【I#003'】主要仮想通貨相場概観_米国CPI発表に関連して【2022年8月11日】


 2022年8月11日木曜日、本日も『仮想通貨』に関する投稿をしていきます。
本日も昨日に引き続き本文の投稿は無しとなります。

◆主要仮想通貨相場概観(昨日1800 → 本日2100 → 0000 → 0900 → 1130 ) 

◇202208111800時点

BTC=3,130,432円
▶ETH=229,594円
▶XRP=49.765円

▷BTC : [1時間足]3,070,010 - 3,125,000のレンジ帯で推移中。
[15分足]3,090,000に支持線あり、安値も切り上げ傾向、上昇波一段落後の上昇波で上記レジスタンスを超える可能性はある。
[5分足]3,100,000付近に支持線がありそうな印象を受ける。
現在の価格から下落した場合はここがサポートになりそう。

▷ETH : [1時間足]ダブルボトム形成中?安値は切り下げているので、このトレンドライン / チャネルライン内でしばらく推移しそうな印象。
[15分足]225,000 - 232,000のレンジ内で推移中。
[5分足]227,000が下落の下限→上昇波終了のサインととらえてもよさそう。上記レンジ帯を注視したいと思える局面。

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◇202208102100時点

▶BTC=3,121,124円
▶ETH=230,331円
▶XRP=49.251円

▷BTC : [1時間足]3,150,000 - 3,070,000のレンジ帯で推移中。3,135,000のレジスタンスで上値を抑えられて下落した形状。
[15分足]上昇逆トライアングルを形成。安値を切り上げているのでブレイク方向は上の可能性が高い。
上昇の場合は本日早朝下落前の3,150,000を抜けられるかどうかがポイント。

▷ETH : [1時間足]ダブルボトム形成後、小さな値幅の下落を挟んで上昇中。抵抗線は232,000付近。
[15分足]直近で安値を切り上げている上昇トレンドラインが確認できる。現在の上昇波が232,000を越えれば上昇逆トライアングルを形成しそうだが抵抗線にかかるため上方向へブレイクが起きるかは疑問。

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◇202208112130『米国7月CPI』発表

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◇20220811(Thu)0000時点

▶BTC=3,176,448円
▶ETH=244,260円
▶XRP=49.982円

▷BTC : [15分足]米国CPIの発表を受け大幅に上昇。1時間足や4時間足ではチャートパターンの形成に大きな影響を与えたが、日足レベルでは影響がほぼない。
[日足]CPIの影響で3,250,000の抵抗線を突破できず。中長期で上方向のブレイクを期待するなら買いポジションを仕込んでもいい時期と思われる。

▷ETH : [1時間足]BTCと同じく米CPI発表の影響で上昇。ETHはBTCと異なりこの上昇波によって上昇トレンドがより強く意識されるようなチャート形状になっている。245,000-250,000の抵抗線帯に迫る。250,000で反転下落する可能性はあるが、目線は上方向で持ってもいいと思われる。240,000付近が支持線。

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◇202208110900時点

▶BTC/JPY=3,184,890
▶ETH/JPY=246,032
▶XRP/JPY=50.646

▷BTC :[4時間足]3,200,000を越えることができれば、次は3,250,000を越えることができるか。その次の抵抗線は3,300,000付近。
[1時間足]3,150,000に支持線あり、3,200,000付近も意識すべき価格帯になる。
[15分足] 昨日21:30の上昇後3,220,000付近で下落、早朝4:00より再度上昇、同じ抵抗線で下落している。

▷ETH : [1時間足]昨日21:30の上昇後、245,000で反転して下落、240,000の支持線で反転して上昇、そして250,000付近で下落に転じている。
[5分足]上昇トレンド、次の抵抗線は248,000付近。

