【I#003'】主要仮想通貨相場概観_米国PPI発表などに関連して【2022年8月12日】

 2022年8月12日金曜日、本日も『仮想通貨』の相場に関する投稿をしていきます。

◆主要仮想通貨相場概観(昨日1800 → 本日2100 → 0000 → 0900 → 1130 )

◇202208111800時点

BTC/JPY=3,251,434
▶ETH/JPY=250,671
▶XRP/JPY=50.53

▷BTC :[日足]本日は陽線で推移、抵抗線は3,300,000付近、安値は切り上げている
[4時間足]3,250,000-3,100,000付近で推移
[1時間足]3,230,000付近に支持線あり。抵抗線は3,260,000付近[15分足]逆三尊形成途中
[5分足]3,230,000-3,257,000のレンジ帯で推移中

▷ETH : [日足]上昇トレンド、6月上旬の下落開始前250,000付近を越えられるかどうか
[4時間足]240,000を越え上昇中、225,000のサポートは強く機能しそう、235,000の価格帯も注意したい
[1時間足]本日朝10時を起点とする255,000からの下落は高値を切り下げているので直近では売り勢力が強そう。

▷XRP : [日足]三角持合い形成中、安値切上げのトレンドラインの方が傾きが大きい
[4時間足]51.0の抵抗線で反発し下落中
[1時間足]50.0-48.75レンジ帯で08092100-08102100に形成されたダブルボトムからの上昇が確認できる
[15分足]50.25付近の支持線に接触後反転上昇1回、現在その付近で推移中

↓  ↓  ↓

◇202208112100時点

▶BTC/JPY=3,252,330
▶ETH/JPY=252,387
▶XRP/JPY=50.441

▷BTC : [日足]3,250,000付近の抵抗線付近で推移中
[4時間足]上記の抵抗線を一瞬上抜けるが反転して下落中、このラインでの反発は7月末から3度目
[1時間足]支持線3,225,000付近
[15分足]逆三尊形成後下落せず上昇中
[5分足]抵抗線3,260,000付近

▷ETH : [日足]245,000-250,000付近を越えて推移中
[4時間足]支持線240,000
[1時間足]255,000から下落250,000で反転上昇中
[15分足]ダブルトップ形成後下落せず上昇中、トリプルトップ形成か?

▷XRP : [日足]安値切り上げでの三角持合い形成中。抵抗水平線は52.0付近
[4時間足]48.0-52.0のレンジ内で推移中
[1時間足]上昇トレンド、支持線は50.0
[15分足]直近では下落中、抵抗線51.0付近

↓  ↓  ↓

◇202208110000時点
就寝していたのでこの部分は記載なしです。

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◇202208120900時点

▶BTC/JPY=3,188,538
▶ETH/JPY=250,471
▶XRP/JPY=50.685

▷BTC :[日足]アセンディングトライアングルから高値を切り下げる傾向の三角持合いに変化したようにみえる
[4時間足]抵抗線3,300,000付近、支持線3,100,000付近
[1時間足]現在のレートで反転上昇すれば上昇トレンドといえる[15分足]このスケールでは下落中
[5分足]3,180,000 - 3,210,000のレンジ

▷ETH : [日足]上昇トレンド
[4時間足]支持線240,000→225,000付近
[1時間足]250,000を足場に推移中。255,000で上値を抑えられている
[15分足]250,000を下に抜ければ売り注文もよさそう

▷XRP : [日足]三角持合い形成中、収束は50.0付近。4月中旬の下落と、BTC・ETHのパターンを見るとブレイクは上方向?
[4時間足]51.5が支持線。抵抗線は48.0付近
[1時間足]直近でディセンディングトライアングル、50.0付近の値動きに注意
[15分足]50.3に支持線、直近抵抗線は50.8付近のレンジ相場

◇202208121130時点

▶BTC/JPY=3,193,640
▶ETH/JPY=251,865
▶XRP/JPY=50.3

▷BTC :[4時間足]3,200,000が抵抗線
[1時間足]ダブルトップ形成の後下落。
[15分足]下落トレンド。支持線3,170,000付近
[5分足]下落トレンド。下降トレンドライン上限付近か?

