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私がどこまで優しくなれば、夫はその優しさに気づいてくれるのか。

以前の記事にも書いただのだが、数年前夫がしばらく原因不明の体調不良に苦しんでいた時期があった。

首や背中の痛み、頭痛、精神的な落ち込みなど。

ヘルニアや自律神経の乱れなどが原因だったようだが、あの頃は夫も辛そうだったが、私も本当に辛かった。試練の時期だったと思う。

夫婦や家族の関係も全くうまくいっていないのに、まさに追い打ちのように夫が戦力外となり、体も辛かったが心が本当にきしんだ。とはいえどっちのほうが大変だったという話ではない。

『もう限界』

何度もそう思った。


かろうじて仕事にはいくものの、毎朝起きてもどこかが痛い、常にどこかが痛い、夜も満足に眠れないと夫が言うので、4歳と2歳の子供たちを抱えた私は、週末の彼には期待できなかった。

まだまだ目が離せない4歳と、一切目が離せない2歳と、大人一人で公園に連れて行くのは私のとっては大変なことだった。次男の後を付いて回りながら、常に目で長男を探し、次の瞬間次男に目を戻すともう目の前にいなくて、緊張感でなにも楽しめなかった。

『あと0.5人でいいから「私」がいてくれたらいいのに。』

一人とは言わない。0.5人でいいのだ。


まだ暑い季節だった。

公園から家までふたりを連れて帰るのもひと苦労なのだが、このひと苦労は実際にやった人にしかわからないと思う。
汗だくでヘトヘトになって家にたどり着いても、夫は大抵まだベッドの中か、リビングで寝ていた。そして起きても、体調不良の話ばかり。『助けてくれ、助けてくれ』と言われ続け、まして子供ふたりをひとりで面倒を見ている私へのお礼なんて、彼の頭には浮かびもしなかったと思う。

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ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

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