スマホじゃダメ?運動会や音楽会といった保育園・学校行事の映像撮影に必要なズーム性能②

カメラのズームとは広い画角サイズから遠方のサイズまでも作ることのできる機能のことです。例えば人物を撮影する時、カメラの位置を動かさずに頭から足先までの全体と、顔を画面全体に入れることができる機能です。「近くのものと遠くのもの、両方を映し出す」これを目的とするのが主な使い方になるかと思います。

どこまでズームできるかという数値が焦点距離です

実際に何mむこうの被写体を映すことができるか。というのはとても説明しづらいですので省きます。イメージしずらいかもですが野球場を例えにします。野球場(グラウンド部分)の広さは決まっていますので…。バックスクリーンからピッチャーやキャッチャー、主審のいるあたりまで撮影するのに1000~1200mmの焦点距離性能をもつレンズを必要とします。これを基準に考えますと、ミラーレスカメラ(一眼の写真カメラ)で標準と呼ばれている24mm~70mmはけっこう短いと感じますし、ビデオカメラの28mm~300mmくらいの焦点距離も比べると短い感じがします。

ズーム性能を表す倍率と焦点距離

ビデオカメラなどには〇倍と記載されていますが、これも焦点距離と同様にどこまでズームできるかという目安になるものです。一般的に8倍~20倍といった倍率が表記されていることが多いかと思います。ちなみに倍率が大きいものを高倍率レンズと呼んでいます。これは望遠(一番せまい画角)で撮った時、広角(一番広い画角)の何倍で撮れるかという数値になります。例えますと、24mm~240mmという焦点距離のズームレンズがあった場合は24mmの10倍が240mmですので、これは10倍と表記されます。24mm~480mmの場合は20倍となり、20倍になると高倍率ズームという域になります。ただし、広角側のスタートは24mm、26mm、28mm、29mmなど様々な種類がありますので、正確に性能を知りたい場合は「倍率」よりも「焦点距離」という数値を調べるのがわかりやすいかと思います。



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