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『夫も子育てに当事者意識を持つべき』の対になるもの『妻も・・・』

苦節7年。

いま、2021年1月現在の我が夫は、子育てに当事者意識を持っている。

聞かん坊の次男にどう声をかけるべきか同じ熱量で話し合うことができるし、長男の小学校の入学準備は夫が主導してくれたし、小学校の予定は夫の方は把握しているし、

『この怪我は病院に連れていくべきか。』

の判断を一緒に下してくれる。

その熱量が私と同等である証拠に、とにかく子供たちと夫との距離が近い。物理的にも、心理的にも。

新型コロナウイルスのせいで在宅勤務になっている影響も大きいとは思うものの、床に寝転ぶ夫の上に乗っかりながら自然にテレビを見る子供たちの姿が日常であり、保育園や小学校の送り迎え(小学校はお迎えだけ)も半々で分担し、それぞれの支度も半々でサポートしている。

「靴が小さいみたいだから買っといて。」

と言えば選んで買っておいてくれるし、

「男児の性教育はやっぱり父親がやったほうがいいみたい。」

と本を渡せば、

「確かに。」

と言って本を読んでいた。


まぁつまり、7年前とは大違いだ。

子供が大きくなっただけではなく、まさに『当事者』であるという自覚が生まれ、そして根付いたようだ。更にそれが、『いいとこ取り』ではなく、子育てのいちばんつらいところから『当事者』として覚悟を持って取り組んでいる。

保育園の送り迎えすら『のらりくらり』と逃げていたあのときの夫のまま、あのまま私がワンオペでなんとかしていたら、今頃は一体どうなっていただろう。

いつまでもお客さんのような夫、パパになっていたのか。はたまたどこかで自分で気づいて育児に取り組むようになっていたか。

・・・いや、結局夫が自ら手を出そうと思うのは、きっとあくまでも『自分がやりたいことだけ』だったろうと思う。


あたなは子育ての当事者である。

そう叫びながら何度も何度も、夫の手を引いて一緒に子供のゲロを受け止め、寒い朝でも子供と一緒に夫を叩き起こし、子供の癇癪に付き合わせ、一緒に【小1の壁】を見た。

やらされているうちに夫の方も、お世話すればするほどに子供に愛着が湧き、自信も付き、なかなかのパパぶりだと思う。今なら私が急に寝込んでもなんの問題もない。


子育てや家のことに夫も当事者意識を持つべきである。

じゃあ、妻は?私は?

私が当事者意識のないままに夫に押し付けていることがあるんじゃないか。


そう、金だ。

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ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』で特にたくさんの方の共感、反論、議論を生んだ『夫のこと』カテゴリー記事。夫の会社の人にバレそうになり、止む無く会員限定記事に。 その間筆者の仕事の状況も変わり、ブログ『ワーキングマザー・サバイバル』から『夫のこと』だけスピンオフ(?)させてnoteで連載することにしました。 ワーキングマザーの方もそうでない方にとっても、参考になるかは未知数。 (月4回更新/初月無料)

ごく普通の女が結婚して妊娠~出産。35歳で『ワーキングマザー』になりました。 それまで世の中知ったような気になっていたけど、実は何も知らな…

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