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202208111130時点

▶BTC=3,235,938円
▶ETH=248,706円
▶XRP=50.697円

▷BTC :[15分足]やや下落中。支持線は3,220,000付近。
このラインで202208110630時点と、202208102215の時点で反転下落しており、このラインの抵抗力は強そう。
[日足]アセンディングトライアングル形成中。
もうひとつ大きな上昇材料があれば、長期的に400,000を目指す流れもあり得る。
仮想通貨のレートに影響を与えるニュースは米国発信のものが多いので、各種メディアを日頃からチェックしておきたい。

▷ETH :[日足]上昇トレンド。2022年6月の下落開始前の価格をほぼ回復。
6月上旬の下落は、4月4日09:00時点からの下落の過程で起きたもので、6月上旬下落前250,000を越えていくなら、次は400,000付近を目指す流れになってもおかしくはない。
ただ長期で見ればまだ下落トレンドの最中であり、仮に上に向かうとしても段階を踏んで上昇していく展開になると思われる。
250,000越えからは直近で参照できる価格帯がないため、同じレンジで推移していた2022年5月12日 - 2022年6月9日付近の、285,000 - 232,000の価格帯の中で確認できるサポート/レジスタンスを参照したい。
[1時間足]255,000付近まで上昇するも反転下落中。
250,000に抵抗線あり、ただ直近で250,000を越えていくような継続した強い上昇波が生じるかはやや疑問。

(上記の記述は実際の仮想通貨および金融商品の取引を促すものではありません。)

■20220810(Wed)2130発表の経済指標「米国CPI」と主要仮想通貨との関連について


 昨日21:30、米国雇用統計などと並んで重要度の高い『7月消費者物価指数』が発表されました。
 その発表に関して、為替相場だけではなく仮想通貨の相場においても大きな値動きが確認できたので、その結果をまとめておきます。

◇米国7月消費者物価指数(CPI)
〈前月比〉[結果]±0.0% [予想]+0.2% [前回] +1.3%
[予想との差]-0.2%

◇米国消費者物価指数(CPIコア指数)
〈前年同月比〉[結果]+5.9% , [予想]+6.1% , [前回]+5.9%
[予想との差]-0.2%
〈前月比〉[結果]+0.3% , [予想]+0.5% , [前回]+0.7%
[予想との差]-0.2%

 7月CPIの数値は予想を下回る結果となりました。
 日本国の総務省統計局のCPIの定義を確認すると、「全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの」と定義されており、予想に対してマイナスの結果となったものの、米国の物価そのものは前月および前年対比で上昇しているようです。
 同ウェブサイトを確認すると、CPIは「家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもの」という説明もあり、上記の仮定にもとづくなら、〝全世帯の収入における消費の割合が高くなった〟といえます。

◇米CPI結果を受けた仮想通貨の価格推移

▷BTC/JPY : 3,120,000→3,200,000付近まで上昇中
▷ETH/JPY : 230,000→244,000付近まで上昇中
▷XRP/JPY : 49.3→50.190付近まで上昇中

 上記の価格変動を確認すると、米CPIに関しては「事前に発表された予想数値を下回ると、円建ての仮想通貨に関しては価格が上昇する」という仮説を立てることができます。
 ただ、指標発表の予想に対して、実際の結果の予想差を分析・予測することは非常に困難であることは確かで、個人で取引をする場合は指標発表前後のトレードは〝基本的に避けた方が良い〟といわれています。
 信頼できる情報ルートがある場合を除き、指標発表前後1~2時間はトレードを休止してその後の展開を分析する方がベターだと考えています。

◇米CPI結果を受けた米国債利回りの数値

▷米国5年債利回り: 2.990→2.8177まで下落
▷米国10年債利回り : 2.793→2.699まで下落
▷米国30年債利回り : 3.049→2.949まで下落

 米CPIの予想を下回る結果の発表によって、各種米国債利回りが低下しました。
 これに関しては、米国経済指標などの影響をうけて〝米国債利回り〟が下落すると〝円建て仮想通貨〟の価格が上昇する、という仮説が成り立ちそうです。
 ただ、各国の経済状況や経済指標発表の時期、経済指標の種類によって数値変動の幅には差が生まれてくるはずなので、その点についても最重要指標に関してはなるべく検証を加えていきたい、と考えています。

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