時に、急に、思ったこともある。そもそも、そんなに多くの人が夢があるのか、達成しているのか。世間的に言われる立派なことを成し遂げているのか。いや、ちがうよね。みんなそれぞれ、日々の生活で大変で、夢がない人もいるだろうし、あきらめた人もいるだろうし、まだ、見つけている途中の人もいるはず。そう思ったら、模索している、悩みまくっていて精神的に不安定になっている自分を少しだけ許せる気がした。相手は相手、自分は自分。というのを改めて感じた。

そもそもの私の留学目的は、英語を通して、新しい文化、新しい環境の中にもまれて、いろんなことをチャレンジしたいっていうのが第一目的で。なにを成し遂げてやろう、大きな夢を持ってオーストラリアに来たわけではない。人によっては、まぁ能天気な考えなこと。って思われたこともある。現実的ではないからっていうのはわかる。けど、私の性格的に挑戦しないと気が済まないタイプ。納得して、失敗して本当にだめなら、ありがたいことに、まだ私には帰る場所、母国がある。それまで、やりたいことをやってみよう。ということ。年齢にとらわれるな、なんて言ってるけど、そういうことを言ってる自分が、一番年齢にとらわれているなと思うこともある。日常生活の中で、日々私の中で夢も変わることも多い。私の中で、夢っていうと大それたことのように感じてしまうから、目標?っていったほうがいいのかな。夢が変わると、どうしても人とのやりとりのなかで、あの人、芯がない、中身がないって思われがち。昔はそう思われることをコンプレックスに思ってたけど、隠しても仕方ない。いまはむしろ色んな考えや体験をしたことで、そのことについて受け入れることができる。そうだと思う、中身がないからもがいている部分もある。中身がないというと語弊な気がするけれど、なんていうんだろう、まだ模索中だし、いろんなことがしたいから、まだ私自身を発掘中ということ。

人によっては、この国にいるために結婚を勧めてくる留学生もいる。このままだと、オーストラリアにいたくても、いられないかもしれないという恐怖心と、学生として不慣れな英語を通して、勉強することの大変さと、大きな支えの必要性を感じる人も多いからだ。もちろん、お互い好きになって、2人が納得して結婚に至るのであれば、とてもすばらしいこと。現に何名かは結婚やパートナーの件で、学校をやめることも。

でも他国の生活の中で、いろんな人々の出会いから、思いがけない話を聞けることがある。年齢にかかわらず、学生として自分の夢のために頑張っている人たちがいること。30.40代になってやっと、何がやりたいのかわかってくる人たちもいる。

何が言いたいかというと、留学の目的はなんだっていいこと。私はこの国で何してるんだって思わなくていいこと。もっと模索していいということ。いままでの教育や教えの中で、何か違うことに、新しいことを挑戦することに、悪気を感じてしまうこともあるけれど、そのままその気持ちを持つことに罪悪感を感じなくていいこと。最近では、毎日の生活を楽しく過ごすことにシフトチェンジし始めた。まだまだいろんな経験をしたいKなので、落ち込むことがあったり、アップダウンが激しくても、それを受け入れる器は準備できている。自分なりにまだまだいろんなことに挑戦していきたい。

留学して新たなことに挑戦してみたい、何か違うことをしてみたいとと思っている人。何かを成し遂げなくてはならないなんてルールはなくて、この状況が落ち着いたらいろんな人が違う国でいろんなことを挑戦してほしいなと思っています。

それではまたお会いしましょう。(^O^)/


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