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株式や債券を発行する側で理解してみる

初心者向けの本に必ず書かれている株や債券の説明。
債券はお金を貸すこと。利子が支払われて満期がくれば額面金額を受け取る。
発行した会社が倒産すると返済されない可能性がある。

株式は会社の一部を所有すること。お金を返す必要がない。
会社の利益を山分けできる。
でも株価は変動する。

そんな話が多いんだけど、これを、自分が株や債券を発行する立場になって考えたほうが分かりやすいんちゃうか、と思う今日この頃。

仮に、アセマネMYK株式会社を作りました!としよう。
ビジネスの目的はHPやYoutubeを通じ、金融や資産運用に関する情報を発信して、広告やPR案件で収入を得ること、としよう。
まず、ウェブサイト制作やYoutube制作のための機材や編集者などお金が必要になる。仮に1000万円の資金が必要だとしよう!

もちろん手元には1000万円はない。
なので、さっき学んだ株や債券で考えてみよう。

そうか、債券っていうのを発行すると、お金を借りることが出来るのね!
それにはどんな情報が必要だろう?お金を貸してくれる人が、私がちゃんと借金を返済する能力があるか知りたいよね。

「これから資産運用ニーズはどんどん増えていきます!なので、私のコンテンツは需要があります!利益500万円は出ると見ています!」

うーん、初めての起業だし、本当にお金を返せるか怪しいところ。貸してあげてもいいけど、5年後には返してね、金利は20%とね、とか言われかねないですね。

仮に1000万円のお金を借りれたとしましょう!金利が20%なので、毎年200万円の利子を返しながら、自分のビジネスを運営することになります。そして、5年後には、元本である1000万円を返すことになります。

ちょっとこれはしんどいね。
株でお金を集めると、お金を返す必要がないのか!

株で集めましょう!
これは、アセマネMYK株式会社の株式を買って、あなたも株主になりませんか?!というわけです。
「これから資産運用ニーズは伸びていきます。私はこういうプランでビジネスを伸ばそうと思っています。利益は毎年どんどんこうやって伸びていく予定です!株主になってくれたあなたには、この利益を山分けしますよ~!」というのが仕組み。ざっくり株の仕組み。

そして、もしこの株が証券取引所に上場していたら、株は売買できるってわけです。上々していない場合は、基本、売買できる場がありません。

さて、このお金を返す必要はないけれど、他の株主たちから色々言われる可能性があります。みよこさん、インスタもやった方がいいんじゃないですか?とか、資産運用だけだと地味だから、仮想通貨もカバーすべきだ!とか。株主は自分たちの利益を最大化するために、色々言ってくる可能性があります。

こうやってロールプレイングで株主のたちば、債権者の立場、銀行の立場、経営者の立場・・・などやってみるのがいいかも!




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