▷ETH :[4時間足]上昇逆トライアングル形成中?
支持線240,000付近、抵抗線255,000付近。
[1時間足]250,000が抵抗線、その直上で価格推移中。
255,000を越えることができるかどうかに注目。
[15分足]下落中。下降トレンドライン上限付近。

▷XRP : [4時間足]下落中。抵抗線51.0付近。
[1時間足]51.0と50.0のレンジ帯で推移中。直近ではレンジ下限で、下落トレンドの傾向。
[15分足]レンジ相場。レンジ内でやや下寄り。50.0支持線抜けで下目線。

(上記の記述は実際の仮想通貨および金融商品の取引を促すものではありません。)


■20220811(Thu)2130発表の経済指標「米国PPIと米失業保険申請件数」と主要仮想通貨との関連について

▷7月米卸売物価指数(PPIコア指数)〈前年同月比〉
結果 :+9.8% 予想 :+10.4% , 前回 :+11.3%
[予想との差]-0.6%
▷7月米卸売物価指数(PPI)〈前月比〉
結果 :+0.2% 予想 :+0.4% , 前回 :+1.1%
[予想との差]-0.2%
▷7月米卸売物価指数(PPI)〈前年同月比〉
結果:+7.6% 予想 :+7.6% , 前回+8.2%
[予想との差] ±0%

▷前週分米失業保険継続受給者数
結果:142.8万人 予想 :140.7万人 , 前回 :141.6万人
[予想との差]+2.1万人
▷前週分米新規失業保険申請件数
結果:26.2万件 予想 26.3万件 前回 : 26.0万件
[予想との差] -0.1万件

 
前週分米失業保険継続受給者数のみ予想より数値が上振れしていましたが、それ以外は軒並み予想を下回る結果となりました。
 PPIとは「Producer Price Index」の頭文字で、生産者物価指数と呼ばれることもあるようです。
 主に生産者間の価格動向を示すことで、昨日発表のあった消費者物価指数〝CPI〟の「先行指数」として扱われることもあるようです。
 結果は予想を下回りましたが、指数そのものはプラスで推移しているので、米国内の生産者間では物価上昇の傾向が確認できるという解釈ができると思います。
 〝PPI〟が翌月以降の〝CPI〟に与える傾向を分析することで、国内の物価上昇傾向と為替レートの推移の動向もある程度仮説を立てることができそうです。

◇米PPIおよび失業保険申請件数の発表結果を受けた仮想通貨の価格推移

 BTC、ETH、XRPともに上昇しましたが上昇幅は限定的でした。

〝PPIの結果の予想数値の下振れ〟〝円建て仮想通貨の(中程度の)上昇〟と仮定することができそうです。
同じ時刻に発表された〝米国失業保険件数の影響〟がどの程度のものなのかも合わせて考えていく必要があります。

◇米国PPIと米失業保険申請件数結果を受けた米国債利回りの数値
[202208112025→2130→2330の順で記載しています]

▷米国5年債利回り: 2.9062 → 2.8632 → 2.9131
▷米国10年債利回り : 2.777 → 2.740 → 2.813
▷米国30年債利回り : 3.048 → 3.007 → 3.093

 1日前の〝米国CPI〟発表後は米国債利回りが低下していましたが、〝米国PPIおよび失業保険申請件数〟では国債利回りが上昇していました。
 利回り上昇のタイミングが指標発表直後なので、今回の経済指標が国債利回りの上昇に影響を与えていることはほぼ確かだと考えられますが、なぜ上昇したのかは個人的にはいまのところ不明です。
 どうやら昨日のCPI結果発表に続き、米国内インフレ継続傾向が際立ったことから、FRB( Federal Reserve Board )内の〝タカ派〟(対局にハト派)勢力が強い、と認識されたことに起因する可能性があるようですが、詳細は不明です。

 引き続き経済指標発表についても、確認できる範囲でまとめていきたいと考えています。


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